2019年05月20日
俳優の錬金術 言葉の神話由来 00
俳優の錬金術 Mythical origins of language言葉の神話由来 00
神の言葉
1. アブラハム宗教
ユダヤ教とキリスト教:
天地創造の際に 神が語った言葉 アダム命名し 説教を与えたその言葉は ヘブライ語?
アダムは万物に命名(創世記2:19) はアダム独創の言葉 或いは ヘブライ語
イスラム教:
神(アラー)が 天使ガブリエルを通し イスラム教の預言者ムハンマドに 最後の啓示本コーラン
神の言葉/聖なる言葉を それは古典アラビア語 (セム祖語 3750BC頃)で書かれた
2. ヴェーダの宗教
女神Vāc ヴァーチ /Sarasvatīサラスヴァティー 詩人や預言者に乗り移り 言葉.弁舌を顕す
ヴェーダの母と崇められ ヴェーダ.サンスクリット語典礼の言語を神々の言語とする
ミーマーンサー学派( 祭事研究)
意味に重きを置く発声Shabda 理論確立
発話3段階 話者による概念化
発話行為
聴き手の合点
3. 神秘学
アグリッパ 1486-1535『三つの神秘哲学Three Books of Occult Philosophy(1510) 』は書いている
“天使か悪魔か 彼らは純粋な霊である はたして 発話.舌を使うのだろうか?
私 人間は舌を用い発話する では 彼等にとって発話.舌 とは何か?
彼等が隠喩を用いるなら ヘブライ語だが 天地創造は語られ それは
バベルの塔 創世記11.1-9 に先んじた
律法は父なる神によって与えられ 福音は子キリストによって宣べ伝えられ
そして多くの聖句が聖霊によって預言者に与えられた
そしてどれも この舌に依り 様々な腐敗と異変を招き 更に衰えを知らない
「舌」は 数.順序.形態.を持ち 天界と神を起源としている
そして霊の名は ヘブライ文字だけでない カルデア アラブ エジプト ギリシャ ラテン等
あらゆる言語より成される”
ジョン.ディーJohn Dee(1527 – 1608/9)
エドワード.ケリーEdward Kelley( 1555 – 1597/8) は幻視体験を語り
“天よりの言葉は天使によるもの 天使の言葉 は神が天地創造の折に語った言語 それは
アダムが神と天使と話すために そして万物に名前を付けるために使われた
ところが失楽園により失う 記憶を頼りに 原始ヘブライ語言語を組み立てた
それは バベルの塔/天罰の日まで 世界言語であった
アダムの時代からデーとケリーに至るまでに この天使の言葉を知っていたのは
父祖エノクだけであった
彼は「Book of Loagaeth 神の言葉」に記したが ノアの洪水の折に紛失した”
ジョージ.ウィリアム.ラッセル George William Russell (1867 –1935) アイルランド
「蝋燭幻影The Candle of Vision (1918) 」に書いている
“人間の心は神のイメージの中に作られて 発語の諸要素は
人間の心の中の力と それを通した神の存在に関連している。
これら真の言語を源とする言語はほとんどない が アルファベットは源を同じくする"
次回へ続く
と たのしい演劇の日々
神の言葉
1. アブラハム宗教
ユダヤ教とキリスト教:
天地創造の際に 神が語った言葉 アダム命名し 説教を与えたその言葉は ヘブライ語?
アダムは万物に命名(創世記2:19) はアダム独創の言葉 或いは ヘブライ語
イスラム教:
神(アラー)が 天使ガブリエルを通し イスラム教の預言者ムハンマドに 最後の啓示本コーラン
神の言葉/聖なる言葉を それは古典アラビア語 (セム祖語 3750BC頃)で書かれた
2. ヴェーダの宗教
女神Vāc ヴァーチ /Sarasvatīサラスヴァティー 詩人や預言者に乗り移り 言葉.弁舌を顕す
ヴェーダの母と崇められ ヴェーダ.サンスクリット語典礼の言語を神々の言語とする
ミーマーンサー学派( 祭事研究)
意味に重きを置く発声Shabda 理論確立
発話3段階 話者による概念化
発話行為
聴き手の合点
3. 神秘学
アグリッパ 1486-1535『三つの神秘哲学Three Books of Occult Philosophy(1510) 』は書いている
“天使か悪魔か 彼らは純粋な霊である はたして 発話.舌を使うのだろうか?
私 人間は舌を用い発話する では 彼等にとって発話.舌 とは何か?
彼等が隠喩を用いるなら ヘブライ語だが 天地創造は語られ それは
バベルの塔 創世記11.1-9 に先んじた
律法は父なる神によって与えられ 福音は子キリストによって宣べ伝えられ
そして多くの聖句が聖霊によって預言者に与えられた
そしてどれも この舌に依り 様々な腐敗と異変を招き 更に衰えを知らない
「舌」は 数.順序.形態.を持ち 天界と神を起源としている
そして霊の名は ヘブライ文字だけでない カルデア アラブ エジプト ギリシャ ラテン等
あらゆる言語より成される”
ジョン.ディーJohn Dee(1527 – 1608/9)
エドワード.ケリーEdward Kelley( 1555 – 1597/8) は幻視体験を語り
“天よりの言葉は天使によるもの 天使の言葉 は神が天地創造の折に語った言語 それは
アダムが神と天使と話すために そして万物に名前を付けるために使われた
ところが失楽園により失う 記憶を頼りに 原始ヘブライ語言語を組み立てた
それは バベルの塔/天罰の日まで 世界言語であった
アダムの時代からデーとケリーに至るまでに この天使の言葉を知っていたのは
父祖エノクだけであった
彼は「Book of Loagaeth 神の言葉」に記したが ノアの洪水の折に紛失した”
ジョージ.ウィリアム.ラッセル George William Russell (1867 –1935) アイルランド
「蝋燭幻影The Candle of Vision (1918) 」に書いている
“人間の心は神のイメージの中に作られて 発語の諸要素は
人間の心の中の力と それを通した神の存在に関連している。
これら真の言語を源とする言語はほとんどない が アルファベットは源を同じくする"
次回へ続く
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