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疲れやすい、不安が多い人は呼吸の浅さが原因?

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最近、「集中力が低下した気がする」、「いつもだるくて疲れている」、「眠気がひどい」などの不調を感じていませんか? もしかしたら、その原因は「浅い呼吸」にあるかもしれません。人は強いストレスを感じると、呼吸が浅くなるといわれています。そんな浅い呼吸には色々なリスクも! 放っておくと重大な病気にまで発展してしまいます。
そこで、呼吸が浅くなる原因とそのリスク、深い呼吸をするコツを、呼吸法のレッスン校スパーブヘルスアカデミーの主宰である、荻原順子先生に伺いました。

■呼吸が浅くなるのは何が原因?

疲れやすく、集中力が落ちている、不安や焦り、雑念が多いなどを感じている方は、自分の呼吸をチェックしてみてください。しっかりと息を吐いて吸うことができていますか? 呼吸をしても、息苦しさを感じたり、息を吐き切ることができなかったりしていたら要注意。呼吸が浅くなっている証拠です。なぜこのように呼吸が浅くなってしまうのでしょうか?



「呼吸は、仕事や人間関係のストレスや、将来への不安、恋愛の悩みなど、精神的な影響で、自然と浅くなります。脳は他の臓器と比べて10倍もの酸素が必要ですから、呼吸が浅くなると十分に脳へ酸素が行き渡らなくなり、頭がぼんやりしたり、眠気が起きたりといった症状が起きてきます。また、自律神経も乱れ、緊張を司る交感神経が優位な状態が続くので、不安や焦りにおちいることもあるでしょう」(荻原先生)


■呼吸が浅いのを放っておくとどうなる?

この浅い呼吸を放っておくと、意外にも大病になる可能性もあるといいます。

「呼吸が浅くなると、倦怠感や頭痛、不眠、食欲不振、また自律神経失調症など、さまざまな症状が出てきます。また、浅い呼吸を続けていると自律神経のバランスが崩れてしまうので、血流の流れが悪くなり免疫力も低下します。免疫力が低下すれば当然、病気にもなりやすくなりますから、浅い呼吸は万病の元です。また白血球の働きにも密接に関係していますので、さまざまな病気を引き起こしますし、ガンになる可能性も高まってしまいます」(荻原先生)


■浅い呼吸に気づいたときの対処法!


放っておくと恐ろしい浅い呼吸。普段の生活の中で、どんなことに気をつければ予防できるのでしょうか。

「呼吸が浅くなっていることに気づいたら、胸式呼吸から腹式呼吸に切り替えましょう。お腹に空気を取り込むように、鼻から息を吸い、今度はお腹の空気を吐くように息を鼻から吐きます。この時、できるだけゆっくりと深く息を吐くようにすると、副交感神経が優位になるので、リラックスしてきます。また脳にも酸素が十分に行き渡り、頭もスッキリしてくるでしょう。場所があるときは、仰向けに寝て行うとやりやすいです。特に腹筋がこわばっている方が多いので、みぞおち辺りを緩ませることで、横隔膜の動きが良くなって、長く息を吐けるようになりますよ。体を柔軟にすると、随分と深い呼吸はしやすくなるんです」(荻原先生)

最後に、普段の生活の中でできる方法を伺いました。

「腹式呼吸は、浅い呼吸に気づいたときだけでなく、起床時や就寝前、お昼休みなど、定期的に行う習慣をつけると、日々のストレスも軽減され、いつも余裕のある状態を保つことができるようになります。自律神経のバランスが整うので、体調が良くなることも実感できるでしょう」(荻原先生)

しかし、仕事の合間などに、オフィスなどではどうしても仰向けになることは難しいものです。何か簡単に腹式呼吸をする方法はあるのでしょうか?

「立ったまま、座ったままでも、できるだけ屋外や空気のきれいな所で、数分でも腹式呼吸をするだけで変わってきますよ。このとき、何を思って行うかが大事です。例えば、休暇中にハワイのビーチで日光浴を楽しんでいる自分をイメージしてみてください。何も考えずにただ腹式呼吸をしていると、どうしてもネガティブなことが浮かんできてしまうものです。プラスのイメージや言葉を意識することで、ストレスも和らいでリラックスでき、深い呼吸ができるようになりますよ」(荻原先生)

日頃からそれほど意識することのない呼吸ですが、呼吸法を変えてプラスのことをイメージするだけで、ストレスまで軽減されるというのは驚きです。
ぜひ空いた時間に、定期的に実践してみましょう










最近ノドが詰まりやすい…は老化サイン?

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最近ノドが詰まりやすい…は老化サイン!今からできる「嚥下力」トレ飲み込む時に食べ物が喉に詰まってひどく咳き込んでしまう……。昔と比べて、こんなことが増えたと感じたことはありませんか?

ひょっとするとあなたの飲み込む力、嚥下(えんげ)力が落ちているのかも!? 実はこの症状、外見からはわかりにくい老化のひとつだといわれているのです。

そこで今回は、思わず咳き込まなくても済むようになる、嚥下力を鍛える方法をご紹介します。



■舌を出しながらつばを飲み込む

舌を出しながら、5回ほどつばを飲み込んでみてください。上下の歯は、舌についていても、いなくてもかまいませんが、歯を舌につけないで飲み込もうとする方が大変かもしれません。

舌が口の中にあるよりも、飲み込むのが大変なことがわかります。この動作を繰り返すことで、嚥下に使われる筋肉を強化することができます。



■テレビを観ながらできる嚥下強化運動

足先を、テレビに向けて寝てください。頭だけを起こし、足の親指を見ます。足指の先に、テレビ画面があれば、頭を起こしてテレビを観ることができるので苦になりません。

頭を起こした状態を、30秒ほどキープしたいので、コマーシャルふたつ分の間、体勢を保ちましょう。通常のCMは、15秒構成です。ふたつ観ることでタイマーを使わずに30秒カウントできます。

腹筋を使わずに、デコルテから首にかけての筋肉を使って頭を起こすようにしましょう。



■ダイエットにも良い”よく噛む”ということ

咀嚼は唾液の分泌を促します。飲み込むときにも、詰まりを防いでくれるのです。よく噛むことは、健康になるために毎日続けられる、簡単な方法です。消化機能を助けるだけでなく、脳の活性化にも効果があるといわれています。



ダイエットの本来の意味は、”健康な体になること”という意味です。日本では長いあいだ、ダイエットとは”痩せること”だと勘違いされてきました。ちょっとした工夫でつらい咳き込みをなくして、健康的な体を手に入れましょう。



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