新規現場を立ち上げたりすれば、称賛の
声を頂く時があります。
「この人はよくやっている」
「現場に必要な人だ」
「君には期待している」
主に上司からいただくこの称賛、手放し
で喜んでいいのいでしょうか?たまに
クライアント側からもいただきますが。
俺は警備で使える、この意識はいいこと
です。自己肯定感も上がります。
警備員からの転職を行う際にも、成功体験
として、武器になります。
僕が勧めるのは、このお褒めの言葉を
もらうようになったら、警備以外の仕事も
模索してはどうでしょうか。
というのも使う側の意図を考ると、評価する
文言を発するのは戦略があるからです。
このまま警備業界に捕縛したい、と。
検定資格→指導教育責任者の資格を取り、
ゆくゆくは事務所に上がり管制や管理職に。
こういったエサをぶら下げてくる上司も
います。
本人はひたすら一生懸命に業務をこなし、
無理難題や過酷なシフトにも応じます。
その延長上に一体何があるのか。
僅かな称賛による自己肯定感に乗せられ、
搾取されてはいないか。
こうやって俺は警備以外に自己実現の
場所はないと思わせる戦略かもしれません。
こうして歳を取れば、気づいた時には転職
すら厳しい年齢になっていた。
極端な話、僕が思うに警備員は誰でもいい
のです。たまたま使えそうな人材があなた
だった。
少しの称賛や、裁量の権限を与えれば身を
粉にして働いてくれるだろう。
こうした使う側の捕縛戦略にハマってしまう
と、年金をもらうような年齢になって後悔
しやしないか?
実際上記の様な立場で、警備に貢献して来た
ベテランの後悔を聞いたりしました。
少なくとも上司から(建前でも)称賛される
隊員は、縁があれば警備以外の仕事でも勤まる
人材なのです。(適性は考慮する必要あり)
他の仕事に逃げられない為に使う方便かも
知れません。
いや違う、警備は自分の天職だ。
このまま従事するんだ、という人もいる
でしょう。
もちろん個人個人の生き方ですから、
余計なお世話をすることはありません。
ここで大事な事は、上司が信頼できるか
という事です。自分を評価してくれる上司や
会社に人生を預けても良いか。
信頼できるなら、このまま活躍して会社や
業界の発展に貢献して欲しいものです。
相応のキャリアパスもあるでしょう。
問題は、そうでなかった場合。
上司の言う事に今一つ信頼がおけない、
違和感を感じたら警戒したほうがいい。
特に一族経営の中小企業では、いざという
時の外様社員の扱いは厳しいものです。
警備以外の選択肢「プランB」を模索して
おくのも、危機管理ではないでしょうか。
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