2014年03月26日
俳優訓練「吹き替え」
写真はWEBより拝借致しました
俳優訓練「吹き替え」術 のコースをActors Centre Londonで受けてまいりました
講師はLala Parmiani まず宿題で出された 英語テキストを自身の母国語に翻訳したものを
マイクに向かって読み上げます それらは ポーランド語 フランス語 イタリア語 ギリシャ語
フィンランド語 そして 日本語でした
波 伊 希 芬語のは ほぼ英語同様のリズム 仏語は ラテン語源に属すのでしょうが
リズムが随分違っています まるで歌っているような 豊かな流れが美しい言語です
日本語は 一音一音節なので 良く表現されるところの ダダダダダ。。。。と機関銃を打つような
単純なリズムの繰る返し で聞こえます
こうして 同じテキストを 違った言語で語られますと
語りにおいて第一にインパクトの大きいものはリズムであることに気づきます
言語独自のリズムは 民族の魂 を体現するものでしょう
言語造形で習う 独英語のステッピングは 単語の音節を体現するために 大変有効だと思います
日本語の場合は 独自スタイルでの言語造形があるのでしょうか?
仏語の言語造形でのステッピングはどのようになされるのでしょうか?
ところで リズムと同様に 大きなインパクトをもたらすものは 味わい とでも呼びましょうか
マイク越しでありますが 信じれる確かなイメージを背景として それにより 思い 感情 を喚起し
たたずまいに 息に表され 強弱 抑揚をもって体現されますと
各言語を超えて 聞く者の心に響きます この域に入りますと 俳優の力量があらわになります
さて 母国語の次は 英語での挑戦でした しかも 初見読み
その場で英語のテキストを渡され サラリと黙読した後 マイクに向かいます
でしたが 俳優毎の英語力の差が ハッキリ出ました
ここでも もちろん力量のある俳優ですが フランス人は英語になっても強い 印象を受けました
リズムの美しさが大きく助けになっていると思われます
Actors Centre Londonは プロフェショナル俳優の質を維持し 継続して仕事を得る機会と
俳優として生き残りを図る ことを目的としております ので 今回のコースでは
声優としてマーケットにどうやって乗せるか そのノウハウも習います 声デモテープの作り方
それを信頼 需要の高いWEBに登録する BBCラジオドラマのキャスティングについても紹介がありました
日々しのぎを削って 生き残りにかける俳優たちの意気込みに
此処を訪ねるたび 背筋の伸びる思いがします
と たのしい演劇の日々
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