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2023年09月26日

『John Wick: Chapter 2 (2017)』★Movies & TV series 2023(81)★

『John Wick: Chapter 2 (2017)』

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<個人的な評価:10点中8.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり



面白い!!渋い!!前回に続き、今回も無双のおじさん、ジョン・ウィック!!
家を爆破されちゃ、たまらないな。あのサンティーノ・ダントニオってやつ、ムカつくから、もっとじっくり殺すのかと思ったら、ジョン・ウィックは仕事が早いので、拷問とかには興味なく、アッサリ最後、殺しちゃったな。ホテル内で殺人を犯していけないという掟を破ったけど。

今作の舞台は、NY&Rome。
前作から5日後。アブラム・タラソフのアジトから愛車を取り戻したジョン・ウィックは、かつての借り(「誓印」)があるイタリア系犯罪組織カモッラの幹部サンティーノ・ダントニオから暗殺の依頼を受ける。今度こその引退を決意していたジョンは断るが、その代償として亡き妻との想い出が残る家が爆破される!
ジョンは、ウィンストンの助力を得ようとするも、誓印の掟は絶対だとし、サンティーノの依頼を受けることを勧める。諦めたジョンは、サンティーノより父の跡を継いだ実の姉ジアナの抹殺を要求される
この時点で、サンティーノがクソって大体わかるね。まあ人の家を爆破している時点でクソだけど。

サンティーノの姉ジアナは、ジョンの旧友。それでも殺すのか!?ジョン、どうするんだろうとワクワクしながら観てが、仕事が早いジョンは、早速ローマへ。
ローマで、世界各地の犯罪組織たちを束ねる「主席連合」に就任しようとしているジアナを殺そうとする
しかし、ジアナは、ジョンを見た瞬間に、自分の運命を悟り、なんと自殺をするのだった!!!!
死んだのを確認してから、自分が仕事をしたという事を残したいのか、彼女の頭にも銃をぶち込む。
ジアナも、渋すぎる!!!
それぐらい逃げ道はないし、ジョンは仕事を絶対にこなすと思ったから、あえて、自死を選んだんだろう。

ジアナの護衛カシアンに、追いかけられ、地下墓地へ逃げ込んだジョンは、今度は口封じを狙うサンティーノの部下アレス率いる一団に襲われる。いや、本当にクソだな、サンティーノ!!!
アレスを振り切り再度カシアンと殺し合うジョンは、偶然コンチネンタル・ホテルに飛び込み停戦状態となる。そしてバーでカシアンと再戦を誓いあったジョンはローマを後にする。
このバーのシーンがかっこよかったな。
暗殺者やマフィアにも掟はある。
なんだか、この世界観って、Hunter X Hunter みたいだ。Hunter X Hunter のヨークシンシティ編を思い出す。
コンチネンタル・ホテル・ローマも、素敵だし、NYのとは違うゴシックさがあるね。
NYのコンチネンタルも、最高にクールだけど。

その後、サンティーノはジョンに700万ドルの賞金を掛け、ニューヨーク中の殺し屋に公示する。いや〜、殺し屋が多すぎる!!!!笑。Hunter X Hunter のゾルディック一族もいそう笑。
殺されるのを待つわけにもいかないジョンは、逆にサンティーノを狙いニューヨークへ戻ってくる。
ジョンは、次々と殺し屋らに命を狙われるが返り討ちにしていく。
その中に、スモウがいたよね笑。
もう、John Wickの世界観って、漫画だよね笑。

ジョンは、カシアンと、地下鉄での死闘の果てにジョンが勝利
カシアン、好きだったな。残念。

ジョンは主席連合には属さないニューヨーク地下犯罪組織の王であるバワリー・キングを頼る。
ジョンはキングにサンティーノを殺す利益を説き、キングは一丁の拳銃と弾丸7発、そしてサンティーノの居場所の情報をジョンに与える。

美術館へ乗り込んだジョンは、迎撃に現れたサンティーノの部下達を葬っていく!!
美術館を脱したサンティーノはコンチネンタル・ホテルに逃げ込み、ホテル内では殺しをしてはいけない掟を盾にジョンを挑発する。しかし、ウィンストンが止めようとする中、ジョンは躊躇なくサンティーノを射殺する。

ついに、掟を破ってしまったジョン。
ウィンストンはジョンが主席連合によって世界中の殺し屋から命を狙われること、掟を破ったためにコンチネンタルのサービスを今後利用できなくなることを伝える
そして長年の友情に対する餞別として聖印を渡し、暗殺指令を1時間差し止めるのでその間に逃げろという。ジョンは誰が殺し屋かもわからない雑踏の中を愛犬と共に走り去る。

ウィンストンのキャラも好きだな。
それにしても、ニューヨーク、殺し屋が多すぎるでしょ笑。
でも、この無茶な世界観が、ファンタジー&リアルを混ぜ合わせた感じで、漫画チックで、面白い。

2023年09月24日

『John Wick (2014)』★Movies & TV series 2023(80)★

『John Wick (2014)』

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<個人的な評価:10点中8点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり



最近亡くなった妻からの最後の贈り物である子犬を殺したロシアンマフィアたちに復讐するために引退から復帰した凄腕の殺し屋John Wickの復讐劇。

私はアクション映画が苦手だから避けてたが、相方がこれすごく好きで、最近、Chapter 4が、話題になっているので、私も釣られて、Chapter 1から観てみたら、思ったより、面白く爽快だった

John Wick のキャラが好きだし、徹底的な容赦ない復讐が爽快すぎる!!
復讐の動機が、愛犬の死ってのも最高だし、最後、また犬を連れて帰るの最高に可愛い。

私が犬だったら、命がいくつあっても足りないから、John Wick には飼われたくないがな笑。


つか、殺し屋のあのミズ・パーキンズって女、最初から、とっとと殺せば良かったのに。
他には容赦ないのに、パーキンズって女を、とっとと殺さなかった Johnさんは、実は女には甘い?
とっとと殺せよって思ったし、殺さなかったせいで、被害が増えたしな!!
まあ、あの女は、最後は死んだけど、もっと苦しんで死んでほしかった。

私は普段は、アクション映画は苦手なんだけど、舞台が好みの場合は、けっこう楽しむ事もある。
例えば、Resident Evil (映画版バイオハザード)シリーズは、アクションメインだけど、舞台がハイテクな秘密研究所だったりと、面白かった。
John Wickの舞台も、最高。ニューヨークが舞台で、地下クラブなどが出てきて、煌びやかさとダークさが混ざった、モダン+ネオゴシックな感じがあるのが良い。アクションシーンも、ダラダラしているわけじゃなく、テンポが良い。
ストーリーもわかりやすい。キャストも最高。なにより、製作総指揮も兼ねている、Keanu Reevesが主人公のJohn Wickってのが最高だ。

それにしても、ロシアンマフィアのボスの息子、あいつ、Game of Thronesのあいつじゃん!!!名前忘れたけど、GoTで、Ramseyに、皮をはがされて拷問を受けてた奴!
なんか今回も、キャラが似ているよ笑。

とにかく面白かった。Chapter 2&3も、今週中に配信でみて、近いうちにレイトショーで最新作のChapter 4でも観よう。

2023年09月23日

『Uptown Girls (2003)』★Movies & TV series 2023(79)★

『Uptown Girls (2003)』

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<個人的な評価:10点中8.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり


ニューヨークのマンハッタンが舞台で、登場人物は、お金持ちのお嬢様2人!!
大人になりきれない伝説的ロックスターの娘・モリーは、ある日、父親の遺産を会計士に持ち逃げされてしまう!!親の残した遺産で、自由気ままに生きてきたモリー。急に、日々の生活費にさえ困る身分となったモリーは、生まれて初めての職探しを始める!!そんな彼女が行き着いたのは、生意気でかわいげのない少女・レイのベビーシッターだった。


モリーが大人になりきれない理由が、悲しい。両親の死後、8歳の時から、彼女の時は止まっていたのかもね。あの時の自分と同じ年齢のレイと出会い、モリーは、ようやく大人になる一歩を歩み始めたんだと思う。親や大切な人の急死って、悲しいだけじゃなく、時が止まってしまう感覚なんだろうな。
モリーが、あんな性格になってしまった原因がわかるからこそ、切ない。
それにしても、モリーのまわりの友達も良い人達だね。特に私は、親友のイングリッドが、好き。モリーと性格正反対で、しっかり者。でもモリーを見捨てる事なく、モリーに大人になってほしいと、サポートしつづけてるよね。

レイの父親は最後、死んでしまったか。でも、レイの母親は、ようやく娘と向き合うようになったかな。
最後はハッピーエンド。
あのイケメンのニールも、実際は悪い人ではなく、ちゃんと、モリーの事を考えてたね。
あの最後のコンサートは泣ける。

モリーは、ようやく、自分の才能(ファッションセンス)に目覚めて、デザイナーになるのかな。
なんだかんだで、悪い人がいない映画で、とても心が温まる話だった。
ああ、モリーの財産を持ち逃げした会計士は悪い人だったけどね笑。顔すら出てきてないけど笑。
ただ、それがキッカケで、モリーは、レイと出会い、自分を見つめなおす事ができたから、これも人生の教訓だ。

私も裕福な家庭出身だけど、母は、専業主婦で、子供の教育や育成に熱心にかかわりたいタイプの母親だから、母が旅行やパーティーに出席する時など臨時のナニーはいても、私には付きっ切りのナニーはいなかったな。私が通ってた学校では、まわりの友達は、大体、住み込みナニーや家政婦がいたから。そのあと、スイスやイギリスの田舎のボーディングスクールに転校してった友達も結構いたわ。普段の生活で、親とほとんど関わらない人達が沢山いたよ。共働きならしょうがないけど、父親に愛人がいたり、母親が、専業主婦で働いてないのに、マージャンや買い物に夢中で、子供はナニーや家政婦任せの家庭もあった。私の最初の彼氏がそうだったし(父親は絶賛不倫中だった)。今思うと彼は寂しかったのかな。私の家に、入れびたって、ただ飯を食いまくってたな、私の母親や祖母に甘えてたのかも。まあ、裕福でも、色んな家庭の事情があるからね。親子の在り方に正解はないだろう。
ただ、私は幸運だったのだろうと思う。だって、映画の中のレイみたいな子供時代って、寂しいと思う。

『The Mirror Crack'd (1980)』★Movies & TV series 2023(78)★

『The Mirror Crack'd (1980)』

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<個人的な評価:10点中7.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり


アガサ・クリスティーの小説の映画化。けっこうおもしろかった。犯人はすぐにわかったけどね。
真犯人が最後、自殺してしまう展開。

ストーリーの舞台年代は、1953年のイギリスの田舎町。
ミス・マープルの住む片田舎セント・メアリ・ミードは、いつもの静けさが嘘のように賑わっていた。久しぶりに映画に復帰する往年の大女優マリーナ・クレッグや、映画監督である夫のジェイソン・ラッドら、ハリウッドの撮影隊がゴシントン荘に長期滞在し、大作映画「スコットランドの女王メアリー」の撮影が行われるのである。

ゴシントン荘ではマリーナがホステスとなって村の人々を招待し、盛大な交歓パーティーが催されようとしていた。ミス・マープルもパーティーに参加しようと出かけたはいいが、怪我をして、やむなく帰宅。

そんな中、今回の映画のプロデューサー、マーティ・N・フェンが妻である女優ローラ・ブルースターを伴って現れた。マリーナとローラは犬猿の仲であり、二人の共演はトラブルを引き起こすと懸念されていた!そしてパーティーの真っ最中、戦時中にマリーナの慰問公演を見て感動したという村の女性、ヘザー・バブコックが突然倒れ、急死してしまう!!

パーティーで手伝いをしていたミス・マープルの家政婦チェリーによると、ローラらが現れた際、ヘザーはマリーナに一方的に退屈な思い出話をまくしたてており、その時なぜか急にマリーナは、階段に飾られた聖母子像を見つめて「凍りついて」いたという。この時、マープルは呪いにかかった「シャーロット姫」の詩を暗唱する。検死の結果、ヘザーの死因はカクテルに混入された毒によるものと判明。しかもその毒入りのカクテルは、ジェイソンが作り、もともとマリーナが飲むはずのものだったこともわかった。

途中で、真相がわかってしまったけど、どんでん返しは、まあまあ面白かったね。
マリーナが犯人って、わかってたわ。ちゃんと動機もあった。
悪気がなかったとはいえ、ヘザー・バブコックの行動って、有名人や芸能人にとっては、命とりだよね。
触るどころか、キスまでするなんて。これ今の時代でもいえるけど、ファンとの距離はマジで考えた方がいい。安全性の理由からもね。私は好きな俳優がいても、追っかけするほど好きな人っていないので、追っかけの気持ちなんかわからないけどさ。それに私は、潔癖症だから人混みにいくのも嫌だし知らない人が近寄ってくるのも嫌だし。でも、触りたがる人、キスしたがる人って、男女問わずいるから、芸能人は色んなファンを抱えているから、ファンとの距離は考えた方がいいよね。

2023年09月18日

『The Witness for the Prosecution (2016)』★Movies & TV series 2023(77)★

『The Witness for the Prosecution (2016)』

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<個人的な評価:10点中9.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり


ストーリーは、勅選弁護士ウィルフリッド・ロバーツが、純朴な青年レナード・ボールの弁護をすることになる話。
彼は、金持ちの夫人の愛人で、その夫人を撲殺した容疑で逮捕され、直接証拠は無いものの、状況証拠やその家の家政婦の証言などは明らかに彼が犯人であると指し示していた。更には被害者が生前レナードが妻を持っていることに気づかず、死んだ場合はレナードに全財産を譲るという内容の遺言書を書いていたため、金銭目的なら動機も十分にあった
弁護には難題な案件だったものの、弁護士ロバーツは事件当時のアリバイを証言できる彼の妻ロメインを証人として彼の無実を勝ち取ろうとする。

このレナードって青年が、本当に容姿端麗で、綺麗な目をしていて、純粋な好青年なんだよね。私も騙されたよ。Gossip Girlに出てくるNateのような、純粋そうな美青年で、Nateと同じように年上を含む全ての女性に好かれるタイプで、年上の男性からも好青年扱いされる。まさか、中身は腹黒だったとは。
戦後を生き抜いて、必死に仕事を探していて、妻と慎ましく暮らしている。そんな印象だったんだけど。
私も、まんまと騙されたわ。
この美青年のレナードは、妻がいながらも知り合いになった、富豪の夫人の愛人になるんだけど、レナードから、誘惑したのではなく、夫人の方から誘ったんだよね。だから、レナードは、金持ちの女性に飼われているだけの可哀相な人で、本当は純粋に仕事を探しているだけなんだ...と私も思った。私も美青年には、甘いからね。まんまと騙された!!!!これ、騙されたのは、老弁護士のロバーツもそうなんだよ。
ロバーツは、レナードと、自分の死んだ息子を重なていた。
だから、まんまと、レナードの罠にはまっていった。

これは、アガサ・クリスティーの最高傑作といわれてもおかしくない。本当に傑作だった。
それを、映像化したのも凄い。私も騙された。これこそが、どんでん返しだろう。
殺したのは、私もずっと、メイドだろうなと思ってた。
ロメインが、一世一代の大演技で、夫の無罪を勝ち取ろうとしたのかなと予想はしてたけど、まさか、レナード&ロメイン夫妻は、すでに裏で画策していて、レナードの方も演技をしていたとは!!!!!
最後のどんでん返しで、犯人は、はじめっから、レナードだったというオチと、メイドは本当に無罪で、無実の罪で処刑されてしまったという、そして、真相を知った弁護士ロバーツは、自殺してしまうという。暗いエンディングだったな。しかし、殺人を犯したとはいえ、戦争を経験して、必死に生きてきたのは、レナード&ロメインもそうだから、戦後という事もあって、この二人にも、同情をしてしまうんだよね。だから嫌いになれないというか、全てを知ったあとも、せめて幸せになってほしいと願うんだが、このドラマでは、そのまま逃げ切るんだけど、アガサ・クリスティーの戯曲化では、レナードという男はクズで、妻のロメインも裏切って、最後は、そのロメインに刺殺されるんだよね。ドラマでは、レナード&ロメインは、ハッピーエンドで、完全犯罪で逃げ切ったけど。

法廷ミステリーの中では、私の中でも、最高傑作だろうね。鳥肌がたった。
当時の背景や偏見もうまく醸し出している。
「本当の事をいっても、信じてもらえない」から、それを利用して、レナードの無罪を勝ち取ったロメイン。
実際に、ロメインが法廷で、話したのは、全て本当の事だった。
あえて本当の事を話を話した。レナードが、殺したってね。全て真実だったとは。
まんまと騙された!!

2023年09月16日

2023年の映画感想(15)★『A Haunting in Venice (2023)』

2023年の映画感想(15)★

『A Haunting in Venice (2023)』

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<個人的な評価:10点中9点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり



今日はレイトショーで観れた!映画館は久々だ。今年にはいって、15本目の映画館。
私は、家でマイペースに、リラックスしながら、気楽にドラマやひと昔前の映画などの配信を観るのが好きだから、映画館には、めったに足を運ばないかもしれない。でも、まわりの友達よりは、映画館に行っている方かな。

この映画は、前から楽しみにしてた。ハロウィーンを1.5か月後に控えて、少しミステリアスな雰囲気に漂いたい
まあ面白かった!舞台が良い!雰囲気が良い!キャスティングは良い!ストーリーも深い!
ベネチアの古い屋敷って独特だよね。NYのタウンハウスのように建物に挟まれた街の中にあるのに中は広々として天井が高い点では似てるけど、華やかなタウンハウスとはまた違った独特な隠れ家的な暗いミステリアスな雰囲気があって好き

原作は読んでないから、犯人を知らなかったのもあって、犯人当てを楽しんだ。
当たった。切なかったな。母親か男の子かな〜と予想してたけど、やっぱり母親だなと思ったら、本当に母親が犯人だった。
ちなみに、豪華キャストだったし、イケメンもいた!!
最近は、ポリコレがいきすぎて、そこらへんにいる一般人の方が、はるかに見た目が良いと思えるような、微妙なキャスティングの作品も増えた(特にドラマ)けど、やっぱり、映画は、華やかなキャスティングがいいよな。私が大好きな女優、ミシェル・ヨーも、霊能者として出てた!雰囲気はよかったのに、インチキだったけどね。しかも死んでしまって残念。彼女がつけてたマスク、ミステリアスで印象的で好き。暗い中でみたら、かなりホラーだけど。

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さて、今作は、映画『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続く、アガサ・クリスティ原作、ケネス・ブラナー監督・主演で贈る「名探偵ポアロ」シリーズの最新作だ!
日本語のタイトルは『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』



原作は、アガサ・クリスティ作品の中でも“隠れた名作”と呼ばれる『ハロウィーン・パーティ』。
原作から、少しアレンジを加えている。
アガサ・クリスティーの中では、かなりホラー色がする内容だろう。
『オリエント急行殺人事件』や『ナイル殺人事件』と比べたら、ホラー色は強い。
もちろん、ちゃんとトリックは存在するし、人間の犯人なんだが、幻覚剤やトリックだけでは説明できないような現象もおきている。

舞台は、イタリアの水上都市ベネチア。
ベネチアが舞台のミステリーは、すっごく興味があるので、要チェックしてた。
同じくベネチアが舞台のミステリー『Veneciafrenia (2023)』とは大違いだ。あれは、個人的には、微妙で期待外れだったな。主人公チームに魅力がなかったからな。
それに比べ、今作は、キャラ達に、個性と魅力がある。

<内容>
幻想的で美しい水上の迷宮都市ベネチア。
流浪の日々を送る名探偵エルキュール・ポアロは、死者の声を話すことができるという霊媒師のトリックを見破るために、子どもの亡霊が出るという古い屋敷での降霊会に参加する。
この屋敷の雰囲気が凄く良い。
しかし、降霊会のあとで、なんと、霊媒師が無残な姿で殺害されてしまった。
そして、過去に、館の美しい女主の、娘を殺したのは誰なのか
犯人は、人間なのか、それとも亡霊なのか。
犯人が実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、真相究明に挑むポアロ!

真相は、切なかったな。
あの母親は精神的な病気だね。確か、代理ミュンヒハウゼン症候群?だったかな。
一見、子供想いの健気な母親だけど、実際は、かなり病んでた。これこそ、毒親。
私は、毒親という言葉は嫌いだけど、(自分が恵まれていると知らない甘やかされた図々しいクソガキが使ってる言葉だから)、この母親は、まさに毒母。娘に毒をもって弱らせてコントロールして看病してたからね。
その大切は娘が、死んだとしると、ベランダから投げ捨てるんだから、相当、腐っている。
愛ゆえに、毒を盛ったのか?と思ったが、死んだとたんに、体に傷をつけて、ベランダに投げ捨てるとか、娘の扱いが、ひどすぎるからな。証拠隠滅までしているあたり、娘を愛していたというより、自分を愛しているナルシストなのでは、と思ったが、ああいうサイコ気質がある特殊な精神病の人の行動力は私には理解できなくて当たり前だろう。

あの男の子も、ちょっとサイコ臭がするから、実は犯人かなと思ったが、父親想いの良い少年だった。切なすぎる。アガサ・クリスティーの作品で、子供が犯人の作品があるから。
もしかして、今作も?と思ったが、今作では、母親が犯人だった。

最後は、父親を失った男の子も含めて、恵まれない人たちにとっては、ハッピーエンドで、スッキリする終わり方だった。あの男の子の面倒をちゃんとみてくれる優しい人がいてよかった



2023年09月15日

『Evil Under the Sun (1982)』★Movies & TV series 2023(76)★

『Evil Under the Sun (1982)』

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<個人的な評価:10点中8点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり


昨日、映画館で最新作『A Haunting in Venice (2023)』を観たから、ポアロシリーズにはまって、今度はU-NEXTの配信で、古い作品だけど、『Evil Under the Sun (1982)』を観た。
『ナイル川殺人事件』と少し似た展開だけど、面白かったな。

死んだ女が、嫌な奴だったので、まったく同情しなかったけど、すごく嫌われてた女だったから、全員に動機はあった。
舞台は地中海の小島の高級リゾートホテル。
有名な女優(嫌な女)が殺害される。
容疑者には全員に動機があり、そして全員にアリバイがあった!


物語の発端は、ポアロが、友人で富豪のホレス卿からダイヤ盗難事件の調査を依頼されて地中海の小島の高級リゾートホテルへ行くところから始まる。

ホレス卿は女優のアリーナと婚約して大粒のダイヤを贈ったが、アリーナはクズなので、すぐに他のさらに大富豪の男と結婚してしまった。ホレス卿は、ダイヤを取り戻そうとするが、模造品にすり替わっていたという。ストーリーの最後に、ホレス卿は、ダイヤを取り戻せてよかったね。
犯人は、詐欺夫婦だったか。まあ、予想はついてたけどね。
アリーナは自業自得だし、既婚の身で、また人様の夫を略奪しようとしたのが悪いし、ざまあみろな展開だな。その愛人は、実は妻と共謀してて、アリーナの財産とダイヤを狙う予定だったわけだし。
命まで奪われてしまったな。まあ、ざまあみろ!という感想しかない。
アリーナは嫌な女だから、死んだ事で、アリーナの夫と、継娘も、もっと平穏な日々が過ごせるだろう。
アリーナを殺害した詐欺夫婦は、他の殺人も犯してたので、捕まったけどね。

登場人物

★ エルキュール・ポアロ 
ベルギーの有名私立探偵

★ダフネ・カースル
アイランドリゾートのオーナー
あのハリーポッターのマクゴナガル先生を演じてたマギー・スミスの若い頃だ!!


★アリーナ・マーシャル
有名な女優だが、高飛車で男好きで性悪。継子にも意地悪をしている。

★クリスティン・レッドファン
パトリックの内気な妻.....を演じているだけだが、実はパトリックとともに詐欺夫婦。夫婦仲は良好。

★パトリック・レッドファン
ハンサムな若い男。妻がいながらも、アリーナの愛人。正体は、妻クリスティンとともに詐欺夫婦で、アリーナを殺害した真犯人。妻クリスティンの事は、本当は愛しているようだ。

★オデル・ガードナー
ニューヨークの演劇プロデューサー

★マイラ・ガードナー
ニューヨークの演劇プロデューサーでオーデルの妻

★ホレス・ブラット卿
富豪の実業家で、アリーナの元婚約者。ダイヤを送った。

★ケネス・マーシャル
アリーナの夫で、大富豪。

★リンダ・マーシャル
ケネスの10代の連れ子。意地悪な継母アリーナを嫌悪している。



2023年09月12日

『Nerve (2016)』★Movies & TV series 2023(75)★

『Nerve (2016)』

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<個人的な評価:10点中7.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり。



今時のポリコレ映画には大幅に減ったけど、主演の白人男女が、かなりの美男美女というのがいいね。ホラーコメディードラマ「Scream Queens」 のEmma Roberts が主人公だし。
舞台がニューヨーク、マンハッタンなのもスリル満点。

タイトルにある「Nerve」はこの映画に出てくるゲーム。

引っ込み思案な女子高生ヴィーがある日、ナーヴというゲームを始めるストーリー。SNSと同じく注目を浴びたいという欲求を利用したゲームから次第に抜け出せなくなり、事態は命に関わる大事に発展してしまう。


つか、辞退するのもありなんだから嫌なら辞退すればよかったのに、今更、警察に通報しようとした後出し感が、抜け出せなくなった原因だよね。変な正義心で密告しようとしなければ、辞退だけすれば、何も起きなかった。ゲームは消えないし他にも参加する人は出てくるけど、私だったら、他人が自己責任で参加して死のうがどうか関係ない。人口増加の世界の中、他人がバカなことをして死のうが自業自得だし、バカが世界から一匹減ってむしろ良い。ノリノリだった癖に、変な正義心で密告しようとしたから主人公達は、ルール違反で罰せられたんだよね。

他の映画にあるような強制参加の脱出ゲームではないし。このゲームはむしろ「自己責任」。かなりテンポはいいし、わかりやすい内容で面白いけど、強制ではなく、自分の意志で参加したり離脱したりできる点では、恐怖ポイントは低い。でも自らの意思で、金の為に、注目の為に、危険なことをする若者たちの行動を見てるいう意味では、臨場感はある映画だ。

最後はハッピーエンドで結局、死人は出なかったね。

あのゲームの主催者は誰なんだろうか。

主催者側というより、視聴者や参加してる人かな。

匿名で人が危険な事をしているのを視聴してる人達。匿名性の過激性と危険性を、「Nerve」というゲームを通して、テーマにしている作品だった。

このゲームは、ツールでしかない。

ツイッターのような。

それを利用している一般人達が危険なものにしたんだろう。

匿名だったら人は残酷にもなれる。


プロフィール
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★Layla★
はじめまして。このサイトは、自己満足目的の気まぐれなブログです。英語NATIVE、日本語検定1級、バイリンガル。日本在住12年のアメリカ人。(日系 1/2、華人 1/4、ポルトガル系1/8、イギリス系1/8 の混血) 日本在住12年目。1年のうち、25%は出張か実家か旅行で海外。ブログは趣味記録&日本語上達の為に開設。自己満足ブログですので自分の書きたい事を素直に書いてます。辛口の時もあります。好きな事を書いているだけなので文法も誤字もチェックしてません。 私は多趣味です。グルメ、読書、旅行、スポーツ、謎解き&リアル脱出ゲーム、映画やドラマ観賞、漫画、ゴシックファンタジー等が大好き。スポーツは特に水泳とバスケットボールが好き。尊敬する人は、英国のエリザベス女王&フィリップ殿下、両親、兄、弟、彼、親友。 ブログでは、旅先の事、美味しい食べ物の事、リアル脱出ゲーム、漫画、本、ドラマや映画の事などランダムに書いています。 漫画に関しては、アニメ派とコミック派にはネタバレなので自己責任で!ワンピースに関しては最近は貯めてからいっきに読んで感想を書く事が多いです。 映画やドラマ感想も全部ネタバレあるので、自己責任で。観てない人は要注意!! ワンピース以外にも『ハンターxハンター』など色々な漫画を読んでいます(少年漫画メイン)。 欧米のドラマや映画もよく観ます。ジャンルは色々観ます。 『GAME OF THRONES』が大好きです。 Lannister家の双子、Cersei & Jaime を愛しています。 『GOSSIP GIRL』も好きで特に、Blair Waldorf & Nate Archibald が大好き。Blair関連のカップルも、全部好き。(Chuck, Prince Louis, Dan ) Twitter : @golden8twins
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