2015年02月03日
英国アントロポゾフィ言語造形演劇部門
英国アントロポゾフィ言語造形演劇部門は 途絶えてしまいました 残念なことです
1970年 Maisie Jones により 'The London School of Speech Formation' として
英語によります言語造形の訓練が正式にはじまったのでした
1985年 East Grinstead Sussex 緑豊かな英国は南部地方へ移り
1990年 Christopher Garvey に引き継がれ
校名も Artemis School of Speech and Drama を名乗り 44年
が 時代の変化にChristopher Garvey は付いて行けず
それにかわり 昨夏 Emerson College 於いてPerforminternational プロ養成コースがは始まる筈でした
が Artemis より訓練継続を望む学生が移ったのみだったのでしょう 開校に必要な定員に至らず
ならばせめて 短期コースで継続努力を試みたそうですが そちらも学生が集まりませんでした
英国は俳優で溢れています
演劇文化の殿堂を維持するために 幼少より演劇に触れ育ちます 学校でも演劇教育は盛んです
そして 誰も演劇を楽しみ 俳優を夢み 夢実現に向け お金のある者は著名なコースへ
無い者も無い者なりに地域の俳優コース(仕事のない俳優の生計維持のため安価なコースが沢山あります)
等で 夢を追い続けることを可能にしていますが
英国内全ての俳優たちの生計を満たすだけの仕事はありません
しかもArtemis School of Speech and Drama を卒業した者も 小さい英国アントロポゾフィ社会内で
言語セラピー シュタイナー学校演劇指導 と仕事の場は僅かです
俳優業を営む者 は言語造形を習ったTrevor Smith のみ存じております 実績が無いわけですから
シュタイナー学校を出 俳優を目指す子供たちは 本気であれば有るほど
シュタイナー系演劇学校は選びません
Christopher Garveyの時代 Artemis が実績を残せなかったことのつけが回ってきたのでしょう
英国アントロポゾフィ言語造形演劇部門は 英国演劇界の実情を読み取り 時間を掛け分析し
アントロポゾフィ演劇文化を 英国演劇文化の成長に貢献する 新たな路を見出し
実現にむけ力のある言語造形演劇人を育てる必要があるでしょう そのためには
アントロポゾフィ社会内だけで満ちたりていては実現できないであろうと思うのです
シュタイナーは若い頃より演劇に大変興味があり 劇団を立ち上げ興行を試みますが
大失敗に終わっております 客を饗し客が興じて演劇なのです
さてシュタイナーなどう見ておられるのでありましょう?
と たのしい演劇の日々
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