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プロフィール

冬の紳士
定年前に会社を辞めて、仕事を探したり、面影を探したり、中途半端な老人です。 でも今が一番充実しているような気がします。日々の発見を上手に皆さんに提供できたら嬉しいなと考えています。
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2011年04月12日
新しき社会人へ

日本中が震災で大変な年にも、ようやく春がめぐってきた。
冬の寒さや重さに、頭やこころをガツーンと押さえつけられた季節もようやくゆるみ始めて、まだまだあちらこちらにその名残は残っているのに花ばかりか鳥たちの力強い羽ばたきや、めぐる空気のほほに触れる冷たさは、確実に心地よいものに変わりつつある。

厳しい冬が無ければ、春のありがたさや、希望を持つこころも生まれない。
四季というもの、本当に人の心に適切な刺激と変化をくれて、精神を豊かにさせてくれる。
地球はなぜ傾いたのだろうか。何か単なる偶然というより、理屈通りにつっぱるのでなく、少し斜に構えた、ゆとりを持つ方が気楽で冷静で、長持ちするような気持ちになる。
そういえば、「f分の1ゆらぎ」という自然界の「心地よさの法則」にも似ているような・・・
そんな勝手な推測をもったりする。
ともあれそんな地軸の傾きと、太陽を廻る公転の位置によって、その傾き分だけ太陽に近づいたり遠ざかったりして、四季は生まれる。
我々はそういう仕組みに置かれている。それは宿命というものだ。
縛られていると捉えるか、守られていると捉えるか、考え方一つだ。
私は後者を選びたい。
どちらかが真実だと決めたがる心が、人間を苦しめる。どちらも真実であり、そうした決めたがる心からの自由こそ必要な人間の意志だ。

社会では、新入社員の入社が新鮮な雰囲気を、会社に、電車に、バスに、川沿いの道に、草花に、蝶やすずめにもたらしている。
私も会社員だったころは、毎年のようにその若き戦士を迎えて、心強く気持ちを新たにしたものだった。
やがて来る5月病を前に贈る言葉は、「会社が全てではない」ということだ。

19世紀から始まって、世界中を席巻している、資本主義と株式会社、我々は
好むと好まざるとにかかわらず、この渦中に生きている。3世紀も前には全く見られなかったこの制度は「かせぎ」の制度なんです。餌をとるとりかたの一つの方法なんです。今は「株主」や「資本家」がその功罪を知ってか知らずか「競争原理」という絶好の調味料を得て、素晴らしい(?)効率で、人に必要なエネルギーの何十倍もの蓄え(造り占め?)を行っているまっ最中なんです。
さてそんな中で、希望に燃えた新入社員を、迷わずロボットに仕立てようとしている上司なのか或いはそんな会社との狭間で苦しんでいる上司なのかを見極めよう。
また会社を辞めて自分で独立するという手もある。また会社のトップに昇格して一味違う会社に変身させるのもいいだろう。でも少しそういうタイプでない君だったらせめて後者の上司を探そう。「サラリーマンは上司を選べない」が常識だが、もしそれに耐えられる君なら厳しい上司でも、「かせぎ」だけでなく、そのなかでも、人生の意味を追求する「つとめ」にも挑戦しよう。
それは外部ボランティアばかりじゃない。社内のいじめを追放すること、少しばかり遅くて困っている人に手助けをすること、悩みに一緒につきあうこと、家族との絆を守ることだって、立派な「つとめ」だ。
通勤途上の川べりの手負いの鴎の傷をいやすことだって、立派な「つとめ」だ。
私はそういうサラリーマンたちを何人も目にした。彼らは「会社に縛られず、会社に守らせた」勝利者だった。競争という誘惑から自由になり、「小さなつとめ」の力を信じて生きる。

「先憂後楽」ということがある、戦後の日本も、今の日本もこの神話にまどわされてきた。憂は結構だが、後楽の為の先憂はいただけない。そんな後楽は本当に楽しいのか?ひとりで「後楽園」遊園地に行って楽しいだろうか。友がいて、家族がいてこそ楽しいのでは?そこにあるのは、物質の蓄積ではなく、今の人と人との交わりではないか?互いに人を思いやる心の通じ合い。

「私は自分の家に11人の世界(家族)を持っています。この人たちにとって、私は愛であり、光であり、命の糧なのです。私が幸せそうであれば皆とても幸せそうです。私が不機嫌なとき、家族は私以上に心を痛めます。だから私はいつも正しく(思いやり、家族を守ろう)あろうと努めています」(ラフカデオ・ハーン)

この小さき者をこそ守ろうとする、将来でなく、今に集中することこそ、節度を忘れて欲望の向くまま突っ走る世界の趨勢に立派に拮抗しうる方法ではないだろうか。

振り回される「運命」を、自ら選ぶ「宿命」に変えて生きる。
どんな時でも人を思いやる正常な心を守りぬける、会社の色に染まらない「只の非凡」(藤沢周平)になること。(有名じゃなくとも、マスコミに知られていなくたって、すごい人はいっぱいいるんだぞ!)

外では満開の桜が、川べりの番の鴨たちが、自由に立ち・花を開き、自由に遊び
君たちの将来を祝福しているかのようだ。

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Posted by:vtejphnrx at 2015年11月20日(Fri) 17:53



 
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