24/07/22(月)で「αサマーキャッシュバックキャンペーン2024」の購入期間は終了した。そして24/08/01(木)からソニーが日本国内向けに販売している一部製品のメーカー出荷価格が改定される。
今回私は値上げ前に「電波式ワイヤレスコマンダーFA-WRC1M」と「フラッシュHVL-F60RM2」を購入することにした。一方でカメラボディとレンズは現行のモデルを使い続けるつもりだ。
2023年11月にα9 IIIが発表された時"全速でフラッシュを同調して撮影することが可能"なので" NDフィルターが不要となりそうだ"と書いたが実際どう日中シンクロ撮影が可能なのか文面からでは分からなかった。
そんな時Google Discoverがイルコ・アレクサンドロフさんのユーチューブ番組をお勧めしてきた。CP+とPAFでイルコさんの講演会を何回も聴講する機会があったので視聴した。
参考:極端の 1/80,000秒の ポートレート! Sony A9iiiを使って、無限にストロボのパワーを生かせる方法!Godox Lux Masterでの日中シンクロ!
https://www.youtube.com/watch?v=Nv0UZMtfT40
この番組の中でイルコさんはレンズ絞りF1.8のシャッタースピード1/80000秒、ストロボ1/16光量で撮影していて、これがストロボ同調の威力かと感動する。開放F1.8に制限されるのは残念ではあるがNDフィルターが不要になるのは快適だろう。
またα IVでは逆光時には瞳AFの性能が落ちてイライラすることが多い。α9 IIIのAIプロセッシングユニットによる瞳AFの検出性能の高さも羨ましい。
参考:「ソニーさん、これはダメでしょ!一番革新的なカメラが売れない理由2つ話しまーす!」
https://www.youtube.com/watch?v=vTJ5chWEsEQ
この番組の中でイルコさんは「α9 IIIという名前」と「80万円という価格設定」がこのカメラでストロボを使った撮影の素晴らしさを伝えきれていないと指摘している。
実際α9 IIIは連写モンスターのプロ向け性能に振り切った機種に見える。そこで現行のα9 IIIのユーザーの声を反映して今後α9Cといったバッファを削減し連写性能を落として価格を下げたフラッシュ撮影用機種が企画されるのではないかと予想する。
またα9 IIIもキヤノンEOS R1が「カメラ内アップスケーリング」と「ニューラルネットワークノイズ低減」機能を搭載したことで強化の必要性に迫られることになりそうだ。
この2本の動画でグローバルシャッター方式フルサイズイメージセンサーの魅力は十分理解したがこのモデルは見送りたい。他社の機能をキャッチアップしつつ価格的にもこなれたMark IIモデルの登場に期待したい。丁度その頃には私が使っている可変NDフィルターの寿命が来る筈なので買い替える良いタイミングになりそうだ。
またニコンZ8対抗モデルも発売される筈だと思っているので60万円前後の新モデルの発表を待つためにも今回はガマンだ。