<個人的な評価:10点中7点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
面白かったが、個人的に、この作品が今になって出てきたせいで、元祖のOmenの怖さが、半減してしまった。
今作は、悪魔の子ダミアンの生みの母が主人公の物語。
この物語が出てくるまで、ダミアンの生みの母は、山犬。
そう、ダミアンは悪魔を父に山犬を母に持つ悪魔という元祖の設定があるはずなのだがね。
その設定があったからこそ、ダミアンにさらなる邪悪な不気味さがあったので、ホラー感があった。
しかし、今作では、ダミアンの母は人間で、(出産時には山犬か悪魔に憑依されたかのようなふるまいをしえいるが、出産後も人間の理性&良心があった。)
このように、ダミアンの母を、正義感がある人間にした事で、しかも、出産後も死なずに、妹&娘(ダミアンの双子の妹)と、ひっそり平穏に人間らしく暮らしているように、ダミアンの母は、悪魔と敵対する良心がある被害者側として描かれているのだ。
ダミアンに半分、良心がある人間の血が流れている事で、ダミアンという存在の、不気味さが半減した。
そういう意味で、ホラー感が減った。
もう一つ、不気味さが減ったというのは、結局、今作では、悪魔の子は教会が作りだしたマッチポンプというもの。神を信じなくなった近年の若者たちに、神に振り向かせるために、あえて、恐怖を作った。
未知なる恐怖があえば、人々はまた神に祈るだろうと願って。皮肉な事にも、神に一番背いてしまう聖職者たち。うーーーーーーーん。ちょっと、思想がWOKEっぽい作品だなとは思った。宗教や教会に対する、一種の反抗的な作品でもあるかな。
ようは、悪魔を作り出したのは人間だって言いたいんだろ。
そして、犠牲者は、女性。
悪魔の母親を良心ある人間の女性にしたのも、フェミ臭いな〜とは思った。
こういう合間みれる作りて側の思想が、近代的で、宗教や教会への反抗心があるんだろうなとは感じ取ったね。
まあ、さすがに、悪魔を生み出して、世界の腐った人間どもを改心させる!!!とまでは決して思わないけど、私もふざけた、WOKEな若者や、クソフェミや、凶悪犯罪者をみると、バチが当たれとか痛い目にあえとか思うもん。改心しろとも思わない。むしろ、死ね!!って思う時はけっこうあるわ。
悪魔を生み出してまで、改心させた聖職者たちは、あるいみ、純粋!!??純粋すぎて悪になっているか。
つまり、神も悪も紙一重って言いたいんだろうな。
まあ、思想はともあれ、単純に、この映画は、そこそこ面白かったとは思う。超傑作ではないけど。
観ようと思ったキッカケは、GameOfThrones の私のお気に入りのLannister 家から2人も出てるのもある。ファンは必見!主演は、Nell Tiger Free (GoT のJaime & Cerseiの娘 Myrcella役)
冒頭に出てた親父も、Lannister 家のTywin Lannister だった。
やっぱり、金髪と黒髪で、全然印象が違うよね。
Nell Tiger Free は、まだ若い女優だけど、他にもホラードラマとかにも出てて、注目女優だと思う!