2020年09月09日
ティアグラ4600に5700系105ディレイラーでリア32T化
今から2年ほど前に中古で購入したジャイアントのDefy Composite SE 2013年モデル。振動吸収性の高いT600カーボン採用によりものすごく乗り心地が良く、このあと買ったレーシーなアルミのプロペル SLR2と比べるとスピードは出ないけどのんびり乗るには丁度いいロードバイクと思っていたのだが...。
というのは、最近挑戦した比布スキー場裏の展望台に続くヒルクライムで完走できないという敗北を味わいスプロケットに若干の不満が出ていた。Defy Composite SE 2013には標準で12-30Tの10速スプロケットが付いており、初心者向けのワイドなギア比でよほどの激坂出ない限りはまぁまぁ大丈夫なのだが、斜度が10%を超えるとこの30Tでもカバーできないと感じていた(あくまで管理人の場合)。もちろん体重を落とすなど肉体改造すれば30Tでも十分対応可能とは思うが今すぐには体重が落ちそうにないので機材の変更で対応することにした。ヒルクライムには大きなスプロケットの装着が近道ということでさらなる乙女ギアの装着を検討。調べると一番安価なコースのディレイラーとスプロケットのみ交換の場合は...ティアグラ4600系のディレイラーははショートゲージのSSが最大30Tまで。ロングゲージだとGSが32Tまで対応しているのだが、このコンポーネントの登場が2011年とすでに9年前のためティアグラのロングゲージとなるRD-4600-GSがどこにも売られてなかった。中古も探した時点ではみあたらず却下。というわけでひとつ上のグレードである10速仕様105の最終モデル、RD-5701-GSが互換性があることがわかった。これだと32Tまで対応しているのでとりあえず一回り一番大きいスプロケットを装着可能となる。あとは10速スプロケットだが現行の4700系スプロケットは値段的に魅力なのだが、現在使っているアルテグラグレードの12-30Tスプロケットより明白に重たくなるため却下。ひとつ上のグレードの
CS-HG81-10というSLXグレードのスプロケットを使うことに。11-32Tで重量は319gとまずまずの重さ。これで試してみることにした。
なお、詳しい人はご存知だと思うが現行4700系ティアグラと4600系ティアグラでは互換性がなく、ディレイラーやSTIレバー等で組み合わせて使うことはできない。これはSTIレバーで変速した際のワイヤーの引き量が異なるためで、例えば4600のティアグラに4700のディレイラーを付けてもまともに変速せず使えない。
一方でSTIレバーごと交換し、4700系の10速あるいは11速にしてしまうパターンだが、STIレバーが高価で費用がかなりかさむ。4700系ティアグラだとレバーだけで実売価格2万円もする。ちなみになぜか現行のR7000系の105レバーは実売1万8千円と安いのだがこれにディレイラー、スプロケットを含めると2万後半から3万円コースとなる。コンポーネントは古いのだが4600系ティアグラの触覚シフトケーブルゆえの整備のしやすさ、シフトインジケーターなど気に入っている点もあるためやはり今回はディレイラーとスプロケット交換のみでいくことにした。
というわけで今回購入したパーツはこちら。ディレイラーがRD-5701-GSで約5000円、スプロケットはHG81-10の11-32Tでこちらも5000円ぐらい。チェーンはちょっと長くなると予想してCN-HG95(MTB用だがロード用10速でも問題ないとの報告あり。スプロケットがMTB用になるので丁度いいかと。)他にティアグラ4600のフロントチェーンリングのイメージチェンジ用に5700系105のチェーンリングを購入。全部で1万6000円ぐらい。
ティアグラ4600のSSディレイラーと105・5700系のGSディレイラーを比較。やはりアームの部分がGSの方が長く、大型スプロケットに対応していることがよくわかる。
次にスプロケットを比較。上がアルテグラのCS-6700の11-30T。下が今回購入したHG81-10の11-32T。購入したHG81の方がスプロケット3枚だけ色が異なる。
ディレイラーの交換は初めてだったが意外と簡単だった。詳しくは交換方法の動画やブログを参照してほしいが、6角ボルトでディレイラーのワイヤーを外したらあとは本体を止めている1本の6角ボルトを外すだけ。このときディレイラーワイヤーのテンションアジャストボルトは緩めておくこと。でないとディレイラーの調整時に再度緩めてもう一度ワイヤーを通さないといけなくなる。
本体を固定するボルトを外せばディレイラーが外れるのであとは新しい方に付け替えるだけ。このときディレイラーハンガーとディレイラーとがぶつかるところにネジがあって、これがツメの役割を果たしてこれ以上ディレイラーが回転しないような仕組みになっている。この後のモデルではネジ式ではなくなったようだが、このネジがディレイラーハンガーの上側に来るように配置して6角ボルトを締めた。
交換後の様子。105の文字がかなりいい感じ。スプロケットも3枚だけ色が異なり見た目のアクセントにもなっている。交換後試走してみたが、変速時のキレはティアグラよりも若干いい感じだった。バシバシ次のギアに入って心地よい。また、スプロケットに由来するのか変速時に金属音が「ガシャンコン」と鳴るようになって(アニメの弱虫ペダルで描写されていたような変速音で)こちらもいい感じ。激坂はまだ試していないのでまた後日。旧10速ユーザーで乙女ギアの32Tを付ける場合の参考までに。
というのは、最近挑戦した比布スキー場裏の展望台に続くヒルクライムで完走できないという敗北を味わいスプロケットに若干の不満が出ていた。Defy Composite SE 2013には標準で12-30Tの10速スプロケットが付いており、初心者向けのワイドなギア比でよほどの激坂出ない限りはまぁまぁ大丈夫なのだが、斜度が10%を超えるとこの30Tでもカバーできないと感じていた(あくまで管理人の場合)。もちろん体重を落とすなど肉体改造すれば30Tでも十分対応可能とは思うが今すぐには体重が落ちそうにないので機材の変更で対応することにした。ヒルクライムには大きなスプロケットの装着が近道ということでさらなる乙女ギアの装着を検討。調べると一番安価なコースのディレイラーとスプロケットのみ交換の場合は...ティアグラ4600系のディレイラーははショートゲージのSSが最大30Tまで。ロングゲージだとGSが32Tまで対応しているのだが、このコンポーネントの登場が2011年とすでに9年前のためティアグラのロングゲージとなるRD-4600-GSがどこにも売られてなかった。中古も探した時点ではみあたらず却下。というわけでひとつ上のグレードである10速仕様105の最終モデル、RD-5701-GSが互換性があることがわかった。これだと32Tまで対応しているのでとりあえず一回り一番大きいスプロケットを装着可能となる。あとは10速スプロケットだが現行の4700系スプロケットは値段的に魅力なのだが、現在使っているアルテグラグレードの12-30Tスプロケットより明白に重たくなるため却下。ひとつ上のグレードの
CS-HG81-10というSLXグレードのスプロケットを使うことに。11-32Tで重量は319gとまずまずの重さ。これで試してみることにした。
なお、詳しい人はご存知だと思うが現行4700系ティアグラと4600系ティアグラでは互換性がなく、ディレイラーやSTIレバー等で組み合わせて使うことはできない。これはSTIレバーで変速した際のワイヤーの引き量が異なるためで、例えば4600のティアグラに4700のディレイラーを付けてもまともに変速せず使えない。
一方でSTIレバーごと交換し、4700系の10速あるいは11速にしてしまうパターンだが、STIレバーが高価で費用がかなりかさむ。4700系ティアグラだとレバーだけで実売価格2万円もする。ちなみになぜか現行のR7000系の105レバーは実売1万8千円と安いのだがこれにディレイラー、スプロケットを含めると2万後半から3万円コースとなる。コンポーネントは古いのだが4600系ティアグラの触覚シフトケーブルゆえの整備のしやすさ、シフトインジケーターなど気に入っている点もあるためやはり今回はディレイラーとスプロケット交換のみでいくことにした。
というわけで今回購入したパーツはこちら。ディレイラーがRD-5701-GSで約5000円、スプロケットはHG81-10の11-32Tでこちらも5000円ぐらい。チェーンはちょっと長くなると予想してCN-HG95(MTB用だがロード用10速でも問題ないとの報告あり。スプロケットがMTB用になるので丁度いいかと。)他にティアグラ4600のフロントチェーンリングのイメージチェンジ用に5700系105のチェーンリングを購入。全部で1万6000円ぐらい。
ティアグラ4600のSSディレイラーと105・5700系のGSディレイラーを比較。やはりアームの部分がGSの方が長く、大型スプロケットに対応していることがよくわかる。
次にスプロケットを比較。上がアルテグラのCS-6700の11-30T。下が今回購入したHG81-10の11-32T。購入したHG81の方がスプロケット3枚だけ色が異なる。
ディレイラーの交換は初めてだったが意外と簡単だった。詳しくは交換方法の動画やブログを参照してほしいが、6角ボルトでディレイラーのワイヤーを外したらあとは本体を止めている1本の6角ボルトを外すだけ。このときディレイラーワイヤーのテンションアジャストボルトは緩めておくこと。でないとディレイラーの調整時に再度緩めてもう一度ワイヤーを通さないといけなくなる。
本体を固定するボルトを外せばディレイラーが外れるのであとは新しい方に付け替えるだけ。このときディレイラーハンガーとディレイラーとがぶつかるところにネジがあって、これがツメの役割を果たしてこれ以上ディレイラーが回転しないような仕組みになっている。この後のモデルではネジ式ではなくなったようだが、このネジがディレイラーハンガーの上側に来るように配置して6角ボルトを締めた。
交換後の様子。105の文字がかなりいい感じ。スプロケットも3枚だけ色が異なり見た目のアクセントにもなっている。交換後試走してみたが、変速時のキレはティアグラよりも若干いい感じだった。バシバシ次のギアに入って心地よい。また、スプロケットに由来するのか変速時に金属音が「ガシャンコン」と鳴るようになって(アニメの弱虫ペダルで描写されていたような変速音で)こちらもいい感じ。激坂はまだ試していないのでまた後日。旧10速ユーザーで乙女ギアの32Tを付ける場合の参考までに。
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