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2024年01月07日

2023年の映画感想(17)★『君たちはどう生きるか (2023)』

2023年の映画感想(17)★

『君たちはどう生きるか (2023)』

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<個人的な評価:10点中8点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり



前から気になってた映画、ようやく観れた。かなりの批評もある映画だけど、私はけっこう好きだったな。
もっと別のタイトルでも良かったと思うが...
そもそも、このタイトルは、視聴者への問いかけのように聞こえるが、私は問いかけられてるような感じはしなかった。思想の押し付けもないし。純粋に主人公の少年のファンタジー世界を通しての成長物語として見た。『君たちはどう生きるか』ってのは、少年の母親からの少年への問いかけではないかな。

まあ、もっと哲学的な解釈もあるんだけど、そんな小難しい事は考えず、単に、私はファンタジー映画として見たよ。XxxHOLICの真夏ノ夜ノ夢に出てた屋敷を思い出させるような、ウィンチェスター・ミステリー・ハウスを連想させるような、大きな大きな屋敷。
主人公の家も、巨大な和風の屋敷かと思ったら、その敷地内に、かわいらしい洋館が建ってたり、大きな池や森があったり、謎の塔があったり、かなり摩訶不思議でデカかったけど、別世界の城のような場所も、すごい不思議だった。こういった不思議な建造物に、私は元々興味があるので、それだけでも、この世界観に魅入ってしまった

『君たちはどう生きるか』の英語タイトルは『 The Boy and the Heron』だが、英語の方が、わかりやすくって、しっくりくる笑少年とアオサギ

今作は、宮ア駿脚本・監督による冒険活劇ファンタジーで、宮アの脚本・監督による長編作品では2013年公開の『風立ちぬ』以来10年ぶりとなった。

本作は公開前および公開後も一時期に限り一切情報を明かさず、予告編及びテレビCMを制作しないトップシークレット手法を取っていたことで知られる。また、『魔女の宅急便』以降制作に携わっていた日本テレビやディズニーなどが本作では関与せず、かつ2023年10月6日に日本テレビホールディングスの子会社となる前のスタジオジブリ作品では唯一となる単独出資映画となったらしい。
ディズニーが、手を出してこないのは幸いだね。あのカルト団体が手を出したら、変な思想の押し付け映画になるからね。


あらすじ:

主人公・眞人は、裕福な家の坊ちゃん。実母は病院で入院中。
太平洋戦争が始まってから3年目に、母が入院してた病院は、火災になって、眞人は実母・ヒサコを失う。
軍需工場の経営者である父親の勝一はヒサコの妹、夏子と再婚。眞人は母方の実家へ工場とともに疎開する。母方の実家は、かなりお金持ちで、広大な屋敷がある。

妻の死後、妻の姉妹と再婚するのは、昔ではよくある話。子供にとっても赤の他人が継母になるより、血が繋がった叔母が母親になった方が良いというのもあるし、男性も女性も、結婚しないといけない時代だったから、未婚の姉妹がいると、姉が死んだ場合は、その夫が、未婚の姉妹と結婚する事も、そう珍しくはないが...
しかし、眞人の場合はどうだろう。あまりにも、結婚のタイミングと継母・夏子の妊娠が早くて、もしかして、母が生きてた時から不倫してた?という疑惑もあったが、もしかして、母は先が長くないので、自分に何かあった場合は、夫と息子をよろしく...と妹の夏子に伝えてたかもしれない。(←むしろ、最後まで見た感想としては、こっちの線が濃厚だ)。眞人が怪我をした時に、夏子は責任を感じて、姉に申し訳ない!と嘆いてたのも、姉に託された息子だから大切に育てたいという想いがあったのかも。

さて、疎開先の屋敷の近くには覗き屋の青サギが住む塔が建っていた。この塔を不思議に思った眞人は土砂で半ば埋もれている入り口から入ろうとするが、屋敷に仕えるばあやたちに制止される。その晩、眞人は夏子から塔は、大伯父によって建てられ、その後大伯父は塔の中で忽然と姿を消したこと、大水が出たときに塔と母屋をつなぐ通路が落ちて迷路のようなトンネルが見つかり、危なかったので夏子の父親(眞人の祖父)によって入り口が埋め立てられたことを告げられる。


この映画は、長く途中でウトウトした場面もあったけど、大きくわけて、6つの章がある。

1章: 現実世界における塔との出会い

2章: 下の世界との遭遇 

3章: 少年と青サギ、夏子を探す旅 

4章: 大伯父との邂逅 

5章: 「下の世界」からの脱出 

6章: 現実世界への帰還


最後、「下の世界」の崩壊により避難してきたインコたちやペリカンたちも眞人たちの現実世界に出現し、塔はすべて崩壊。青サギに「まだ向こうのことを覚えてんですかい」と問われた眞人は、ポケットの中のキリコの人形や、大伯父のもとへ向かう際に積み木の丘で拾った石に気付く。青サギはその記憶もじきに忘れると言い、眞人の前から姿を消していく。

ようやく日本は終戦を迎える。無事に、夏子も出産をして、眞人にも弟が出来た。
終戦から2年が経って一家は疎開先から東京へ戻ることになり、玄関先で待つ一家の呼び声で、身支度を済ませた眞人は自室から出ていく。


眞人は、継母の夏子を母親として受け入れているようで、家族4人でハッピーエンド。

他の感想をみると、小難しい哲学的な解釈もあるだろうけど、私からみれば、少年が下の世界を通して、成長して、現実を受け入れて、前に進み、生き残った残された家族と共にしっかり新しい未来を生きる物語だった。

ファンタジーな世界観が好きなので、けっこう気に入った。



『変な家(1)』を読んでみた

『変な家(1)』

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2巻は読んだが実は1巻をまだ読んでなかったので買って読んでみたら、いっきに読み終わった。
全てが繋がっている。そして真実は!?
かなり面白かった。

あの夫婦が愛情をもって、悲劇な運命をもった子に接していたのが切ない。
今回のストーリーも、独特な風習やカルト宗教に関する事。
その宗教が生まれたキッカケが、ほんと憎たらしい人間の業ってやつ。
ノロイ、祟り。うーん。
生きている人間が一番怖いし、生きている人間が作り出したものだった。

それにしても、一夫多妻だとしても、大体、第二番目の妻ってのが、悪女で根性腐ってるパターンが多い。
一夫多妻じゃなかったら、ただの不倫略奪の愛人だし。
そもそも、人の夫と関係をもとうとする時点で、性根が腐ってるんだよ。クソフェミは毎回、不倫は男のせいっていって、女側には判断能力がないように庇うが(クソフェミに不倫女や売春婦が多いという事実もある)、女側にはバリバリ判断能力あるわ。ある意味、男より狡猾で卑怯で傲慢だわ。
人の夫と関係をもつ時点で、そもそも人間のクズなんだよね。
しかし、第三夫人、第四夫人となると、さすがに、一夫多妻や、愛人多数というシステムを知った上で、嫁にきているから、もちろん中には腐ってる根性の人もいるが、第二夫人と比べると、大人しいというか、むしろ、第二夫人に、いじめられる立場になってしまうだろうね。
今回のストーリーも、魔女のような第二夫人側の縁者によって、引き起こされた悲劇。
たくさんの妻を娶ったが、妻をコントロールできなくなって、妻同士で争いが。
それを止める事もできない、やっぱり、結局は、女より弱い男。情けない男だった。
そして、そんな一夫多妻の情けない男も、妾の子。
きっと、母親も股が緩く、狡猾で卑怯でろくな奴じゃないんだろうな。
そもそもの元凶が、この妾の子だったからね。
そして、そいつが自分で勝手に作り出した一夫多妻制なのに、妻たちをコントロールできなくなって、子供が犠牲になる。
(第二夫人が、正妻の子供や他の子供を、卑怯で狡猾な方法で、どんどん殺害していく)

子供たちが可哀想だわ。
変な家(2)でも、変なカルト宗教の犠牲になったのは子供達で、やっぱり子供たちが一番の被害者だな。


間取りか。私の祖父(母方)の古い家も、隠し部屋や変な通路はあったが、デカすぎて間取りなんかうまく把握してない。自分たちが遊びにいったときに泊まってた一角や、玄関やリビングなどは覚えているけど。
でも、寝室の数も、20以上はあるし、トイレも10以上はあるし、具体的な部屋の数は覚えてない。
不気味な家、お化け屋敷と、母は言ってたけど、幼い私からしたら、ファンタジーでけっこう好きだったけどね。よく兄弟や従兄弟たちで、かくれんぼしてた。

ちなみに、日本では、トイレや浴室はシェアする習慣だが、海外では、シェアする習慣はないので、寝室にバストイレがあるのは普通。向こうにある私の親のマンションも、寝室それぞれにバス・トイレがある。
だから、家族といえど、バストイレをシェアする習慣がないから、赤の他人と同じ風呂に入る日本の銭湯文化は、私は受けいられない。心が女の男性が女湯に入る入らないとかのLGBT問題で、日本は話題になってるが、私からすれば、家族の裸ですら見ないのに、赤の他人の裸なんか、男女関係なく、見たくないわ。もちろん、こっちも見られたくない。同じ女性だから別にいいとか一切思わない。どうしても選べっていうなら、気心のしれた男友達(清潔な人限定)と一緒に温泉に入る方が、赤の他人の女と同じ風呂に入るより何倍もいい。どこの馬の骨かもわからない、売春婦かもわからない、変な病気もってるかもしれない不潔かもしれない女だよ。所詮、他人は他人。友達や家族以外の人間への警戒感(&人によっては嫌悪感)があるので、同性とか関係ないな。

父方の祖父の家は日本で田舎だったが、そこも広かった。私は、その家の方が不気味だったな。
和風の家と、増築された洋館が一緒になってる屋敷で、ちぐはぐ感を今でも覚えている。
XxxHOLICの真夏ノ夜ノ夢に出てた屋敷を見た時は、祖父の家!と思いだしたものだ。軋む廊下が不気味だった。
しかし、どんなにひろくても、やっぱり日本で、バス・トイレは寝室になかったし、浴室は1か所しかなかった。こんなにデカい家なのに、浴室が1つしかないとか不便じゃんと子供ながらに思ってたし、夜中に寝室を出て、長い廊下を歩いてトイレに行くのも、怖かった。
寝室にシャワー&トイレがあるのが当たり前の環境で育ったから、その日本にある父方の実家は、広くても不気味で不便だった。

たぶん、私だけじゃなく、沢山の人が、祖父祖母の家を不気味や不思議と感じた経験はあるのではないかな?
今はマンションも増えて、間取りとか、わかりやすくって、シンプルになってきたけど、昔は、一軒家がほとんどだったし、個性が出てたなと思う。



2023年12月31日

『変な家(2)』を読んでみた

『変な家(2)』

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これは面白かった。
それぞれのエピソードが繋がってて、かなり複雑で壮大なミステリー。
伏線の散らばり方がおもしろい。

ミステリーを面白くする、どんでん返しもある。
そして、裏ボスの裏ボスがいて、これも闇が深く面白い。
まあ、あれは怪しいなとは思ってたけどね。

このストーリーの元凶は、不倫なんだけど、そこらへんにあるドロドロ不倫ドラマの愛憎物語ではなく、弱みを刺激され、カルト宗教にのめりこんでしまう思考停止した大人達、そして一番の被害者は常に子供達...ってのが、リアルだし悲しいが、ストーリーとしては実に面白い。

私にとって、自分の家は聖域だから、変な宗教に支配されたくないがな。
そりゃ、風水や縁起とかは、けっこう気にするけど、この本に出てきた、間取り図は、実に奇妙で住みにくいし、デカい家だとしても、住みたくない!と思ってしまう不気味さがある。
例えば、寝室が玄関の目の前も絶対イヤだし、ベッドの位置も不自然だし、トイレに向いているのも気持ち悪い...と思って読んでたが、その私が感じた不自然さも、ぜんぶ、伏線で繋がってたのが面白い。

2023年12月30日

『Burning Betrayal (2023)』★Movies & TV series 2023 (106)★

『Burning Betrayal (2023)』

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<個人的な評価:10点中6.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり。



Netflix 作品。ブラジル?スペイン?だかの作品らしい。アメリカにいる親友に教えてもらった作品でアメリカでは人気らしいので週末の暇つぶしに観た。(そりゃアメリカは、不細工カップルか、よくわからんポリコレLGbTカップルのもんばっかり作ってるから、こういう海外産のは久々って感じでウケるわけだな)
エロシーン多いが、でも、私にとっては、どうでもいいカップルのセックスは濃厚でもマジで改めてどうでもいいなと思った。唯一の救いは美男美女という点。
サスペンス色があるのでストーリーは興味深かったが、最後まで観た結果、もう一ひねり欲しかった。
予想範囲内でつまらん。


5年間付き合ってたフィアンセに、浮気されて、それをキッカケに自分も別の異性にハマるようになるんだけど。んで、そのマルコって判事も、妻子もちだったっていう不倫作品。
うーーーーーーーーん。マルコ、やっぱりクズじゃん。不倫を正当化しようとしているが、妻とはキッチリ別れてないので、まだ妻なわけだよね。そんな男とくっつく主人公もどうかと思うんだが?
確かに、マルコの妻は精神的に病んでたし、マルコも妻の為に努力したかもしれないけど、それで病状がよくならなかったら、別れるって、人としてどうなん?確かに、娘の命を危険にさらせないためにという口実を作って妻と別れたけどさ。ぶっちゃけ、自分が介護に疲れたからだよね。
最近の結婚って、楽しい時だけは愛して、それで片方が病気かなにかで辛くなったら愛がなくなるパターンが多くて、それですぐに離婚。私はそういう現代的なすぐに離婚する風潮は嫌い。
病むときも一緒に、永遠に一緒にって覚悟じゃないなら結婚するなよ。
そんな覚悟がないなら、事実婚だけで割り切った方がいいだろ。

そういう意味では、結婚前に、フィアンセの浮気を知って、別れた主人公は正解だな。
だが、新しい恋人のマルコも、そんなに誠実ではなさそうだけどね。
つか、元妻どうなるの??
子供の親権も奪われてさ。
精神病院に入院させたの??
この主人公とマルコの事より、元妻のメンタルヘルスと今後が気になる。

主人公も好きになれないわ。

そしてサスペンスの方だけど、本当に、もう一ひねりほしかった。
実は裏で、マルコが全部操ってたとか、マルコが実はマフィアのボスだったとか裏の顔があるのかと思ったけど、拍子抜けだった。



『オクス駅お化け (2023)』★Movies & TV series 2023(105)★

『オクス駅お化け (2023)』

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<個人的な評価:10点中6.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり。



このホラーのあらすじ。

ある日、オクス駅地下にある廃駅のホームから降りたテホという男が、線路上で棒立ちになったまま回送電車に轢かれて死亡する。女性記者ナヨンナヨンは駅で働くウウォンと共に、自殺に見える人身事故を記事化しようと調査を開始した。テホが轢かれる瞬間の映像を監視カメラの記録から手に入れたウウォンは、ホームの下に子供がいたとナヨンに話す。ウウォンひとりの証言では信憑性がないと思ったナヨンは、霊感の強い父を持つ湯灌師のヨムからも、事故の直後にホームの真下で子供を目撃した話を聞く。ヨムが名前を尋ねたその男児は、4桁の番号が書かれたタグを無言で示したという。

捜査が進むにつれて浮かび上がってくる不穏な事実。

変死した遺体の腕や身体に残っている爪痕の傷、4桁の番号、児童養護施設、井戸、子供、そしてオクス駅。これらを繋ぐ謎とは............


観た感想としては...
中々怖かったが、終盤の呪いや呪いを移す方法が薄っぺらなかったな〜と個人的に感じる。
臓器売買のために売られた子供たち、隠蔽のために井戸の生き埋めにされた子供たち。
とんでもない残酷な話で、子供たちの怨霊が成仏できないのはわかるんだけど、なぜ、あの兄妹だけ優遇されて助けられたのかイマイチ理由がわからない。妹はともかく、兄ははじめから生き埋めにされなかったし、なぜだろう。その兄が、必死に説得したおかげで妹も助かったみたいだけど。なぜあの兄妹だけ特別に優遇されたのか?他の生き埋めになった子供たちが可哀想。

主人公の女性記者ナヨン、この女優、苦手なんだよね。顔が苦手。演じているキャラも苦手。
前に観たドラマでも、すっごいムカつくキャラをしてたけど、今作でも微妙だった。
最後の顔も、なんかムカつく。
韓国と日本の合併映画っていうけど、日本の俳優は出てないよね?
出てたとしても気づかなかった。

傑作とは言えないけど、ホラーとしての出来は、まあまあ。悪くはないと思う。



『鵜頭川村事件 (2022)』★Movies & TV series 2023(104)★

『鵜頭川村事件 (2022)』

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<個人的な評価:10点中5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり。



閉鎖的な日本の村のカルト宗教という名の人間の薄汚い欲の物語。
うーん、もっとホラー色なのを期待してたけど、残念。
ダークな展開で、いまいち、スッキリしないが、村の次世代の若者たちは幸せになってほしいなと思う。

結婚相手の過去って、ちゃんと知る事が大切だよな。
主人公の医者は、とんでもない女を嫁にもらってしまったな。その女がとんでもないっていうより、育ってきた環境と過去の出来事が原因だけど。とはいえ、私なら、こんなヤバイ村からきた人とは結婚したくないね。

私も彼も同じ環境で、高校の頃から知っているし、お互いの家族の事も知っているからこそ、安心して一緒になったんだよね。恋愛と結婚は違うからね。






『CLOSE (2023)』★Movies & TV series 2023(103)★

『CLOSE (2023)』

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<個人的な評価:10点中6 点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり。




前から気になってた作品。配信で観た。
美少年2人に惹かれて、どんな展開になるか知らずに観た。
ブロマンスな作品を期待してたんだが、予想とちょっと違った。
観て後悔したとまでは思わないけど、鬱な気分になった。
「自殺」がテーマのひとつで、作中では、一番重要で悲劇的なイベント。

レミはそこまで追い詰められていたのか...
思春期にさしかかる幼い少年たちの心の変化を描いているから、論理的には説明できないよね。

客観的視点からみると、レオ酷い!!と思うし、本当に親友??とも思うし、でも、小学校から中学にあがったばかりの子供には、「親友」とは、けっこう曖昧なあやふやな事。
二人が幼馴染だったのは事実だけど、明らかに、私と私の親友のような関係性ではない。
の年頃の子供にとっては、「親友=いつも一緒にいる一番遊んでいる幼馴染!」なんだろうけど、ある程度、大人になっていくと、親友というのは、少なくとも私にとっては「親友=離れていても価値観を共有していて、お互いの経験や性格や家族などを、昔から深く知っていて、就職にしろ恋愛にしろ人生にしろ、困った時には、離れていても、助けてくれて、いつ再開しても、楽しく安心して一緒に同じ空間を過ごせる人」
実際に、私は離れていても、親友には、就職でも助けてもらった。
けど、あの年ごろの、レミとレオは、まだ子供だからな。
いつも、レオと一緒にいたいレミも、気持ちはわかるけど、まわりを見えてない。レオの気持ちを考えてないし。
レオも、ゲイと思われたくないからレミと距離をとりたがる気持ちはわかるが、親友や幼馴染なら、その悩みをレミに相談しろよ!って思ってしまう。
レオのレミに対するコミュ能力の低さには、怒りさえ感じてしまう。
あれでは、ただ、避けているようにみえるだけだ。


しかし、だからといって、自殺するような事か??????
とどうしても考えてしまう。
しかし、自殺する人の気持ちは、私にはわからない。

両親にも愛されてたし、楽器の演奏という趣味や特技もあったし、学校でイジメられてたわけでもないし。
レオに避けられて、親友と思ってたレオとの関係が薄くなって変わっていく理由だけで、自殺するのか?

しかし、レミの気持ちの変化は、あまり描写されてなかったから、物足りない。
彼が、まぜそこまで思い悩んでたのか。
元々、繊細で傷つきやすい子だったのかもしれない。
レオの冷たさが引き金だろうけど、それ以外にも、彼は悩みがあったのかもしれない。

もしかして、レミは自分のセクシャリティーに悩んでたかもしれない。
もしかして、レミは、レオを異性として好きになってしまったのかもしれない。
でも、レオはゲイではないから、それを知って、ショックだったのかもしれない。
レミの心はレミにしかわからないよな。
母親もわからない。

でも、最後、母親が、レオを責めるのではなく、レオを抱きしめたのが、唯一の救いというか、母親も察してたんだろうなと思う。


ちなみに、アメリカ人も好きな(この映画はフランス映画だけど)、みんなで椅子を囲んで、心の内を話しましょう!って教育が、私は大っ嫌い。あれで救われる生徒もいるかもしれないが、私は救われない。
皆の前で、自分の心の内をさらけ出すなんて、裸になるも同然で、公開処刑だ。
私は自分の心の内は、親しい家族と恋人と親友にしか、話さない。
だから、仮にああいう場になっても、その場しのぎのてきとーな事を言うだろう。





2023年12月24日

『Elf (2003)』★Movies & TV series 2023(102)★

『Elf (2003)』

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<個人的な評価:10点中10 点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり。



20年前の作品は、やっぱり最高に面白い作品が多いな。笑いあり涙ありのハートフルストーリー。
クリスマスにピッタリの映画だ
起承転結が全て、私好みで、最高で心が温まる。

エルフに育てられた人間が、実の父親を捜す為に、ニューヨークに行くお話。
子供が父親捜しに出かけるんじゃなく、30のオッサンが、父親捜しに出かけるのが、シュールすぎる。
急に、変なオッサンが、息子でーす!って言ってきたら、ビビるわ笑。そのシュールな感じが面白い。
50代ぐらいの仕事人間の父親。でも根は良い人。
継母がすごく優しい人で、20歳ぐらいは歳が離れている弟もなんだかんだ凄く良い奴で、素敵な家族。
忘れてしまったクリスマスの心を取り戻したね。
本当のお母さんは、とっくの昔に既に亡くなっているけど、新しい家族ができたのが素敵だ。
全てが終わったあとも、時々、エルフの国に郷帰りして、育ての父親に会いに行っているのが素敵。

それにしても、Buddy、勝ち組すぎる笑。
人間界にやってきて、すぐに、あんなに可愛いくて良い子な彼女ができるなんて。
最後は結婚もして子供もできて、すごくハッピーエンドだ。

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プロフィール
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★Layla★
はじめまして。このサイトは、自己満足目的の気まぐれなブログです。英語NATIVE、日本語検定1級、バイリンガル。日本在住12年のアメリカ人。(日系 1/2、華人 1/4、ポルトガル系1/8、イギリス系1/8 の混血) 日本在住12年目。1年のうち、25%は出張か実家か旅行で海外。ブログは趣味記録&日本語上達の為に開設。自己満足ブログですので自分の書きたい事を素直に書いてます。辛口の時もあります。好きな事を書いているだけなので文法も誤字もチェックしてません。 私は多趣味です。グルメ、読書、旅行、スポーツ、謎解き&リアル脱出ゲーム、映画やドラマ観賞、漫画、ゴシックファンタジー等が大好き。スポーツは特に水泳とバスケットボールが好き。尊敬する人は、英国のエリザベス女王&フィリップ殿下、両親、兄、弟、彼、親友。 ブログでは、旅先の事、美味しい食べ物の事、リアル脱出ゲーム、漫画、本、ドラマや映画の事などランダムに書いています。 漫画に関しては、アニメ派とコミック派にはネタバレなので自己責任で!ワンピースに関しては最近は貯めてからいっきに読んで感想を書く事が多いです。 映画やドラマ感想も全部ネタバレあるので、自己責任で。観てない人は要注意!! ワンピース以外にも『ハンターxハンター』など色々な漫画を読んでいます(少年漫画メイン)。 欧米のドラマや映画もよく観ます。ジャンルは色々観ます。 『GAME OF THRONES』が大好きです。 Lannister家の双子、Cersei & Jaime を愛しています。 『GOSSIP GIRL』も好きで特に、Blair Waldorf & Nate Archibald が大好き。Blair関連のカップルも、全部好き。(Chuck, Prince Louis, Dan ) Twitter : @golden8twins
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