2014年08月25日
シュタイナー第三神秘劇 オイリュトミー
シュタイナー第三神秘劇 オイリュトミーとのコラボレーション
まだ夏休み中ではありますが オイリュトミストが舞います
人間の感情 思考 意思 其々に働きかける3人の精霊たちのシーンの稽古を致しました
シュタイナー神秘劇でオイリュトミストに求められますのは 単に オイリュトミーを舞うのではなく
精霊の役をオイリュトミーで演じる 劇的効果としてオイリュトミーを舞う ということです
つまり どういうことかと申しますと
第2場において ヨハネスは 彼の著作が実はアーリマンの手に落ちたことを知り 失意のどん底に陥ります
その 道を失った彼の魂に働き掛け元気付ける為 精霊たちは現れるのです
オイリュトミストは詠唱者の語りますフレーズに耳を傾け 自身のイマジネーションを高め
ハッキリした自身の目的意識 つまり 失意のヨハネスに力を与えるのだ と言う事を自覚し
それを ヨハネスに伝えるべく オイリュトミーを舞わねばなりません
ヨハネスに伝える それが肝心要な事でして それにより ヨハネス役は
オイリュトミスト演じます精霊より力を得 次の魂の試練のステップへと進む 劇が進行する 訳です
第6幕はやはり自身の過去生を知り失意のあまり 霊界を彷徨うカペシアスを救う為に
3人の精霊は現れますが 全く同様に カペシアスへ働きかけねばなりません
第10幕 第三神秘劇最終幕でも同様です これは第四神秘劇へ 人智学運動 次への架け橋である
と目的を自覚し オイリュトミストは 役のみならず 観客へ 伝えなくてはなりません
それを 実現するための稽古において最も大事なことは アイコンタクトです
アイコンタクトにより オイリュトミストは 精霊の思いの篭った魂のエナジーを
ヨハネスへ カペシアスへ 観客へ伝える事ができます そして 其々の役も
このアイコンタクトにより 彼等の魂で 精霊の思いを受け取ることができます
両者の魂を通じダイナミックな劇的関係が発生致します
オイリュトミーと演劇のコラボレーションです
稽古中におけるアイコンタクトの技法は 演じる魂が境界を超える切符 であると言えるかもしれません
と たのしい演劇の日々
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