2016年12月23日
観劇 作Tony Kushner/トニー クシュナー 演出Michael Boyd/マイケル ボイド 「The intelligent homosexual's guide to capitalism and socialism with a key to the scriptures/理性的同性愛者の資本主義と社会主義の入門書」 或いは「iHo」03
観劇 作Tony Kushner/トニー クシュナー 演出Michael Boyd/マイケル ボイド
「The intelligent homosexual's guide to capitalism and socialism with a key to the scriptures
/理性的同性愛者の資本主義と社会主義の入門書」 或いは「iHo」03
Hampstead Theatre
パンフレットにある劇作Tony Kushner/トニー クシュナー へのインタビュー記事より
気になる箇所の意訳を試みております
Howard Brenton(1942-) 英国劇作家 は云っています
作劇中 ある時から キャラクターが自立走行を始める
作家に 「わたしはこう言いたい」 「わたしはこうする」と語りだすのだ
まったく同感だ
わたしは ブレヒトに傾倒していた
処女作「A Bright Room Called Day」を書きながら
私が作り上げている物語だ さあ キャラクターは何を云うのか と自身を鼓舞しながら書いていた
ところが 「Angels in America」 の初めのパートを書いている時の事だ
わたしは物語の筋を確かめる為 キャラクターに問うてみた とその瞬間 事態が大転換してしまう
キャラクターは 作家の私にでなく 自身の相手役と会話を始めたのだ
その体験以降 わたしは作品に向かいうとき
“そう じゃ あなたの父親は自殺願望があるんだね
それで もし あなた(娘)が 父親の傍に居残れば 父親はまた自殺を試みる と主張している
で 父の自殺を止めたい あなたは 父の傍を去らねばならない
なので あなたは 父を一人家に残して 家を出ることを決める
そして 父にその意志を伝え この茶の間から今出ていかんとしている
では どういう風に 出ていくの?”
キャラクターとの こういったやり取りは決して作家にとって愉快なものではない
がしかし それは 正に俳優が体験する役創りの過程なのだ
と たのしい演劇の日々
「The intelligent homosexual's guide to capitalism and socialism with a key to the scriptures
/理性的同性愛者の資本主義と社会主義の入門書」 或いは「iHo」03
Hampstead Theatre
パンフレットにある劇作Tony Kushner/トニー クシュナー へのインタビュー記事より
気になる箇所の意訳を試みております
Howard Brenton(1942-) 英国劇作家 は云っています
作劇中 ある時から キャラクターが自立走行を始める
作家に 「わたしはこう言いたい」 「わたしはこうする」と語りだすのだ
まったく同感だ
わたしは ブレヒトに傾倒していた
処女作「A Bright Room Called Day」を書きながら
私が作り上げている物語だ さあ キャラクターは何を云うのか と自身を鼓舞しながら書いていた
ところが 「Angels in America」 の初めのパートを書いている時の事だ
わたしは物語の筋を確かめる為 キャラクターに問うてみた とその瞬間 事態が大転換してしまう
キャラクターは 作家の私にでなく 自身の相手役と会話を始めたのだ
その体験以降 わたしは作品に向かいうとき
“そう じゃ あなたの父親は自殺願望があるんだね
それで もし あなた(娘)が 父親の傍に居残れば 父親はまた自殺を試みる と主張している
で 父の自殺を止めたい あなたは 父の傍を去らねばならない
なので あなたは 父を一人家に残して 家を出ることを決める
そして 父にその意志を伝え この茶の間から今出ていかんとしている
では どういう風に 出ていくの?”
キャラクターとの こういったやり取りは決して作家にとって愉快なものではない
がしかし それは 正に俳優が体験する役創りの過程なのだ
と たのしい演劇の日々
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