2020年06月21日
ジャイアントのエアロロードバイク(アルミ製)・「プロペルSLR2 2016」の中古を購入
ここ数年、「エアロロードバイク」というジャンルのロードバイクが各メーカーから登場している。一昔前は存在しなかったロードバイクの種類なのだが、エアロロードバイクはその名前の通り空力性能に特化したロードバイクだ。自転車は速度が上がれば上がるほど空気抵抗が大きくなる。ママチャリなんかでゆっくりと走っているうちはほとんど気にならないと思うが、スポーツタイプの自転車で時速20km後半から特に時速30km以上で。走ると空気抵抗というのが否が応でも気になってくる。そこで登場するのがエアロロードバイク。エアロロードバイクはその空気抵抗を減らすべくフレーム形状が空力に特化した形状となっている。具体的には前からの風を後ろにきれいに流すような形をしている。また空気抵抗に強いディープホイールと組み合わせると効果が上昇するという特に平坦に特化したロードバイクなのである。で、管理人はこのエアロロードバイクという存在を去年の夏あたりから知ってどうしても欲しくなってしまい衝動的に購入してしまったというのが今回の記事。昨年は中古で購入したもののシーズンオフのためほとんど乗れなかった。今年は雪解けから結構乗ったのでその感想も含めてご紹介。
これがそのエアロロードバイク。管理人はジャイアント好きなので今回もジャイアントのエアロロードバイクから、「プロペル」というのを購入した。モデルは2016年のSLR2で、なんとアルミ製である。アルミフレームといってもジャイアントの中で最高級のALUXX SLRグレードのアルミを採用。定価はこのアルミフレームにフルカーボンフォーク、コンポはすべてシマノ105(5800系)で統一され税抜195000円。これをヤフオクにて中古で7万円ぐらいで購入した。
ハンドル部。OVERDRIVE2を採用し、クランプの太さは31.6mmでステムはコンタクト。ワイヤーは内装式で特徴的なのはフレームに対して縦方向に入っている点。サイコンはキャットアイの無線の一番安いやつが付属していた。走行距離は推測だがこのサイコンによれば450km程度。フレームは線傷や一部丸い塗装ハゲがあるものの、チェーンの伸び具合からみても間違いでは無さそう。
トップチューブとダウンチューブまわり。ヘッド部分が丸くそれに伴ってトップチューブとダウンチューブが縦に細い形状をしている。
さらにダウンチューブはボトルケージ付近で長方形となるデザイン。これはボトルをセットしたときに空力特性がよくなるようなデザインだそうだ。以前購入した2013年のDefyとはかなり形状が異る。
フロントフォーク。こちらはステム付近までフルカーボンタイプのフォークとなっていて振動吸収性が高くなっている。形状はエアロを意識して前側が丸くて太く、逆に後ろ側が細く長くなっている。
ブレーキはシマノ105。他のプロペルだとエアロを意識した専用のVブレーキがつくが、アルミのSLR2には一般的なリムブレーキとなっている。アルミフレームだが溶接痕が全くと行っていいほどなくカーボフレームと見間違えるほど。BBまわりのみ溶接痕が少しあるのでここでようやくアルミフレームと認識するほどの出来だ。
ホイールはジャイアントのPA-2。リムハイト30mmのセミディープリムでそこそこ空力特性がありつつ、重量も前後で1,7kgと20万円以下の完成車としては意外と軽め。見た目の迫力さこそ欠点だが意外と回ってエアロ感もあるように感じた。
クランクは34T/50Tのコンパクトクランク。
リアディレイラーは11/28Tの11速。
シートチューブとタイヤの交差するとことはかなりのエアロ形状になっている。
サドルはジャイアント純正でPERFORMANCE LITE D2という非穴あきタイプ。
プロペルは後ろから見るとかなり細い形状になっている。これは前から受けた風を後ろに整流して流す仕組みで、非エアロロードバイクと比べるとかなりの違いがある。
実際に乗ってみた感想だが、Defyはエンデュランス系。プロペルはレース系のためヘッドが短く前傾姿勢は少しキツめ。またフレームの材質がアルミフレームなので踏み込んだときのダイレクト感がかなり強い。特に安いカーボンのDefy composite SE 2013と比較するとそれが顕著でDefyは少しパワーがフレームに吸収されているような感じがしたのに対し、このアルミのプロペルはバッキバッキで踏み込んだ分だけ進んでいくという感じがした。ゆえにどんどん踏み込みたくなる面白いロードバイクだ。また、アルミフレームなので乗り心地が激悪かと思いきやそこまで悪くなく、意外と良かった(※もちろん振動がもろにくる地面の大きな凸凹や割れ目、あれた路面ではアルミ特有の振動そのものであるが)。
一方のエアロ効果はというとものすごい向かい風の強風ではさほど違いがわからなかったが、多少の斜め前ぐらいの向かい風であればもろともせずに進む印象を受けた。もちろん追い風であれば激速でさすがエアロロードバイクというところ。ディープホイールの効果もあるとは思うのだが風に強い印象を受けた。その分横風の影響は受けやすく慣れないとハンドルを取られる場合もあった。
エアロロードバイクは万人受けは難しいと思うが脚力に自身がある人や少しでも平坦を速く走りたい人、特徴的なエアロ形状の見た目が好きな人には嬉しい先駆使だと思った。これからのロードバイク選びの参考程度にしていただけると嬉しい。
これがそのエアロロードバイク。管理人はジャイアント好きなので今回もジャイアントのエアロロードバイクから、「プロペル」というのを購入した。モデルは2016年のSLR2で、なんとアルミ製である。アルミフレームといってもジャイアントの中で最高級のALUXX SLRグレードのアルミを採用。定価はこのアルミフレームにフルカーボンフォーク、コンポはすべてシマノ105(5800系)で統一され税抜195000円。これをヤフオクにて中古で7万円ぐらいで購入した。
ハンドル部。OVERDRIVE2を採用し、クランプの太さは31.6mmでステムはコンタクト。ワイヤーは内装式で特徴的なのはフレームに対して縦方向に入っている点。サイコンはキャットアイの無線の一番安いやつが付属していた。走行距離は推測だがこのサイコンによれば450km程度。フレームは線傷や一部丸い塗装ハゲがあるものの、チェーンの伸び具合からみても間違いでは無さそう。
トップチューブとダウンチューブまわり。ヘッド部分が丸くそれに伴ってトップチューブとダウンチューブが縦に細い形状をしている。
さらにダウンチューブはボトルケージ付近で長方形となるデザイン。これはボトルをセットしたときに空力特性がよくなるようなデザインだそうだ。以前購入した2013年のDefyとはかなり形状が異る。
フロントフォーク。こちらはステム付近までフルカーボンタイプのフォークとなっていて振動吸収性が高くなっている。形状はエアロを意識して前側が丸くて太く、逆に後ろ側が細く長くなっている。
ブレーキはシマノ105。他のプロペルだとエアロを意識した専用のVブレーキがつくが、アルミのSLR2には一般的なリムブレーキとなっている。アルミフレームだが溶接痕が全くと行っていいほどなくカーボフレームと見間違えるほど。BBまわりのみ溶接痕が少しあるのでここでようやくアルミフレームと認識するほどの出来だ。
ホイールはジャイアントのPA-2。リムハイト30mmのセミディープリムでそこそこ空力特性がありつつ、重量も前後で1,7kgと20万円以下の完成車としては意外と軽め。見た目の迫力さこそ欠点だが意外と回ってエアロ感もあるように感じた。
クランクは34T/50Tのコンパクトクランク。
リアディレイラーは11/28Tの11速。
シートチューブとタイヤの交差するとことはかなりのエアロ形状になっている。
サドルはジャイアント純正でPERFORMANCE LITE D2という非穴あきタイプ。
プロペルは後ろから見るとかなり細い形状になっている。これは前から受けた風を後ろに整流して流す仕組みで、非エアロロードバイクと比べるとかなりの違いがある。
実際に乗ってみた感想だが、Defyはエンデュランス系。プロペルはレース系のためヘッドが短く前傾姿勢は少しキツめ。またフレームの材質がアルミフレームなので踏み込んだときのダイレクト感がかなり強い。特に安いカーボンのDefy composite SE 2013と比較するとそれが顕著でDefyは少しパワーがフレームに吸収されているような感じがしたのに対し、このアルミのプロペルはバッキバッキで踏み込んだ分だけ進んでいくという感じがした。ゆえにどんどん踏み込みたくなる面白いロードバイクだ。また、アルミフレームなので乗り心地が激悪かと思いきやそこまで悪くなく、意外と良かった(※もちろん振動がもろにくる地面の大きな凸凹や割れ目、あれた路面ではアルミ特有の振動そのものであるが)。
一方のエアロ効果はというとものすごい向かい風の強風ではさほど違いがわからなかったが、多少の斜め前ぐらいの向かい風であればもろともせずに進む印象を受けた。もちろん追い風であれば激速でさすがエアロロードバイクというところ。ディープホイールの効果もあるとは思うのだが風に強い印象を受けた。その分横風の影響は受けやすく慣れないとハンドルを取られる場合もあった。
エアロロードバイクは万人受けは難しいと思うが脚力に自身がある人や少しでも平坦を速く走りたい人、特徴的なエアロ形状の見た目が好きな人には嬉しい先駆使だと思った。これからのロードバイク選びの参考程度にしていただけると嬉しい。
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