今日の文章は誰に宛てたわけでもないエールです。心当たりのある人は自分に向けたものだと思ってください。


　私は小学校3年の頃、私はむちゃくちゃ水泳が得意で、学校（学年ではない）で2番目に泳げる程でした。1番が姉でしたが、早い話、田舎の学校で近くに水泳教室などがなく、ロクに泳げる人間が少ない学校だったため、幼い頃から水泳教室に通っていた姉弟の私達はずば抜けていました。

　姉は中学、高校とそのまま水泳の選手として活躍しましたが、私が小学校4年の頃に近くに水泳教室が出来てしまい、一気に回りに追いつかれてしまいました。それでも一日の長のある私は何とかリードしていましたが、その時の担任が（姉がいなくなって繰り上げでダントツの1番になると思っていたのに）期待外れだと吐いて捨てるように言われた事を今も覚えています。

　そして6年のときに骨折し、学校対抗の水泳選手に選ばれなかったことから、選手として水泳をやる事は以後、なくなりました。

　何の取り得もない私に自信をつけさせようと水泳を習わせてくれた水泳ですが、私のアイデンティティが崩れてしまった最初の出来事でした。


　子供の頃だけではありません。数年前、信じていた人間に想像を絶する裏切り行為を受け、同時に当時私が「居場所」としていたコミュニティを追われ、全てを無くした私は自分のサイトの休止までし、精神的にも追い詰められて（大袈裟ではなく）自殺まで考えていた時期がありました。いや、マジで近辺整理もしてたぐらいに（笑）


　何か大事にしているもの、自分の拠り所にしているものを奪われたり壊されたすると立ち直れません。それを大事にしていればいるほど、他人には理解できないほど落ち込みます。

　そんな時、いっぺんその大事なものを自ら手放してみて気持ちの整理をすることも方法かもしれません。前述の通り、私はサイトを閉鎖することでそれらを一度放棄しましたが、（たった2週間ちょっとの休止でしたが）そのおかげで「発想の転換」ができ、立ち直りのきっかけとなりました。（その時は、これでもし私が消えたらヤツ等の思う壺、裏切りの事実ももみ消されるって発想ができるようになり、気持ちが切り替えられました）

　自分が作り上げたものなら難しいかもしれませんが、ちょっと力を抜くだけでいいかもしれません。どうかお試しを。

　あと、予防策としては、あまり一つのモノに全てを賭け過ぎない。オレには別のものもある、って具合にしなければ失うものが多すぎますから。

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