2016年09月25日
観劇 BAZ Productions 「dreamplay」
観劇 BAZ Productions 「dreamplay」
演出sarah bedi
原作はストリントベリ/August Strindberg(1849–1912)
A Dream Play(1901初演スットクホルム/Stockholm 1907)
ストリントベリは神智学 Emanuel Swedenborg (1688–1772). 派オカルティストで
この芝居は表現主義と超現実主義の先駆けだと言われます
この作品は バラモン教の神インドラの娘 アグネス/Agnes が地上に降り立ち 人間の身体を宿し
人類が抱える恐怖 苦悩の源を知り また 天界へ戻ってゆくお話しで
キリスト教にはありませんが インド宗教観の 輪廻転生と業を 夢の中で観る のです
劇場となっているTHE VAULTS, WATERLOO /ウォータールー駅一階部分の巨大な空き空間を
場面に拠って仕切り 観客移動型観劇法を取ります
上演中何度も頭上線路を走る電車の音が入りますが 煩くなく
むしろ夢と現実の狭間に置かれたようで 効果的です
俳優は皆さん達者で RSCとも仕事をしています 嬉しい限りでした
物語があって無いような話を 観客に 本当の事だ 嘘と思わせない 演技で語るには
俳優が役を真実生きていなくては成立しません (Chris New違う!というでしょう
彼には才能がありますから 舞台に立つだけで役として生き存在するのです)
俳優の創造性が試さる役です
次作も気になる俳優陣は
Michelle Luther 身体表現が 途絶えることなく溢れ 観客を圧倒します
Jack Wilkinson はMTA賞候補に上がった経歴も持ち 才能が光ります
観客を物語に惹きつけ 取り込み離しません 時間を忘れさせます
次回の作品も逃せない BAZでした
と たのしい演劇の日々
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