ものは、幸福感を下げるものです。
例え好きな仕事であっても・・・
交通誘導警備のように、現場がある程度
変わって、組む隊員も変わる現場では
あまりないかもしれません。
ただ現場監督が変な人だと、息苦しい
かも知れません。過去の記事ですが
「ブチ切れ現場監督」を参照下さい。
問題は施設警備で、防災センターや警備の
詰所といった狭い空間を長時間共有します。
ここで働く仲間に恵まれないと、仕事が
好きであっても嫌になります。
この辺が警備に限らず宮仕えのつらい所で、
上司や同僚を選べない不自由さがあります。
不自由だけならまだしも、精神に障害を
持ったような隊員に出くわすと致命的。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のC社では、モラルハラスメントを憚らない
自己愛的人格障害の隊員にやられました。
僕はこういったプロセスを経て、警備という
仕事がいやになっていきました。
もっと言えば、警備業界の体質が嫌になって
いったのです。
僕は警備の仕事は大好きでした。危機を
未然に防ぐ醍醐味や、それを仕事として
理解してくれるクライアントの存在。
カテゴリ「施設警備〜市役所葛藤編」の
頃です。仕事で幸福感を得るには第三者
から認めてもらうのが手っ取り早い。
上記の頃は、決して待遇的には恵まれて
いませんでしたが、失った自己肯定感を
取り戻す事ができたのです。
警備業界が嫌になって、気づいたのは
何の仕事をするかよりも、誰と仕事を
するかの方が重要なこと。
待遇ももちろん大事ですが、自分をdis
れられてばかりでは、面白くない。
逆に言えば、警備隊が仲良く上手く行って
いるなら、それは幸福な職場なのです。
もちろん仲良くできれば理想なのですが、
警備の場合は労務管理との相関があります。
仲良くしたいのは山々だけれども、シフト
などで汲々として、少ないパイや既得権益
の奪い合い(権力闘争)になりやすい。
隊員同士の負荷が不平等だと、これも不満
の火種に。あいつはあれをしてない、これも
してないと隊員間であら捜しが始まります。
仕事をしない隊員ほど得をする職場は最低。
こうした経験を経て、僕ははたかが警備じゃ
ないか、と思うようになりました。
身を粉にして打ち込む価値までは無い。
搾取されるだけ。警備なんて足腰元気なら
歳を取ってもできるじゃないか。
今しかできないような仕事を捜そう。
今が一番若いのだから、と考えました。
人間関係に行き詰まり、息苦しい職場を
嫌になるのも、ターニングポイントで
あったと回想します。
もう二度とこんな目に合うのはごめんだ、
といった心の叫びが、転職の原動力になる
事もあるのです。
この叫びが、戦略的な行動に裏打ちされ
運も呼び込む時、転職は上手く行きます。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image