2018年05月09日
GIANT DEFY COMPOSITE SE 2013の中古を購入
3年ぐらい前にGIANTの入門用ロードバイクを譲り受けてしばらく乗っていたのだが、サイクリングで他の人のカーボンフレームのロードバイクが良さそうだったことと、自身のステップアップ、もともとフレームサイズも少し小さかったことからロードバイク4年目となる今年に新調することとした。
候補は今までずっとGIANTばっかりでかなり愛着があるメーカーだったのでGIANT1社に固定。カーボンロードバイクの新車を検討したものの気に入った色が無かった点と少し予算的にあれだったので中古という選択肢を選んだ。今回中古のスポーツ自転車ははじめてだったのだが調べると状態が良いものもあって決して悪いわけではないと判断。ヤフオクが最有力だったが欲しいものが出品されてなかったのでサイクリーという中古自転車屋にした。ここは実店舗のほかネット販売も行っており購入したものは福岡から北海道まで5日でやってきた。価格は新車時で定価15万7千円(税込み)のものが9万円(税抜き)で売られていた。最初は躊躇したがしばらくして10%オフになって8万3千円になったため即購入。送料が高かったため結局10万円ぐらいになった(実際はカードで3回払い)。
これがそのカーボンロードバイク。名前は「DEFY COMPOSITE SE」でDEFYはGIANTのロードバイクの中でもエンデューロ(非レース系)なロードバイクでSEはスペシャルエディションの意味。SEではコンポーネントをTiagraで統一している。COMPOSITEの意味はわからなかったがGIANTのカーボンフレームの中でも下のグレードみたいだ(上はADVANCEDフレーム)。状態はサイクリーで「C」となっていて若干のサビやスレありとの表記があった。ネット情報によればサイクリーのC判定はA、Bの次のCだがかなり状態が良いらしく、実際届いた時に確認してみたがバーテープは新車時のものがそのままついており使用感はほぼ無し。ブラケット左側に転倒時のスレや傷が少しあったが気にならないレベル。フレームの傷はほとんど確認できなかった。タイヤの状態も新車時のものがそのままついててフロントは摩耗なし。リアの状態は少し減っていて推定数100km程度走行している感じだった。少なくとも1000kmとかは全然いってないレベルのいい状態で前ユーザーはほとんど乗ってない印象だった。では本題に入ってさっそく細部をみてみよう。
まずは前の方から。ブラケットはTiagraの4600でシマノの中では下から2番めのグレードとなる。シフトインジケータはSoraとTiagraに付いているのだがホビーユースだったり初心者には嬉しい仕様。この次の105からインジケータがなくなる。
フロント用ももちろんTiagra。paceではフロント3枚だったがDefyではフロント2枚になった。
ヘッドチューブ。つや消しブラックにシルバーのGIANTロゴ。上述のとおりエンデューロ系のためこのヘッドチューブがレース系ロードバイクよりも長くとられている。これにより前傾姿勢がキツくならず快適なロングライドが提供される。ブレーキもTiagra。
ホイールはGIANTのP-R2。この価格帯に標準で付いてくる重たいホイール、通称「鉄下駄」で前後あわせて2kgもあるらしい。このロードバイクの車重は8.4kgなのだが大部分はこの鉄下駄が原因かも。逆にこれをアップグレードするとかなり走りが軽くなるようだ。
タイヤは同じくGIANTのP-R3。ホイールと同じくオマケ程度のタイヤでこちらも交換必須。実際のところ新車時から5年目が経過したせいかフロントは摩耗はほぼ無いもののサイドにひび割れが発生して安心して使えないレベルになっていた。
よって後日にミシュランのリチオン3の23Cに交換。Wiggleで定価3700円が一本1600円というバーゲンプライスだった。
次にフロントフォーク。paceのフロントフォークはカーボン素材だったが形状がまったく異なる。paceは曲線を描いた普通のフォークだったがDefyのは上から下にかけて細くなるデザイン。振動吸収に寄与するらしい。
トップチューブ。これまでのは丸いレトロなデザインだったがDefyは平らで太めなデザイン。カラーリングもレーシーな感じ。
これがシートポストにかけて細くなる。これも振動吸収に寄与するらしい。
ダウンチューブは極太の三角形状。GIANTの大きいロゴが入っているがクロスバイクのようなロゴと違い赤を混ぜてデザインを洗練させている。
ダウンチューブの下部。GIANTロゴとマークが大きく入っている。ちなみに最近のワイヤーは内蔵タイプが主流となっているがこのDefyは低価格だったため外出し式になっている。現行モデルだとクロスバイクまで内蔵タイプのため少し見劣りする部分だがメンテナンスはしやすいのでまぁよしとしよう。
クランクとフロントスプロケット。コンパクトドライブというもので34/50Tの組み合わせ。ペダルは付いておらず(新車時も同じ)、とりあえずフラットペダルを付けている。
ボトムブラケットまわり。今まで見たこと無い極太形状で名前は「POWERCORE」。カーボンだから可能な形状なのだろうか。調べると「これまでフレームの外側にあったベアリング部分を内部に納めることにより
BB部分を広げることができ、結果剛性の向上に繋がります」とあった。
シートポスト下部。エアロ形状のためタイヤに沿って独特の湾曲が与えられる。
シートポスト。それまで丸タイプしか使ったことなかったが、エアロ形状のためこちらも独特の形をしている。
サドル。赤いライン入りでpaceの純正品よりはクッション性も少しよかった。が、穴あきサドルになれてしまったためこちらは移植する形で即交換。
リア周り。リアブレーキの上の部分はアルミフレームだとパイプを繋げた形で真ん中が空いているのだが、カーボンフレームだとここは一体型になるみたい。トップチューブからリアにかけて曲線を描きながらも1本線のようになっている。
リアはDefyのロゴ入り。
リアスプロケット。12-30Tの10速でロードバイクにしてはワイドなギア比。paceは12-26Tの8速だったので一番軽いギアが増えた形。フロントとあわせて20段変速だ。paceの24段(リア12-26T、フロント52/42/30)から見ると20段で減っているように見えるがギアがワイドになったため一番重いギアはあんまりかわらず軽いギアが増えて上り坂が少し楽になった。
乗ってみた感想はプロのレビューにもあったが乗り心地がかなり良いと感じだ。路面の段差やへこみ、うねりや舗装の割れ目を通っても衝撃がマイルドになって伝わってくる。もちろん振動や衝撃が無いという意味ではないがこのくらいなら許容できるかなぁというぐらいに軽減されるのである。他にはフル加速してみたがプロのレビューにあったようなワンテンポ遅れてくる感じは少ししたけどそこまで気にならない感じはした。この点はアルミフレームだと振動がダイレクトな反面、加速もダイレクトらしいのだがなるほど本当にそうらしい。特にこのDefy COMPOSITE SEは安いT-600カーボンで形成されているため剛性はあまりなくその分振動を吸収するようなのでその特性が現れていると思われる。とりあえず中古にしては少し高いように思えたけど乗り心地の良さやデザイン、使用感などから満足できるものでしばらくロングライドにはこれを使おうと思う。
ちなみにネット販売で中古自転車を買う場合の注意点だがこれからはじめて自転車を買おうという人は多分だめ。というのは買ってからメンテナンスなど基本自分でやらないといけないため、初心者では少しハードルが高いと思う。適しているのは2台目以降を探している中級者以上の人。この人であれば自分である程度できると思うし、ネットにも情報があるため初心者のような困った状況にはおかれないはず。最近は自転車ブームで買ってはみたものの長続きしなかった人が中古ショップに売っているようで、買う側も新車だと高すぎるのでリーズナブルな中古がほしいというニーズがあるようだ。
候補は今までずっとGIANTばっかりでかなり愛着があるメーカーだったのでGIANT1社に固定。カーボンロードバイクの新車を検討したものの気に入った色が無かった点と少し予算的にあれだったので中古という選択肢を選んだ。今回中古のスポーツ自転車ははじめてだったのだが調べると状態が良いものもあって決して悪いわけではないと判断。ヤフオクが最有力だったが欲しいものが出品されてなかったのでサイクリーという中古自転車屋にした。ここは実店舗のほかネット販売も行っており購入したものは福岡から北海道まで5日でやってきた。価格は新車時で定価15万7千円(税込み)のものが9万円(税抜き)で売られていた。最初は躊躇したがしばらくして10%オフになって8万3千円になったため即購入。送料が高かったため結局10万円ぐらいになった(実際はカードで3回払い)。
これがそのカーボンロードバイク。名前は「DEFY COMPOSITE SE」でDEFYはGIANTのロードバイクの中でもエンデューロ(非レース系)なロードバイクでSEはスペシャルエディションの意味。SEではコンポーネントをTiagraで統一している。COMPOSITEの意味はわからなかったがGIANTのカーボンフレームの中でも下のグレードみたいだ(上はADVANCEDフレーム)。状態はサイクリーで「C」となっていて若干のサビやスレありとの表記があった。ネット情報によればサイクリーのC判定はA、Bの次のCだがかなり状態が良いらしく、実際届いた時に確認してみたがバーテープは新車時のものがそのままついており使用感はほぼ無し。ブラケット左側に転倒時のスレや傷が少しあったが気にならないレベル。フレームの傷はほとんど確認できなかった。タイヤの状態も新車時のものがそのままついててフロントは摩耗なし。リアの状態は少し減っていて推定数100km程度走行している感じだった。少なくとも1000kmとかは全然いってないレベルのいい状態で前ユーザーはほとんど乗ってない印象だった。では本題に入ってさっそく細部をみてみよう。
まずは前の方から。ブラケットはTiagraの4600でシマノの中では下から2番めのグレードとなる。シフトインジケータはSoraとTiagraに付いているのだがホビーユースだったり初心者には嬉しい仕様。この次の105からインジケータがなくなる。
フロント用ももちろんTiagra。paceではフロント3枚だったがDefyではフロント2枚になった。
ヘッドチューブ。つや消しブラックにシルバーのGIANTロゴ。上述のとおりエンデューロ系のためこのヘッドチューブがレース系ロードバイクよりも長くとられている。これにより前傾姿勢がキツくならず快適なロングライドが提供される。ブレーキもTiagra。
ホイールはGIANTのP-R2。この価格帯に標準で付いてくる重たいホイール、通称「鉄下駄」で前後あわせて2kgもあるらしい。このロードバイクの車重は8.4kgなのだが大部分はこの鉄下駄が原因かも。逆にこれをアップグレードするとかなり走りが軽くなるようだ。
タイヤは同じくGIANTのP-R3。ホイールと同じくオマケ程度のタイヤでこちらも交換必須。実際のところ新車時から5年目が経過したせいかフロントは摩耗はほぼ無いもののサイドにひび割れが発生して安心して使えないレベルになっていた。
よって後日にミシュランのリチオン3の23Cに交換。Wiggleで定価3700円が一本1600円というバーゲンプライスだった。
次にフロントフォーク。paceのフロントフォークはカーボン素材だったが形状がまったく異なる。paceは曲線を描いた普通のフォークだったがDefyのは上から下にかけて細くなるデザイン。振動吸収に寄与するらしい。
トップチューブ。これまでのは丸いレトロなデザインだったがDefyは平らで太めなデザイン。カラーリングもレーシーな感じ。
これがシートポストにかけて細くなる。これも振動吸収に寄与するらしい。
ダウンチューブは極太の三角形状。GIANTの大きいロゴが入っているがクロスバイクのようなロゴと違い赤を混ぜてデザインを洗練させている。
ダウンチューブの下部。GIANTロゴとマークが大きく入っている。ちなみに最近のワイヤーは内蔵タイプが主流となっているがこのDefyは低価格だったため外出し式になっている。現行モデルだとクロスバイクまで内蔵タイプのため少し見劣りする部分だがメンテナンスはしやすいのでまぁよしとしよう。
クランクとフロントスプロケット。コンパクトドライブというもので34/50Tの組み合わせ。ペダルは付いておらず(新車時も同じ)、とりあえずフラットペダルを付けている。
ボトムブラケットまわり。今まで見たこと無い極太形状で名前は「POWERCORE」。カーボンだから可能な形状なのだろうか。調べると「これまでフレームの外側にあったベアリング部分を内部に納めることにより
BB部分を広げることができ、結果剛性の向上に繋がります」とあった。
シートポスト下部。エアロ形状のためタイヤに沿って独特の湾曲が与えられる。
シートポスト。それまで丸タイプしか使ったことなかったが、エアロ形状のためこちらも独特の形をしている。
サドル。赤いライン入りでpaceの純正品よりはクッション性も少しよかった。が、穴あきサドルになれてしまったためこちらは移植する形で即交換。
リア周り。リアブレーキの上の部分はアルミフレームだとパイプを繋げた形で真ん中が空いているのだが、カーボンフレームだとここは一体型になるみたい。トップチューブからリアにかけて曲線を描きながらも1本線のようになっている。
リアはDefyのロゴ入り。
リアスプロケット。12-30Tの10速でロードバイクにしてはワイドなギア比。paceは12-26Tの8速だったので一番軽いギアが増えた形。フロントとあわせて20段変速だ。paceの24段(リア12-26T、フロント52/42/30)から見ると20段で減っているように見えるがギアがワイドになったため一番重いギアはあんまりかわらず軽いギアが増えて上り坂が少し楽になった。
乗ってみた感想はプロのレビューにもあったが乗り心地がかなり良いと感じだ。路面の段差やへこみ、うねりや舗装の割れ目を通っても衝撃がマイルドになって伝わってくる。もちろん振動や衝撃が無いという意味ではないがこのくらいなら許容できるかなぁというぐらいに軽減されるのである。他にはフル加速してみたがプロのレビューにあったようなワンテンポ遅れてくる感じは少ししたけどそこまで気にならない感じはした。この点はアルミフレームだと振動がダイレクトな反面、加速もダイレクトらしいのだがなるほど本当にそうらしい。特にこのDefy COMPOSITE SEは安いT-600カーボンで形成されているため剛性はあまりなくその分振動を吸収するようなのでその特性が現れていると思われる。とりあえず中古にしては少し高いように思えたけど乗り心地の良さやデザイン、使用感などから満足できるものでしばらくロングライドにはこれを使おうと思う。
ちなみにネット販売で中古自転車を買う場合の注意点だがこれからはじめて自転車を買おうという人は多分だめ。というのは買ってからメンテナンスなど基本自分でやらないといけないため、初心者では少しハードルが高いと思う。適しているのは2台目以降を探している中級者以上の人。この人であれば自分である程度できると思うし、ネットにも情報があるため初心者のような困った状況にはおかれないはず。最近は自転車ブームで買ってはみたものの長続きしなかった人が中古ショップに売っているようで、買う側も新車だと高すぎるのでリーズナブルな中古がほしいというニーズがあるようだ。
結構いい感じなロードバイクです。カーボンのロードバイクにしては安いモデルなのですが僕にしては十分な性能で満足しています。特に前に乗ってたのがアルミで一番安い「なんちゃってロードバイク」みたいなモデルだったのでその感じ方が強いのかと思います。元々低価格なのでそれなりのパーツが付いている為、アップグレードするともっと楽しめるそうです。止まっているダイエット計画もこれではかどりそうです(^^)
ちなみに以前はアルミのロードバイクが週末サイクリングと普段の足とを兼ねていたのですが、盗難の危険性もあって最初に買ったサスペンション付きクロスバイクを通勤&買い物&ポタリング用に復活させました。ゆるーい感じで気軽に乗れてこれはこれで良いものですね。
今後ホイールを替えて軽くするとかの、グレードアップの楽しみもありますね。