私が幼い頃の話ですから、今から３５年ほど前の話。初めて川魚の美味しさを知ったお店が「求菩岳庵」と言うお店です。

　例えば「梅酢」で食べる山女の塩焼きは絶品でしたし、山女のまる揚げは頭からかじりつけるほどしっかりと揚がっており、それでいて熱々を天ツユにつけていただくと身のジューシーさがたまらない。「鮎の背ゴシ」なんかも、子供のクセによく食べてたなぁと思う。あと、「うるか」の美味さを知ったのも小学生くらいだったかなぁ（笑）。

求菩岳庵
http://www.hotpepper.jp/strJ000570376/

　で、その求菩岳庵がどんな所にあるかは上記サイトの「地図」をご覧になれば分かるでしょう。どこにあるかまったく分かりません。


　さて、その求菩岳庵ですが、先日まで頑張っていたプロジェクト終了のご褒美に１日休みが取れるんで、４日に休みを入れて都合４連休にして福岡に帰る予定で、その時にフッと行きたくなりました。両親も二人きりだと変化のない生活なんで、ドライブがてら、そして何より久しぶりにあの味を堪能したくて。

　そのことを実家に伝えると、母がさっそく予約を入れたのですが･･･なんでも経営者が高齢のため、いつまで続けられるか分からないって事でした。

　そんなタイミングで、虫が知らせたと言うわけでもないのですが、４連休が取れると決まってすぐに思いついたんで本当に偶然と言うか、このタイミングを逃したら、もしかしたら･･･。


　そんなわけで数日後にはこのお店のネタを書くかもしれません。同時に、そのお店に行くのも最後になるかも。

　いろいろと思い出のあるお店なんで、いつまでもそこにあって欲しいと思う気持と、数年に一度、思い立ったら行く程度の客の勝手なわがままだとも自覚もあります。

　まぁ、何はともあれ、エセグルメの私の味覚形成の基礎を作ってくれたお店の一つの最後になるかもしれない訪問を楽しんできます。



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