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2018年05月16日

旭川初出店の「業務スーパー」に行ってみた

ここ近年、本州から上陸した企業が旭川に出店するケースが増えている。場合によって本部直営か、他企業がフランチャイズ形式で運営する2パターンがあるが今回はフランチャイズ形式の模様。

「業務スーパー」という名前はまったく馴染みがなかったが本州では有名なお店らしく、北海道では札幌とその周辺を中心に道央圏では10店舗以上出店しており、旭川より以北の道北圏では初出店となった。ネット情報を見ると業務に使えそうな大容量の調味料や加工食品、冷凍食品、輸入食品などがリーズナブルな価格で売られており、このほかお菓子や飲料なども安いという情報だった。その中でもドレッシングが気になったのでこれを目当てに行ってみることにした。

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お店の外観。元は「マリエッタ」という手芸・洋裁関連のお店だったがこの跡地に居抜き出店。外観は看板が業務スーパーに。外壁が赤系からクリーム系なった以外はそのまま。駐車場は隣のBOOKOFFと共有するため思いのほか小さく、BOOKOFFの分込で推定20〜30台程度。ただし、満車であっても隣に生協や向かいにはマクドナルドもあるため、そこに止めると良いだろう。ちなみに管理人はもちろん自転車で来店。駐輪場は写真からは見えないが、向かって右奥の角に用意されいている。

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早速店内へ。店の中も冷蔵品や冷凍品を入れるケースが置かれたり、商品陳列用の棚が設置された以外は基本的にはマリエッタと同じ。向かって左側には冷蔵品。

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入ってすぐ手前はお菓子類

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左奥はドレッシングや調味料系、

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真ん中がカップ麺や缶詰類、粉系

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と冷凍食品。右奥が調味料やコーヒー類でざっくりはこんな感じ。生鮮食品はなく冷蔵品以外は賞味期限の長い加工食品がメインの店舗のようだ。ただし価格は全体的に安くネット情報だと「安くて美味しい」とのことだったのでコストパフォマンスで有名のようだ。

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お目当てだったいつでもペペロンチーノができる「オイルソース」というガーリック系のドレッシングを探したのだが、残念ながらなかったのでこの4点を購入。シーザーサラダドレッシングが460円。ごま冷やし中華のたれが298円。ゴールドコーヒーが395円。ベルギー産ミルクチョコレートが225円。注意点としては外税表示のためレジに持っていくと全部で1380円だった。ただし、ドレッシングに関してはキューピーなどのメーカー品が1Lクラスだと最低でも600円以上はするので、確かにこれは安いと感じた。早速シーザーサラダとごま冷やし中華を試してみたが、シーザーサラダドレッシングはかなり美味しかった。いつでも簡単にシーザーサラダができるほかアレンジも楽しめそうなので、これはリピートするかも。ごま冷やし中華も値段相応な感じだったが全体的には悪くないと思う。酸味が聞いたゴマダレなので少し万人受けしずらいかもしれないが普通の醤油系の冷やし中華に飽きている人は試す価値はあるかも。と、今回はドレッシング系がメインだったがこの他に冷凍食品などでもコスパの良い品もあるので、ネット情報で調べてピンポイント買いしてみると面白いかも。あとは店内に変わった輸入食品もあったのでこういったのが好きな人にも嬉しいお店だと思う。
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2018年05月13日

美唄市 自転車持ち込み可の宿泊施設が誕生

ここ近年、全国的に自転車を使った地域振興や地域活性化をはかる自治体が増えてきているが北海道でもその傾向は強く見られるようになった。特に人口の少ない市町村でその傾向は見られ道内や本州からの自転車愛好家や海外からのサイクリストを呼び込もうと試行錯誤している。

北海道の空知総合振興局(旧空知支庁)にある「美唄市」ではこの度、自転車を部屋に持ちこんだり無料の工具で修理調整ができるなどサイクリストに特化した宿泊施設が誕生した。元々は温泉宿泊施設の「ピパの湯ゆ〜りん館」があるところで、ここの別館として新規に建造。客室は全8室(写真のようなツイン部屋で全16名対応)と少々少なめだが盗難の危険性があるスポーツ自転車を部屋にそのまま持ち込めるため、特に高級ロードバイクを持っている人には嬉しい宿泊施設だ。

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※画像は北海道新聞より


建物は鉄骨造2階建てで、ラウンジやリペアスペースも設置(工具は無料で借りられる)。このほか施設内のレンタルサイクルターミナルではクロスバイクやロードバイク、冬に強い極太タイヤのファットバイクなどのスポーツタイプのレンタルサイクルも用意し、自分の自転車がない人でもサイクリングを楽しめるようになっている。また、温泉宿泊施設の別館のため本館に行けば温泉にも入れるそうで、サイクリングで疲れた体を癒やすには嬉しい仕様だ。

美唄市は元々高度経済成長期に石狩炭田の一部として炭鉱で発展したまちだが、ピーク時約9万人居た人口は今では3万人を切るなど特に炭鉱閉山以降は急速に衰退したまちである。空知管内では似たようなまちが多いのだが、美唄市ではひとつの観光政策として2017年度から「サイクルツーリズム」(自転車による観光)の推進に向けてサイクリングガイドの養成やイベントの開催など自転車愛好家の受けれ態勢づくりを本格化している。今回の宿泊施設もこれに絡んだものだ。総事業費・約1億2千万のうち6千万は地方創生拠点整備交付金からの補填で美唄市をあげての宿泊施設の誕生となった。北海道新聞によれば美唄市は2017年の7月にはサイクリングガイド養成講座を実施し、同10月には美唄市初のサイクリングイベント、「びばいカントリーライド」を実施するなどサイクルツーリズムを本格化させているようで、この宿泊施設も人気となっていくかもしれない。

2018年05月09日

GIANT DEFY COMPOSITE SE 2013の中古を購入

3年ぐらい前にGIANTの入門用ロードバイクを譲り受けてしばらく乗っていたのだが、サイクリングで他の人のカーボンフレームのロードバイクが良さそうだったことと、自身のステップアップ、もともとフレームサイズも少し小さかったことからロードバイク4年目となる今年に新調することとした。

候補は今までずっとGIANTばっかりでかなり愛着があるメーカーだったのでGIANT1社に固定。カーボンロードバイクの新車を検討したものの気に入った色が無かった点と少し予算的にあれだったので中古という選択肢を選んだ。今回中古のスポーツ自転車ははじめてだったのだが調べると状態が良いものもあって決して悪いわけではないと判断。ヤフオクが最有力だったが欲しいものが出品されてなかったのでサイクリーという中古自転車屋にした。ここは実店舗のほかネット販売も行っており購入したものは福岡から北海道まで5日でやってきた。価格は新車時で定価15万7千円(税込み)のものが9万円(税抜き)で売られていた。最初は躊躇したがしばらくして10%オフになって8万3千円になったため即購入。送料が高かったため結局10万円ぐらいになった(実際はカードで3回払い)。

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これがそのカーボンロードバイク。名前は「DEFY COMPOSITE SE」でDEFYはGIANTのロードバイクの中でもエンデューロ(非レース系)なロードバイクでSEはスペシャルエディションの意味。SEではコンポーネントをTiagraで統一している。COMPOSITEの意味はわからなかったがGIANTのカーボンフレームの中でも下のグレードみたいだ(上はADVANCEDフレーム)。状態はサイクリーで「C」となっていて若干のサビやスレありとの表記があった。ネット情報によればサイクリーのC判定はA、Bの次のCだがかなり状態が良いらしく、実際届いた時に確認してみたがバーテープは新車時のものがそのままついており使用感はほぼ無し。ブラケット左側に転倒時のスレや傷が少しあったが気にならないレベル。フレームの傷はほとんど確認できなかった。タイヤの状態も新車時のものがそのままついててフロントは摩耗なし。リアの状態は少し減っていて推定数100km程度走行している感じだった。少なくとも1000kmとかは全然いってないレベルのいい状態で前ユーザーはほとんど乗ってない印象だった。では本題に入ってさっそく細部をみてみよう。

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まずは前の方から。ブラケットはTiagraの4600でシマノの中では下から2番めのグレードとなる。シフトインジケータはSoraとTiagraに付いているのだがホビーユースだったり初心者には嬉しい仕様。この次の105からインジケータがなくなる。

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フロント用ももちろんTiagra。paceではフロント3枚だったがDefyではフロント2枚になった。

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ヘッドチューブ。つや消しブラックにシルバーのGIANTロゴ。上述のとおりエンデューロ系のためこのヘッドチューブがレース系ロードバイクよりも長くとられている。これにより前傾姿勢がキツくならず快適なロングライドが提供される。ブレーキもTiagra。

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ホイールはGIANTのP-R2。この価格帯に標準で付いてくる重たいホイール、通称「鉄下駄」で前後あわせて2kgもあるらしい。このロードバイクの車重は8.4kgなのだが大部分はこの鉄下駄が原因かも。逆にこれをアップグレードするとかなり走りが軽くなるようだ。

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タイヤは同じくGIANTのP-R3。ホイールと同じくオマケ程度のタイヤでこちらも交換必須。実際のところ新車時から5年目が経過したせいかフロントは摩耗はほぼ無いもののサイドにひび割れが発生して安心して使えないレベルになっていた。

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よって後日にミシュランのリチオン3の23Cに交換。Wiggleで定価3700円が一本1600円というバーゲンプライスだった。

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次にフロントフォーク。paceのフロントフォークはカーボン素材だったが形状がまったく異なる。paceは曲線を描いた普通のフォークだったがDefyのは上から下にかけて細くなるデザイン。振動吸収に寄与するらしい。

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トップチューブ。これまでのは丸いレトロなデザインだったがDefyは平らで太めなデザイン。カラーリングもレーシーな感じ。

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これがシートポストにかけて細くなる。これも振動吸収に寄与するらしい。

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ダウンチューブは極太の三角形状。GIANTの大きいロゴが入っているがクロスバイクのようなロゴと違い赤を混ぜてデザインを洗練させている。

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ダウンチューブの下部。GIANTロゴとマークが大きく入っている。ちなみに最近のワイヤーは内蔵タイプが主流となっているがこのDefyは低価格だったため外出し式になっている。現行モデルだとクロスバイクまで内蔵タイプのため少し見劣りする部分だがメンテナンスはしやすいのでまぁよしとしよう。

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クランクとフロントスプロケット。コンパクトドライブというもので34/50Tの組み合わせ。ペダルは付いておらず(新車時も同じ)、とりあえずフラットペダルを付けている。

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ボトムブラケットまわり。今まで見たこと無い極太形状で名前は「POWERCORE」。カーボンだから可能な形状なのだろうか。調べると「これまでフレームの外側にあったベアリング部分を内部に納めることにより
BB部分を広げることができ、結果剛性の向上に繋がります」とあった。

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シートポスト下部。エアロ形状のためタイヤに沿って独特の湾曲が与えられる。

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シートポスト。それまで丸タイプしか使ったことなかったが、エアロ形状のためこちらも独特の形をしている。

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サドル。赤いライン入りでpaceの純正品よりはクッション性も少しよかった。が、穴あきサドルになれてしまったためこちらは移植する形で即交換。

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リア周り。リアブレーキの上の部分はアルミフレームだとパイプを繋げた形で真ん中が空いているのだが、カーボンフレームだとここは一体型になるみたい。トップチューブからリアにかけて曲線を描きながらも1本線のようになっている。

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リアはDefyのロゴ入り。

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リアスプロケット。12-30Tの10速でロードバイクにしてはワイドなギア比。paceは12-26Tの8速だったので一番軽いギアが増えた形。フロントとあわせて20段変速だ。paceの24段(リア12-26T、フロント52/42/30)から見ると20段で減っているように見えるがギアがワイドになったため一番重いギアはあんまりかわらず軽いギアが増えて上り坂が少し楽になった。

乗ってみた感想はプロのレビューにもあったが乗り心地がかなり良いと感じだ。路面の段差やへこみ、うねりや舗装の割れ目を通っても衝撃がマイルドになって伝わってくる。もちろん振動や衝撃が無いという意味ではないがこのくらいなら許容できるかなぁというぐらいに軽減されるのである。他にはフル加速してみたがプロのレビューにあったようなワンテンポ遅れてくる感じは少ししたけどそこまで気にならない感じはした。この点はアルミフレームだと振動がダイレクトな反面、加速もダイレクトらしいのだがなるほど本当にそうらしい。特にこのDefy COMPOSITE SEは安いT-600カーボンで形成されているため剛性はあまりなくその分振動を吸収するようなのでその特性が現れていると思われる。とりあえず中古にしては少し高いように思えたけど乗り心地の良さやデザイン、使用感などから満足できるものでしばらくロングライドにはこれを使おうと思う。

ちなみにネット販売で中古自転車を買う場合の注意点だがこれからはじめて自転車を買おうという人は多分だめ。というのは買ってからメンテナンスなど基本自分でやらないといけないため、初心者では少しハードルが高いと思う。適しているのは2台目以降を探している中級者以上の人。この人であれば自分である程度できると思うし、ネットにも情報があるため初心者のような困った状況にはおかれないはず。最近は自転車ブームで買ってはみたものの長続きしなかった人が中古ショップに売っているようで、買う側も新車だと高すぎるのでリーズナブルな中古がほしいというニーズがあるようだ。

2018年05月06日

「森のキッチン穂乃花」へラーメンを食べにサイクリング

今年のゴールデンウィークの天気は前半は異常なくらいの暖かさの一方、後半は雨中心であまり自転車に乗れない日が続いた。最終日の6日はなんとか午前中は風も強くなく曇り中心だけど乗れそうなので近場にサイクリングへ行ってきた。目的地は隣町にある「ひがしかぐら森林公園」内にある食堂。名前は「森のキッチン穂乃花」というところで去年の旭川市民サイクリングの時に昼食で立ち寄った際に値段の割にかなり美味しかったので今回また行ってみることにした。

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行き方はものすごく簡単で、ツインハープ橋下のサイクリングロード(忠別川サイクリングロード)を東神楽町方面へひたらすら道なりに走るだけ。ツインハープ橋の下からだと距離にしておよそ片道15kmぐらいだろうか。サイクリングロードはほとんど坂が無く(橋を超えるための迂回的な下り&上りはあるが)比較的ラクに目的地を目指せる。今年はサクラの開花時期が少し早く例年はゴールデンウィーク明けの次の週ぐらいが満開だったが、今年はゴールデンウィーク付近で満開となった。

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途中、東神楽のパークゴルフ場で一休み。この施設はパークゴルフ場(東神楽14号河川敷パークゴルフ場)兼自転車の休憩場になっていて、サイクリングロードすぐそばに設置されている。

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左側の建物でパークゴルフの申し込みと用具のレンタル(有料)が可能だ。他にトイレと自販機もあるので休憩にはぴったり。

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午後からすぐに雨なのであまりゆっくり休まず先を目指す。出発した9時頃は少し日が出ていたが予報通りあとは曇り空で少し寒かった(気温は13度ぐらい)。

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基本的にはサイクリングロード一本で森林公園まで行けるのだが、最後の森林公園に入る上り坂で道路の状態が極端に悪くなる(デコボコ&落ちた枝などが一杯でロードバイクではパンクの危険性大)ため最後だけ一般道を走る。この道道294号と町道が交わる部分を右奥に進む。あとは残り4kmぐらいをひたすら道なりに進む。左カーブの上り坂が見えてきたらゴールはすぐそこだ。

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というわけでゴールのひがしかぐら森林公園に到着。サイクリングターミナルで一休み。ただし雨が心配なので水分補給をしてすぐに本当の目的地の食堂を目指す。

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この森林公園はキャンプ場も兼ねた施設で、他には湖の上を走るサイクルモノレール、あひるのローボート、レンタルサイクルなどもあって子供と遊べる施設となっている。今回はこの中央にある木製の橋を手押しで突き進んで

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園内のサイクリングロードに出てこれを道なりに進む。

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左手にパークゴルフ場が見えてきたら食堂はすぐそこだ。食堂の名前は「森のキッチン穂乃花」で多分町営?の施設となっている。

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中に入ると左奥に調理場。他に6名がけのテーブルが10台以上ありそこそこ人数は入るイメージ。ただし基本的にはパークゴルフ利用者が中心なのでサイクリングの格好で行くと完全なアウェイ感を味わえる。支払いは食券方式。ここの魅力はその安さで醤油ラーメンがチャーシュ入りで550円。今どきほぼワンコインでラーメンが食べられるとはなんとも魅力的な食堂である。550円だからといってそれなりかと思いきやちゃんとしたラーメンで、この価格以上の美味しさに惹かれて今回のサイクリングとした(※サイクリング後なので塩味が普段よりも美味しく感じることを付け加えておく)。

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前回はオーソドックスな醤油ラーメンを食べたので今回は変化球的に「みそ生姜ラーメン」をチョイス。生姜が効いたスープに紅生姜のアクセントが入るコクのある味噌ラーメンで、ここの食堂にしては少し高めの750円だったが結構美味しかった。ちなみに右上のホットコーヒーはセルフサービスだが無料で付く。今日は少し肌寒かったため前回よりも美味しく感じた。

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先程よりもさらに雨の気配を感じる天気になってきたので足早に出発。食堂直ぐ側の湖周辺で写真をとるおじいいさんを発見。

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帰りは道なりに進んで、先程の道道294号で曲がって橋を渡り、今度は来た未知の反対側にある河川敷を通って岐路を目指す。こちらは行きと違って休憩施設がなくまた車道を交差するため少し危険度が高いのだが行きとは違った景色と舗装状態が良いため最近は頻繁にこのルートを通っている。

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途中で市道に出て帰路を目指す。日曜の昼間とあって通勤の自動車や大型トラックもほぼ無しで快適な道路だった。途中田んぼの真ん中を突っ切るところではこの手の道によくある舗装の割れ目による衝撃が一定間隔で来るのだが、今年乗り換えたカーボンロードバイクのお陰か衝撃はかなりマイルドで苦痛にならないレベルだった。一つ前のアルミフレームとは大きな違いだ。

というわけで総走行距離は家からおよそ45kmとライトなサイクリングだった。この忠別川サイクリングロードはほぼ平坦な道でかなり初心者向けとなっていて友人や家族とのサイクリングも可能なライトなサイクリングロードである。目的地を森林公園に設定し昼食を今回の食堂である「森のキッチン穂乃花」にすれば初心者でも車道の心配のない充実したサイクリングを味わえると思うので是非とも忠別川サイクリングロードと森のキッチン穂乃花の組み合わせをオススメしたいと思う。ちなみにふたつほど難点があって真夏になるとサイクリングロードは周辺に木々が無いためものすごく暑いのと、同じく木々が無いため風の影響を受けやすく強風時はかなり辛くなる。できれば春先や初夏、夏をすぎて秋あたりの穏やかな天気の時が一番良いかと思う。

2018年05月05日

美瑛町 白金に新しい道の駅『びえい「白金ビルケ」』がオープン

北海道の美瑛町といえば旭川市に隣接する「なだらかな丘陵と豊かな自然環境と景観が特徴のまち」(wikipedeiaより)である。近年は自然の状態で青い色が特徴&幻想的な「青い池」で有名になった観光地でもある。その青い池がある白金地区に新しい道の駅が誕生する。名前は「道の駅 白金びるけ」で、今年の4月25日に国交省管轄の道の駅として正式登録。平成30年度中のオープンを目指すそうだ。

もともとは「ビルケの森白金インフォメーションセンター」として既に施設があったのだが新たに新館を立ててのリニューアルオープンとなる。以下、プレスリリースによれば

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道の駅『びえい「白金しろがねビルケ」』は、十勝岳連峰が眺望できる緑あふれる場所に位し青い池や十勝岳展望台など、十勝とかち岳だけの活動に由来した点在する地域資源をつなぐ連携拠点施設としての役割を果たします。
また、サイクリングや登山等のニューツーリズムに対応した拠点施設(シャワー室、更衣室、コインランドリー等)のほか、地元特産品による地域の魅力発信施設として、レストランや直売所も整備されます。(現在オープンに向けて準備が進められています。)
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と、なんとサイクリングや登山に対応した道の駅施設として生まれ変わるそうだ。次にプレスリリースにある特徴を読むと...

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ふむふむ。駐車場は98台。シャワー完備でサイクリング対応の更衣室なども充実しているようだ。イメージ的には自動車に自転車を積んだ「自動車輪行」の観光客がここを拠点としてサイクリングを楽しむ感じだろうか。

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完成図左側の塔のような建物はすでにあるので右側のが新規建築となる。さらに現状の駐車場予定図よりも小さいため、拡張すると思われる。

美瑛町は「びえいセンチュリーライド」にも見られるように自転車での地域活性化や町おこしを取り組んでいる自治体で、今回のサイクリング対応道の駅もその一環とみられる。もともと「びえいセンチュリーライド」のコースににもなっている丘陵地帯は自転車の観光客が多いのだが、青い池の白金地区はその真反対にあって自転車でのサイクリングが少ない地域であった。また、青い池への道は1本しかなくかつ観光シーズンともなれば「青い池渋滞」も発生するぐらい自動車の交通量が激増する。ゆえに自転車での青い池へのハードルは高いものがあった。



元々は旭川開発局の「美瑛川の河川空間をサイクリングなどで活用する地域活性化の取り組み」に起因するものだが、現在美瑛町では市街地の河川敷から青い池まで河川敷一本で行けるよう、美瑛川の河川敷を整備中である。この「道の駅」もこの河川敷に隣接するもので、これが完成するとこの拠点から河川敷を経由して青い池。もしくは逆に市街地へ車道を通ることなく移動できるようになる。



河川敷の完成と白金ビルケの完成で美瑛における自転車観光の促進剤となるかもしれない。

2018年04月30日

(第1回)キトウシ国際サイクリングが今年も開催

管理人も去年参加した東川町のサイクリングイベント、「キトウシサイクリング」が今年も開催されることとなった。去年の時は第0回のプレイベント(プレビュアーイベント)的位置づけだったが今年からは正式に第1回となり本格開催となる。

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※画像は去年のスタートゲート


去年参加した時は適度にサイクリングを楽しめて

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途中雨にあってかなり最悪だったけど

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走行後のバーベキューや

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※ジンギスカンなど

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抽選会もあって参加費の割にかなりお得なイベントだった。今年の参加費も本格開催ながらわずか500円アップの3000円に設定されており今年もそのお得感は健在だ。

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難易度も去年と同じ3種類の設定で特に平坦オンリーの初心者向けの24kmとレンタルサイクル(※有料)もあるため敷居はかなり低めとなっている。本気のガチ勢の人にとっては上級コースでも物足りないのかもしれないが、あくまでサイクリングイベントなのであしからず。

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ちなみにレンタルサイクルは前回と同じmont-bellブランドの入門用スポーツサイクル(クロスバイクやロードバイク)が有料(2000円)でレンタルでき、自前の自転車がない場合も安心だ。ただし台数に限りがあるので予め余裕を持って予約すること。

締切は5月18日まで。申し込み書は公式サイトの下部にあるPDFを印刷して郵送かFAXで申し込みできる。参加費はゆうちょ銀行に自口座から送金するか他行振込で完了となる。前回参加者には4月上旬くらいに郵送でビラが配布されており、優先申し込みとして4月27日までが優先申し込みとなっていた。ここから一般申し込みとなるので上述したボリューム的お得感や、前回参加者が400名以上いたことから500名の定員がすぐに埋まりそうなのではやめの申し込みをオススメしたい。

※去年の参加レビューはこちらから

2018年04月08日

2018年の春の交通安全運動が北海道でもスタート

毎年のこの時期の恒例行事、「春の交通安全運動」の時期がやってたき。

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2018年(平成30年)の実施期間は4月6日から15日までのおよそ2周間。例のごとく今回も重点項目を見ると...

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(1) 子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止
(2) 自転車の安全利用の推進
(3) 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
(4) 飲酒運転の根絶
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これに関する趣旨としては

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【趣旨】 全国重点を4点とする趣旨は以下のとおりである。
(1) 次代を担う子供のかけがえのない命を社会全体で交通事故から守ることが重要であるにもかかわらず,依然として道路において子供が危険にさらされていること,特に,新年度になり,入学や進級を迎える4月以降に小学生の歩行中・自転車乗用中の交通事故が増加する傾向にあること,また,高齢者の交通事故死者数が,交通事故死者数全体の半数以上を占め,その減少が強く求められていること,高齢運転者による重大交通事故が発生していること
(2) 自転車は,身近な交通手段であるが,自転車側に法令違反がある重大な交通事故が後を絶たないことから,自転車利用者に対する交通ルール・マナーの周知徹底が必要であること
(3) 自動車乗車中における後部座席シートベルトの着用率やチャイルドシートの使用率がいまだ低調であること
(4) 重大事故の原因となる飲酒運転による悲惨な交通事故が依然として後を絶たないこと
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となっている。自転車に関連する項目が含まれているのは毎度のことで、季節的なものとして新入学の時期であることから、(1)に「子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」が含まれていると思われる。次に北海道の実施要綱を見ると重点はもちろん同じなのだが、主な推進事項として「自転車の安全利用の推進」が書かれていたのでここで紹介しよう。

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2 自転車の安全利用の推進

○ 運転者の皆さんは
交差点等では、自転車の有無や動きをしっかりと確認しましょう。
○ 自転車を利用する皆さんは
自転車が車両であること、車道通行が原則で歩道通行が例外であることを認識しましょう。
車道では左側に寄って通行し、歩道を通行できる場合も歩行者優先の運転をするとともに、夕
暮れ時は前照灯を早めに点灯しましょう。
自転車を利用するときは、ヘルメットの着用に努めるとともに、自転車損害賠償保険等の加入
に努めましょう。
○ 家庭では
夕暮れ時や夜間に外出するときは、明るい服装や反射材を着用しましょう。
自転車のルールやマナーを話し合い、傘差し運転、スマートフォンやイヤホンを使用した運転
等は、交通違反となる危険な行為であることを理解させるほか、子供を自転車に乗せるときは、
ヘルメットを着用させましょう。
○ 学校では
自転車の通行方法や夕暮れ時における前照灯の早め点灯など、自転車の正しい利用の仕方を身
につけさせましょう。
○ 地域・町内では
街頭での啓発活動などを通して、反射材の普及と着用の促進に努めるとともに、自転車安全利
用五則を活用して、自転車のルールやマナーを呼びかけましょう。

【自転車安全利用五則】
@ 自転車は、車道が原則、歩道は例外
A 車道は左側を通行
B 歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
C 安全ルールを守る
○飲酒運転・二人乗り・並進の禁止
○夜間はライトを点灯
○交差点での信号遵守と一時停止・安全確認
D 子供はヘルメットを着用
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と場面毎に事細かに推進事項が書かれていた。今年の4月には北海道でも自転車条例が施行されたばかりで、もしかしたらこれの絡みもあるのかも。

今年の北海道は3月の異様な暖気により雪解けが急速に進み、管理人の旭川市ではすでに積雪0cmを記録。路面のアスファルト車道は概ね、歩道もほとんど出ているため自転車に乗れる状況だ。この時期は冬場に自転車が居なくなることで自動車のドライバーの注意力や安全確認力が落ちており(交差点で一時停止せずそのまま出てくる、左折や右折時によく確認せず猛スピードで曲がるなど)、自動車と接触事故が起きやすい時期である。こういった背景から自転車を利用する際は自動車の動きをよく読んだり、アイコンタクトを送る、こちらから止まるなど予防運転を強めにして事故防止につなげてほしいと思う。


2018年03月25日

北海道で自転車条例が制定 施工は4月1日から

少し前に記事としても取り上げた「北海道の自転車条例」が2018年3月20日に設定された。

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施工は翌月の4月1日からとなる。都道府県レベルの条例としては有名なところで兵庫県や大阪府の「自転車保険義務化」があるが、北海道の自転車条例では自転車保険に関しては少し弱めで以下の通りになっている

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第3章 自転車損害賠償保険等の加入促進等

1 自 転 車 損 害 賠 償 保険等の加入促進

@ 自転車利用者は、自転車損害賠償保険等への加入に努める。
A 自転車小売業者は、自転車損害賠償保険等に関する啓発等を行うよう努める。
B 自転車貸付業者その他事業者は、事業活動に係る自転車損害賠償保険等に加入しなければならない。【義務】
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義務が自転車貸付業者、すなわちレンタルサイクル事業者にあるのに対し、個人や自転車小売に対しては努めるや啓発活動にとどめられている。他に気になった点は冬に関する記述。

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第1章 総則

5 自 転 車 利 用 者の 責 務

C 自転車利用者は、冬期においては、その道路状況を考慮して、自転車に適正な器材を装着し、又は自転車の利用を取りやめるよう努めるものとする。
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上記のように積雪がある際は適切な機材、これはスパイクタイヤやファットバイクの極太タイヤのことだと思うが、夏タイヤで走らないようにあるいは困難な場合は利用しないようにということだろうか。また、自動車の利用者に対する記述もあり、

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6 自 動 車 等 運 転 者の 責 務

@自動車等の運転者は、自転車が車両であることを認識し、自転車及び自動車等が共に道路を安全に通行することができるように配慮しなければならない。
A自動車等の運転者は、自転車の側方を通過するときは、これとの間に安全な間隔を保ち、又は徐行するよう努めなければならない。
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と、このように車道を走る自転車に対して配慮ある運転をするようにとのこと。もう一つ気になった点は事業者に対する文面。

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8  事 業 者 の 役 割

@ 事業活動において自転車の活用等の推進を図るよう努める。
A 事業活動において従業員等に自転車を利用させる場合は、関係法令を遵守させるとともに、乗車用ヘルメットの着用を推奨する。
B 国、道及び市町村の施策へ協力するよう努める。
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これらを要約すると会社でも自転車の活用を推進(自転車通勤やその他移動など)し、その際にはヘルメットの着用を推奨する。会社で活用推進する場合は国や市町村の施策に協力に努めよとなるだろうか。

このように今回制定された北海道の自転車条例では地域性をからめたものとなっていて、道、自転車利用者、自動車ドライバー、事業者などに努めるべき内容を提示したほか、交通安全教育や自転車保険、自転車専用道路、自転車専用車両通行帯整備に関する記述、サイクルツーリズムなども含まれていて本格的な自転車条例であると感じた。その一方で他の都道府県の条例でもそうなのだが罰則規定は特に無く条例としてあるだけとなる。もちろん条例があることにより指導や推進が強力なものとなるため無意味ではないのだが、少なくとも一歩進んで自転車保険ぐらいは義務化の文面を入れても良かったのではないかと思う。あとは条例を制定&施工するからには本自転車条例の周知徹底と実際の活動による普及&推進&啓蒙活動など地道な活動が大事になってくるかと思う。

※本自転車条例の本文概要は左リンクのとおり

2018年03月09日

「クルマを捨ててこそ地方は甦る」の感想

少し前に購入した藤井聡教授の「クルマを捨ててこそ地方は甦る」をようやく読み終えた。「地方はクルマが無いと生活できない」という一般常識はこの本を読み終えるころには非常識となり、「クルマこそが地方を衰退&疲弊させた張本人」という新事実が頭にインプットされた。

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2018年03月04日

さいたま市 市内すべての新中高生対象に自転車免許制を開始

ここ最近は自治体レベルで独自の「自転車免許制」を導入するところが増えてきているが、さいたま市でもこれが実現となる。まずは記事から。

参照元:読売オンライン
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新中高生に安全講習、テスト後に「自転車免許」

さいたま市教育委員会は4月から、全市立中高61校の新入生約1万1000人を対象に自転車の安全講習を実施した上で、自転車運転免許証を発行する。

 法的な効力はないが、交通安全の意識を高め、ルールを守ってもらう。

 免許証は、教員が講師を務める安全講習(座学、45分程度)を受講し、確認のためのテストをした後、発行される。大きさは名刺とほぼ同じで、中学生と高校生用の2種類を用意する予定だ。デザインは検討中だが、氏名などのほか、自転車に乗る際の注意点などを記すという。

 埼玉県警交通企画課によると、2013〜17年の5年間で、県内の中学1年が自転車に乗っている際の事故で死傷したのは計884人。高校1年は学年別で最も多い2101人となっている。同課では「入学して通学に自転車を利用し始めることが影響している」と分析している。

 市と県警は2月26日、中高生の自転車安全教育を進めるため、同市役所で自転車安全教育推進宣言に署名。県警は自転車運転免許制度の指導を行う教員への講習会の開催や、道路交通法に関するクイズ形式の教材の監修などを行う。

 細田真由美・市教育長は「専門的なアドバイスをもらうことができ、大変心強い。生涯にわたる安全意識を持ってもらうことが期待できる」と話した。また、県警の遊馬宏志交通部長は「事故減少のため、交通ルール、マナーを守っていってほしい」と述べた。
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注目したいポイントは市内すべての中学校と高校の新一年生が対象となっていること。実は子供の自転車事故で多いのは中学生と高校生である。理由としては自転車通学により自転車を使う機会が増える点と、交通量の多い通学・通勤時間帯での利用、体力が児童や小学生よりもアップするため無謀運転につながりやすいなどがあるがこの事故の多い中高生を対象とすることでピンポイントで対策していることだ。

さらにこの免許制は法的効力はないものの座学とその後のテストにより免許証が発行される。もう一つ踏み込んで路上テスト(あるいは自動車学校を借りての実地試験)があるとより効果が高いのだが、安全教室などでただ単に聞いて終わるタイプよりはテストを受ける分自分で考えるプロセスが含まれているので少しは効果がありそうだ。

ちなみにさいたま市の小学校はどうなのかと思って調べると、どうやら2013年にはすべての小学校で4年生を対象に講習20分、学科10分、実技45分の免許制を導入しているようで、中学生になってはじめてではない模様。進学時に心機一転と再び自転車のルールを学ぶ形となるが再認識や安全意識を高めさせるためにも一定の効果がありそうだ。

今回の実施により、さいたま市では小学校と中高学校、高校と3段階での自転車免許制(※法的効力はなし)の実現となる。市内全域のレベルで小中高での免許制を導入する例は珍しくさいたま市の本気度が伺える。背景には「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の実施など自転車によるまちづくりを行う部分も関係しているような感じがした。ツール・ドはまぁ置いといて小中高すべてでの自転車免許制は他の自治体も見習ってほしい事例である。
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