たのしい演劇

演技訓練　「シェークスピア言語を体現する」アクターズセンター03


シェークスピア言語を体現する 03
関連語: シェークスピアを演じる 韻文語り　リズムと韻律　台詞の体現



韻律を体験した後は　台詞の体現　更なる技法に入ります

弱強五歩格　最後の強シラブルの発声時ジャブを一発入れてみます

身体に馴染むまで　何度も繰り返します

その後　ステッピング　ジャブ無しで　台詞だけを云ってみましょう
確かに違いが現れます

この体験の後　特定の言葉を際立たせ「台詞を喋る」試みをします

台詞の最後の一語　だけ　声にだしてみる
子音だけ　声にだす
母音だけ　声に出す
人物を現す語のみ　声を出す
物質を現す語のみ　声を出す
動詞のみ　声を出す　等々　

これらの体験の後

台詞を一文字づつ　丹田に入れ　イメージを確認し　それを言葉に出して言います
ゆっくり　イメージが丹田を満たすのを味わいます


そして最後は呼吸
一息で　台詞を言う　次は二息　三息......　と　
台詞に呼気の為のブレスを入れ　喋ります

で逆順で 最後は一息で喋り　終わり



シェークスピアの台詞は栄養剤です　
味わう程に演者の身体によく効き活力精力を増進します　
そしてそれは観衆をも喚起することでしょう



と　たのしい演劇の日々