<個人的な評価:10点中6 点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
前から気になってた作品。配信で観た。
美少年2人に惹かれて、どんな展開になるか知らずに観た。
ブロマンスな作品を期待してたんだが、予想とちょっと違った。
観て後悔したとまでは思わないけど、鬱な気分になった。
「自殺」がテーマのひとつで、作中では、一番重要で悲劇的なイベント。
レミはそこまで追い詰められていたのか...
思春期にさしかかる幼い少年たちの心の変化を描いているから、論理的には説明できないよね。
客観的視点からみると、レオ酷い!!と思うし、本当に親友??とも思うし、でも、小学校から中学にあがったばかりの子供には、「親友」とは、けっこう曖昧なあやふやな事。
二人が幼馴染だったのは事実だけど、明らかに、私と私の親友のような関係性ではない。
あの年頃の子供にとっては、「親友=いつも一緒にいる一番遊んでいる幼馴染!」なんだろうけど、ある程度、大人になっていくと、親友というのは、少なくとも私にとっては「親友=離れていても価値観を共有していて、お互いの経験や性格や家族などを、昔から深く知っていて、就職にしろ恋愛にしろ人生にしろ、困った時には、離れていても、助けてくれて、いつ再開しても、楽しく安心して一緒に同じ空間を過ごせる人」
実際に、私は離れていても、親友には、就職でも助けてもらった。
けど、あの年ごろの、レミとレオは、まだ子供だからな。
いつも、レオと一緒にいたいレミも、気持ちはわかるけど、まわりを見えてない。レオの気持ちを考えてないし。
レオも、ゲイと思われたくないからレミと距離をとりたがる気持ちはわかるが、親友や幼馴染なら、その悩みをレミに相談しろよ!って思ってしまう。
レオのレミに対するコミュ能力の低さには、怒りさえ感じてしまう。
あれでは、ただ、避けているようにみえるだけだ。
しかし、だからといって、自殺するような事か??????
とどうしても考えてしまう。
しかし、自殺する人の気持ちは、私にはわからない。
両親にも愛されてたし、楽器の演奏という趣味や特技もあったし、学校でイジメられてたわけでもないし。
レオに避けられて、親友と思ってたレオとの関係が薄くなって変わっていく理由だけで、自殺するのか?
しかし、レミの気持ちの変化は、あまり描写されてなかったから、物足りない。
彼が、まぜそこまで思い悩んでたのか。
元々、繊細で傷つきやすい子だったのかもしれない。
レオの冷たさが引き金だろうけど、それ以外にも、彼は悩みがあったのかもしれない。
もしかして、レミは自分のセクシャリティーに悩んでたかもしれない。
もしかして、レミは、レオを異性として好きになってしまったのかもしれない。
でも、レオはゲイではないから、それを知って、ショックだったのかもしれない。
レミの心はレミにしかわからないよな。
母親もわからない。
でも、最後、母親が、レオを責めるのではなく、レオを抱きしめたのが、唯一の救いというか、母親も察してたんだろうなと思う。
ちなみに、アメリカ人も好きな(この映画はフランス映画だけど)、みんなで椅子を囲んで、心の内を話しましょう!って教育が、私は大っ嫌い。あれで救われる生徒もいるかもしれないが、私は救われない。
皆の前で、自分の心の内をさらけ出すなんて、裸になるも同然で、公開処刑だ。
私は自分の心の内は、親しい家族と恋人と親友にしか、話さない。
だから、仮にああいう場になっても、その場しのぎのてきとーな事を言うだろう。