2017年04月08日
演技訓練 Pia Rackmanの「カメラ演技と語り」03
演技訓練 Pia Rackmanの「カメラ演技と語り」03
ピアのカメラ演技ワークショップは モノローグへと俳優を導きます
ワークショップ案内によりますと
モノローグと対話を通し
多次元の人間
思考創造
記憶
キャラクター 自身
与えられた物語との関係 を観てゆく
とありました
スタニスラフスキー
Konstantin Stanislavski (1863-1938)の問いを再確認いたします
と云いますか 役創りのベースとして身体に定着しておりますので
シーン 台詞 役の刺激を受け取るや その様に俳優は自ずと反応致します
俳優は無意識の内にスタニスラフスキーの質問に応え 役が容となって現れます
まるで 役が異次元より俳優の身体へと降り立つようにさえ覚えます
今回の様に 瞬時に役を演じなければいけない時などは
色々な刺激を 思考を伴って受け取る間もありませんので
現れ出た役の容に身を任せ演じます
ピアは台詞を聞かせる対象/モノローグですが
特定の相手に話かけております
その特定の相手をカメラの脇 先に置き(他の俳優陣が手伝います)
俳優はその対象に向かって語り掛けます
たったそれだけの事の様に思えますが その些細なようで
実はこの語りの対象を判然とさせることで
俳優の演技はより自然で真実へと大きく進歩するのでした
Brigid Panetの台詞を容易に覚える為のワークショップで必ず為される
[指差し確認] を彷彿とさせます
過去記事 演技の訓練「台詞の覚え方」2013/4/11,8/27,9/8,9/27
俳優はシーン創りに望むとき 与えられた物語 環境に対して
子供の様に信頼と 愛をもち 心を開き 喜んで刺激を受け止めます
それにより良い結果/作品が現れることを知っているからです
それにしましても 短時間で台詞を入れる作業は全く容易ではありません
苦手意識が足を引っ張り 益々弱気に付けこまれる次第です
と たのしい演劇の日々
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