2014年09月30日
シュタイナー「神秘劇」
西川隆範氏 編訳 「泉の不思議 − 四つのメルヘン」第2章
シュタイナーのメルヘン − 神秘劇について にこうあります
『生じねばならぬことが 生じるであろう』という言葉が
「神秘劇」4部作をとおして響いてきます 「神秘劇」はまさしく カルマの劇なのです
魂が霊に目覚めると ふつうなら ゆっくり時間をかけて生じることがらが
一挙に人生に押し寄せてくるようになります
霊的問題に取り組むと カルマが急がれるのです
そして 運命は耐え難いような人生体験へと人を導いていきますが
それは人生をとおし魂が成長するためには 必要な経過です
自分を他者の自我のなかに沈潜させ また 自分がかつて渦中にあった事件のなかに入っていくことによって
自己認識がなされます
「神秘劇」を観る/読むと 霊性に向かって真摯に歩んでいる魂に
繰り返し試練と錯誤の可能性がやってくるのがわかります
霊性への道は一直線に進みうるものではなく 錯綜しでたものであり
ゲーテが「ファウスト」のなかで『道なき道を ひとり孤独に 手探りで進む』と語っているものであることがわかります
第3神秘劇 3幕 ルシファーはヨハネスを支配し
私(ルシファ)はヨハネスの魂を支配している
注意深く ルシファ存在の最深部へ導いている
彼は 光彩なるわたしの姿を透視するだろう その知覚により 彼は自己を認識する
私は彼を 透視させ 彼の魂を勝ちとる
第3神秘劇 8幕 アーリマンの領域にて
境界の門番; しかし願望より発生した幻想は 錯視
さあ その幻想より真実を見抜け
アーリマン: その真実をとおし此処へ導かれた それは喜びを奪い 願望は凍てる
マリア: (宇宙の奈落へと落ちてゆくヨハネスへ) そこで 魂は神々を予感するだろう
そこでは 勝利は壊滅する そして その破滅の核心より 勝利は蘇る
第2神秘劇公演 1ヶ月前複数の俳優が病に倒れ 稽古が成り立ちませんでした
私もその一人大怪我で本番前日まで休養をとらねばなりませんでした
公演後も数名の俳優が交通事故等の大怪我で手術を受け 後遺症が残る生活を送っております
更に 離婚 事業の失敗 解雇等 皆が皆して 耐え難い人生の試練に直面して 今日を生きております
私は怪我以来 大きな状況の変化の中にあり 不安な気持ちで朝目覚めることが多いものですから
床の中で1時間錬功をし 身体に気を満たし丹田に気を集約し サバイバルを確信し
起き上がるようになりました
シュタイナーの神秘劇が実によーく よーく効いておると申せましょう
シュタイナー神秘劇に係わる皆様方 どうぞくれぐれもご自愛くださいませ
そして
たのしい演劇の日々
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