2014年08月18日
人智学演劇本「The Arr of Acting」by Dawn Langman
今回も 「The Art of Acting 」著Dawn Langman です
「演技と身体の関連」 「演技と魂の関連」と読み進みまして
やっと「霊と演技の関連」について語られます章へ辿り着きました
Spiritは精神と訳しますより シュタイナーの霊体験を起源とした人智学演劇ですので
霊と訳す方が適っているように思えます まずは導入部分ではありますが 意訳を試みてみましょう
写真はWEBより拝借いたしました
Peter Shaffer 「Equus」よりの抜粋より始まり 以下の案内へと続きます
博士は、我々の時間、そして、俳優のための中心問題に手をつけた
役を演じることで その演じられる色々な情動や感情を減じることは出来るのか?
或いは それを企てる誰かが 演じたことは意図的に忘れ その分野に多大な興味を引き付け
自身に得意な意味合いを付与する 誰かが存在するのか
博士はその問いへの踏み込み方を教わってはいなかった
博士の未熟な経験における 何を現実と見なすのか の問いは我々を魂と霊の狭間へと誘う
我々は 魂に関連した数々の体験 それは俳優に有用な を探る
我々の探求は 役の魂 役の生き様を豊かに理解する術を提供する
それどころか 俳優が貪欲にもっと役を生きることを望むならば もう一歩踏み込まねばならない
俳優にとって其れこそが中心課題であるのだが 天性の才能を有する俳優のみ
役をその有りの侭の姿で現わにしてみせる
Michael Chekhovはこの霊 戯曲に息つく霊なる存在へ 我々を導く
霊を問うことは我々にとり 特別新たな課題ではない
我々は 自我は 魂 肉体(それらは衣である故) それらと如何にかかわるのか問い続けてきた
この論理は霊への関与無しには語れない
Chekhovの案内により 我々は霊の領域へ その起源と人類が果たした神聖な旅路の目的を謙虚に探求する
さあ 我々は 演じられる「役」の神秘を探るための門前に辿り着いた
と たのしい演劇の日々
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