2014年09月27日
The Art of Acting by Dawn Langman11
写真はWEBより拝借いたしました
The Art of Acting by Dawn Langman11
「霊と演技の関連」の章の意訳を試みてまいりました 今回がその最後となります
本の後書に 著者の知る限り 唯一 俳優の仕事を
心理学 霊学の視点から 組織的に考察された著作であると「The way of Actor」by Brian Bates
紹介されてあり 次は この本に取り組んでみようと思いあたりました しかし 夏休みも明け
シュタイナー第3神秘劇稽古再開しておりますから それは冬休み中の宿題にしましょう
−典型について−
Michael Chekhovは人間進化の過程で 永遠なる霊はこの地球に幾万年と生存してきたことを理解していた
我々は、わずか1つの立場から得られる知識で、おそらく完全な発達/霊的成熟まで進化することはできない
地球上で自分自身についての経験と知識を得る役割りの可能性は、人類と同じくらい無限で、変化に富む
そして 無限とは 我々がかつて演じ または これから演じるであろう 役のことだ
その役割りを俳優はすでに知っていたのか 或いは 内側に持っているのか?
役割りの中に原型を確認し それらと取り組む方法を学ぶとき 俳優は 創造の可能性という
豊かな領域に立ち入る
例えばハムレット 王子 一人息子 恋人 詩人 学生 兵士 哲学者 友人 俳優 暴君 道化
皮肉屋 殺人者 役の典型を体現し得る
俳優が可能性の領域に留まるなら 役は生まれでない その栄光は地球上に転生するという
特殊性に横たわるから 霊の領域は創造の領域である
俳優が 役作りの道しるべを発見する前に 勇気を持って一歩を踏み込む すれば
役は俳優を導き 次の一歩を案内する
感性豊かに培養された神秘な身体へ 知覚する器官 へと変身した俳優は
それら豊かな器官のアンテナにより 役を導く
俳優の身体のアンテナを 役はそのレーダーで受け取る
そして 役を解き明かし体現するための鍵の備わった部屋の入り口へと俳優を導き
扉を開ければ また次なる部屋へと続く鍵が俳優を待っている そこは役作りの自由と創造を味わう領域だ
と たのしい演劇の日々
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image