2017年07月18日
観劇テレンス.ラティガンTerence Rattigan 「蠱惑草 Love is Idleness」 アポロ劇場ウエストエンド Apollo Theatre 01-ジョン.オズボーンJohn Osborne (1929 –94) 00
観劇テレンス.ラティガンTerence Rattigan 「蠱惑草 Love is Idleness」 アポロ劇場ウエストエンド
Apollo Theatre 01-ジョン.オズボーンJohn Osborne (1929 –94) 00
テレンス.ラティガンTerence Rattigan(1911–77) に関する記事に必ず云及される
英劇作家ジョン.オズボーンJohn Osborne (1929 –94)
オズボーン25歳 王室を頂点のピラミット型社会英国 有産階級支配層が富を独占し
英国の誇りと栄華を格調高く謳い上げる芸術文化 実は同時進行で
そのピラミットの下層多数を占める無産階級の若者は階級差別に喘いでいた
宣伝会社に努めるウェールズ出の父と ロンドン下町 パブのメイドだった母との間に生まれる
父を慕うも 一方母は ”私に巣くう疫病” だと記す
この母に対する憎悪は彼の作品の底に流れる自己否定に読み取れる
父の死後その保険金で全寮制私学と云っても安価な学費 入学
が校則を破り放校 母の元に一旦戻りジャーナリストとして勤めるも
Anthony Creighton (1922-2005 大戦中RAF爆撃機ナビゲーター ラティガンとは同期
共に余興担当している 終戦後RADAにて俳優修業)
の率いる 旅劇団に関わり 演劇活動を開始
1954年Creightonとの共作で Personal Enemy(初演1955年 ロイヤルコート劇場ロンドン
作品は1953年アメリカ 善良な白人家族崩壊の悲劇
共産主義への洗脳 同性愛 黒人の非嫡出子 を描く
は上演倫理に触れ同性愛のシーンはカット
全編初演2010年White Bear Theatre ロンドン 1988年開設パブ劇場
世に埋もれた旧作発掘を手掛け オズボーン第1作The Devil Inside Himと第2作上演 )
翌年3作目 Epitaph for George Dillon (
初演1957 オックスフォード
無産被支配者層家族の悲劇 宗教 日常的欺瞞と劇場軽蔑 を描く
主役のディロンはインテリで饒舌)
そして1956年僅か17日間で書き上げた
『怒りをこめてふり返れ』 Look Back in Anger はロンドン演劇史を塗り替える
有産階級支配者層による彼らの大英帝国
存在を無視され夢も希望も抱けず掃溜めに巣くう無産階級の若者たちは猛り狂った
それは1955 年 Tony Richardson (1928 – 1991)と George Devine CBE (1910 – 66)
共にオックスフォード大出が English Stage Companyを設立
その目的は急進的 真摯 使命に熱い新しい作家発掘
国家の知的発展に貢献する英国演劇再建であり
そしてジョン.オズボーンは見出される
次回へと続きます
と たのしい演劇の日々
Apollo Theatre 01-ジョン.オズボーンJohn Osborne (1929 –94) 00
テレンス.ラティガンTerence Rattigan(1911–77) に関する記事に必ず云及される
英劇作家ジョン.オズボーンJohn Osborne (1929 –94)
オズボーン25歳 王室を頂点のピラミット型社会英国 有産階級支配層が富を独占し
英国の誇りと栄華を格調高く謳い上げる芸術文化 実は同時進行で
そのピラミットの下層多数を占める無産階級の若者は階級差別に喘いでいた
宣伝会社に努めるウェールズ出の父と ロンドン下町 パブのメイドだった母との間に生まれる
父を慕うも 一方母は ”私に巣くう疫病” だと記す
この母に対する憎悪は彼の作品の底に流れる自己否定に読み取れる
父の死後その保険金で全寮制私学と云っても安価な学費 入学
が校則を破り放校 母の元に一旦戻りジャーナリストとして勤めるも
Anthony Creighton (1922-2005 大戦中RAF爆撃機ナビゲーター ラティガンとは同期
共に余興担当している 終戦後RADAにて俳優修業)
の率いる 旅劇団に関わり 演劇活動を開始
1954年Creightonとの共作で Personal Enemy(初演1955年 ロイヤルコート劇場ロンドン
作品は1953年アメリカ 善良な白人家族崩壊の悲劇
共産主義への洗脳 同性愛 黒人の非嫡出子 を描く
は上演倫理に触れ同性愛のシーンはカット
全編初演2010年White Bear Theatre ロンドン 1988年開設パブ劇場
世に埋もれた旧作発掘を手掛け オズボーン第1作The Devil Inside Himと第2作上演 )
翌年3作目 Epitaph for George Dillon (
初演1957 オックスフォード
無産被支配者層家族の悲劇 宗教 日常的欺瞞と劇場軽蔑 を描く
主役のディロンはインテリで饒舌)
そして1956年僅か17日間で書き上げた
『怒りをこめてふり返れ』 Look Back in Anger はロンドン演劇史を塗り替える
有産階級支配者層による彼らの大英帝国
存在を無視され夢も希望も抱けず掃溜めに巣くう無産階級の若者たちは猛り狂った
それは1955 年 Tony Richardson (1928 – 1991)と George Devine CBE (1910 – 66)
共にオックスフォード大出が English Stage Companyを設立
その目的は急進的 真摯 使命に熱い新しい作家発掘
国家の知的発展に貢献する英国演劇再建であり
そしてジョン.オズボーンは見出される
次回へと続きます
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