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2011年12月02日

【追記版】2011年冬、4社のプロジェクターは甲乙つけ難し!

三菱ブースを出てシューアウト会場へ向かった。麻倉氏がヤマハブースから移動してくるまでの間「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」が上映されていた。人の集まり具合から見ると一番人気はJVCのようだ。遅れて来た麻倉氏は既に2時間講演を行った後なので少しお疲れのようだった。

12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第5回目は「11/26(土) 14:00〜15:00 シューアウト:麻倉氏」だ。

エントリーは入り口側から1)EPSON EH-TW8000/EH-TW6000 2)MITSUBISHI LVP-HC9000D/LVP-HC7800D 3)SONY VPL-VW30ES/VPL-VW95ES 4)JVC DLA-X30/DLA-X70R の4メーカー8機種だ。機器構成はスクリーンuncine N-EH100AW(税込8万)+AVアンプ(不明)+BDプレーヤー(不明)+スピーカー(不明)だった。真っ暗で見えないし撮影も出来ず不明が多い。(苦笑)


この回ではEH-TW8000、LVP-HC9000D。VPL-VW30ES、DLA-X30 の4モデルを比較視聴した。視聴ソフトは次の10作品で全て2Dだった。
 1)監獄ロック:監獄ロックを歌うシーン -> モノクロ諧調を確認
 2)ラスベガス万歳:プールのシーン -> 青の表現を確認
 3)ジジ:伯母さんの部屋のシーン -> 赤の表現を確認
 4)雨に歌えば BS録画:雨に歌えばを歌うシーン -> 雨に濡れた服の表現を確認
 5)スペースカウボーイ:宇宙のシーン -> コントラストを確認
 6)スターウォーズEP.III:宇宙のシーン -> コントラストを確認
 7)許されざる者:エンディングシーン -> 夕陽の表現を確認
 8)ウエスト・サイド物語:トゥナイトを歌うシーン
 9)きみに読む物語:ウエディングドレス披露シーン -> 色彩表現確認
 10)今井美樹25th Anniversaryコンサートツアー2011 BS録画:冒頭シーン

さすが4社とも毎年新製品を出し続けているメーカーだけあって画質の差は小さい。メーカー推奨のモード設定ではどのモデルも画質の水準は高くデバイスの特徴はあっても好みで選んで問題ないと思う。

青みが強い(色温度が高い)様に見えたのはHC9000D>VW30ES>X30>TW8000だった。モノクロ映画では黒に見えるのがHC9000DとVW30ESでセピア色に見えるのはX30、TW8000だった。私的にはX30が一番自然な色合いに見えたがTW8000は温かみが感じられて好ましい。

次のソニーブースは混みそうなので早めに会場を抜け出して向かった。
翌日も10:30から見比べていたがLVP-HC7800Dで「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」をじっくり観ていてもレインボーノイズは字幕に一瞬出る程度で気にならなかった。

私なりに今年のプロジェクターを寸評するなら、
 ・価格重視ならEH-TW6000(税込17万)、フルHDで3Dも明るいのにこの値段。
 ・3D重視ならLVP-HC7800D(税込33万)、高画質3Dは感動もの、2Dも良い。メガネの装着感が選択の分かれ目。
 ・4K重視ならDLA-X70R(税込72万)、この解像度と質感はHDとは別物だ。
 ・将来性重視ならVPL-VW1000ES(税込151万)、この大きな筐体を設置出来るなら是非。
ということになる。偶然なのか4製品はほぼ倍の価格構成で並んだのは興味深い。(値段は価格コム調べ)

posted by バンブーヤン at 23:57| 大商談会

2011年12月01日

【追記版】2011年JVCのプロジェクターは3Dと4Kで隙の無いライインナップだ!

三菱ブースを早めに退出して5分前にJVCブースに並んだ。整理券番号順に入室となったので特等席で画を観ることが出来た。麻倉氏が三菱ブースから移動してくるまでの間アバター3Dを堪能していた。

12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第4回目は「11/27(日)15:00〜16:00 JVC DLA-X90R:麻倉氏」だ。X3ユーザーとして後継モデル達の進化を楽しみにしつつも複雑な心境で参加した。

機器構成はJVC DLA-X90R/DLA-X70R/DLA-X30+スクリーン(不明)+AVアンプ(不明)+BDプレーヤー(不明)+SX-M7(31.5万)×5本+SX-DW75(22.8万)の5.1chという構成だ。SX-M7を横倒しにしてセンターに使うとはなかなかシュールだ。(笑)

視聴ソフトは次の8作品で2Dは7本、3Dは1本だった。
 1)アバター3D:飛竜で飛行シーン -> X30の3D映像を確認
 2)エクリプス/トワイライト・サーガ:古城のシーン -> X70Rの4Kを確認
 3)サウンド・オブ・ミュージック:ドレミの歌のシーン -> 以降X90R使用
 4)ウエスト・サイド物語:オープニング
 5)山猫:舞踏会シーン
 6)五線譜のラブレター:
 7)パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
 8)ホワイト・クリスマス:ホワイト・クリスマスを歌うシーン

麻倉氏がJVC技術部門の佐伯さんを呼び4Kプロジェクター開発について語ってもらった。「e-shiftデバイスはもともと8Kスーパーハイビジョンを映すための技術としてNHKと共同で開発したもので、8Kでは複数枚使っているものを光学特性が良いので4Kでは1枚だけで表示が可能になった」とのことだ。「4Kアプコンはフィルターで高周波成分を取り出しそれを元に画素を作っている」と概要を説明してくれた。「苦労した点は民生テレビ事業から撤退したため(超解像度の)ノウハウが無かったこと」だそうだ。麻倉氏は「一から開発したのが良かったのですね。石壁の苔や汚れがまるで別物に見えて驚きました。フィルムや4K収録作品にはHD画素数では表示出来ない情報が既に記録されているのですね」と語った。

X30によるアバター3Dはその明るさとクロストークの少なさにてっきりX90Rの画と思ってしまった。X3の1.7倍の明るさとクロストークキャンセル機能でこれほど3D画質が向上するとは驚きだ。X30は電動レンズカバーで無いことを指摘してこの悔しさを晴らすしかない。(苦笑)

X30とX70Rでe-shiftテクノロジーによる4K2K効果を比較して観てしまうとHD映像に戻れなくなりそうなほど効果は高い。作品3)4)5)はVPL-VW1000ESでも観た作品なので4K比較となったが私の目では勝負は互角に見えた。ひとつ気になったのはウエスト・サイド物語のオープニングの摩天楼空撮シーンで一瞬解像度が落ちるように見えたこと位だ。

X3を下取りに出したらX70Rが幾らになるか聞きたくなったが、プロジェクター購入後11ヶ月の稼働時間を考えたらとても減価償却出来ていないので今年は我慢することにしよう。

posted by バンブーヤン at 23:54| 大商談会

2011年11月30日

【追記版】ソニーVPL-VW1000ESは2ヶ月後もまだLVアップ中!

シューアウトを早めに退出して時間前にソニーブースに向かった。迷光処理されたブースは広いものの既に席は全部埋まっており後ろで立ち見となった。人気の高さに立ち見人数分の3Dメガネは無かったものの、途中退室者がいて6)上映時から貸してもらえた。

12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第3回目は「11/26(土)15:00〜16:00 SONY VPL-VW1000ES:本田氏」だ。CEATEC JAPAN 2011から2ヶ月経過した画の作り込みに期待して参加した。

機器構成はVPL-VW1000ES+スクリーン(不明)+AVアンプTA-DA5700ES(27.3万)+BDレコーダーBDZ-AX2700T(実売価格22万)+SS-NA○ESシリーズ7.1chという新製品構成だ。


本田氏は「VPL-HW30ESから採用されたパルスランプ制御技術がノイズ源になるのではないかと心配していたが自宅でテストして問題無かった。VPL-VW1000ESではこのランプ制御が搭載されていないのは精神衛生上良い」と言っていた。

視聴ソフトは次の7作品で2Dは4本、3Dは3本だった。
 1)ダークナイト:冒頭銀行襲撃シーン -> 高画質撮影を確認
 2)ブレードランナー:冒頭未来都市シーン -> 高画質撮影を確認
 3)マイノリティ・リポート:アイリス・ハイネマン博士宅侵入シーン -> フィルムグレイン確認
 4)きみに読む物語:ウエディングドレス披露シーン -> 色彩表現確認
 5)アメイジング・スパイダーマン予告 -> 3Dを確認
 6)アブリル・ラヴィーン:ワット・ザ・ヘル -> 3Dを確認
 7)塔の上のラプンツェル:湖のランタンシーン -> 3Dを確認

「パネルがデジタル駆動になり誤差拡散ノイズを心配していたがしっかり押さえ込まれて折感心した」と言う本田氏は既に予約済みでシリナルNo.007を希望したそうだ。

高画質2D作品を映した時の解像度感と質感はさすが4Kと思わせるものだった。3D映像はまだメガネのシャッタータイミング調整中で4割程度の完成度とのことだったが、まあ問題なく楽しめた。エプソンや三菱に比べると暗くX3に似た見え方なのは同じ反射型だからなのだろうか。今後のクロストークカット調整に期待したい。

posted by バンブーヤン at 23:58| 大商談会

2011年11月29日

【追記版】三菱LVP-HC7800Dは強誘電型液晶メガネ18,000円が納得出来る高画質3D!

エプソンのイベントが少々長引き遅れて三菱のブースに入った為一番後ろで立ち見の人と人の間からスクリーンを覗きながら話を聞いた。3Dメガネ不足を心配していたがメーカーでは60個用意したとの話で問題なく貸してもらえた。

12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第2回目は「13:00〜14:00 MITSUBISHI LVP-HC7800D:堀切氏」だ。この冬最高の3Dプロジェクターと評判のHC7800Dの画と、その肝となる3Dメガネの掛け心地を確認しようと参加した。

機器構成はMITSUBISHI LVP-HC7800D+スクリーン(不明)+AVアンプ(不明)+パナソニックDMR-BZT9000+JBL4338(税込70.4万)×4本+サブウーファー(不明)の5.1ch構成だ。ブースがしっかり迷光処理されており暗くて写真も撮れず確認出来なかった機器が多い。

堀切氏はHC7800Dの高画質3Dの技術的な背景を、ソフトを見ながら説明していった。視聴ソフトは次の7作品で「スターウォーズEP.III」を除き全て3Dだった。
 1)モンスターVSエイリアン:UFO撃墜 -> クロストークCUTを確認
 2)美女と野獣:冒頭ベル登場シーン -> ジャダーCUTを確認
 3)スターウォーズEP.III:冒頭宇宙戦闘シーン -> 3D変換機能を確認
 4)浜崎あゆみ3D ayumi hamasaki ARENA TOUR 2009〜NEXT LEVEL〜:冒頭 -> レーザー光線の分離を確認
 5)グリーン・ランタン:オープニングの出来
 6)塔の上のラプンツェル:湖のランタンシーン
 7)アバター:オープニング、森探索、ミーティング、グレイト・レオノプテリックス襲来、エイワに囲まれるシーン

3D映像作品78タイトルを全てチェックしたと言う堀切氏は「オープニングを見ればその作品の良し悪しが分かります。2D/3D変換技術は急速に進歩していますが邦画のバ○○○○○○○は駄目です」と評価していた。また「3D変換機能は効果を10段階で調整でき、デジカメで撮影した写真のスライドショーが面白い」「効果3で観る地獄の黙示録や小津映画が楽しい」と言っていた。

堀切氏が「クロストークが少ない(3D映像)とクロストークが無い(3D映像)とはまったく違います」と言っていた通りこの3D映像の自然さには驚いた。DLA-X3を下取りに出して買い換えたいという誘惑に駆られるほどの明るさと美しさだ。3Dではレインボーノイズがまったく感知出来ないのも利点だ。この画を観たことで先にエプソンの違和感の原因がメガネのフリッカーだと気付かされた。

一方3Dメガネは重さをしっかり支える為かきつめでこめかみを締め付けられるし、厚みがある為フレームが視野に入ってしまい映像を覗いている感じがして没入感を妨げる。このデメリットが実に惜しい。眼鏡を使用している人から「辛い」との声もあったので、購入検討時には一度装着感確認した方がいいだろう。

この高画質な3D映像を観てしまったら強誘電型液晶メガネの価格にも納得してしまう。アクティブシャッター方式3Dメガネの標準化を進めている”フルHD 3Dグラス・イニシアティブ”で高画質用オプションとして標準化してくれれば量産化でコストダウン出来るしデザイン的な選択肢も増えるだろう。そういった動きを期待したい。

posted by バンブーヤン at 23:55| 大商談会

2011年11月28日

【追記版】EPSON EH-TW8000で観るアバター3Dは明るい。そして3D特別版発売決定!

「昨年エプソンは3Dモデルを出さずファンの皆様に怒られたのと同時に『待っている』との声に励まされてこの1年しっかり3Dを研究しました。」
時間となったが本田氏の三菱講演か伸びている為、エプソンの説明員が開発裏話を始めた。
「3Dカメラで撮影された実写映画は今のところアバター、バイオ4、トロン、パイレーツ4の4本しかありませんが、どうしてもクロストークが消えないソフトがあったので映像を分析したところ左右のカメラのホワイトバランスが合っていないのが原因と分かりました」と興味深い話が聞けてお得だった。ここに本田氏が到着してイベントが始まった。


12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第1回目は「12:00〜13:00 EPSON EH-TW8000:本田氏」だ。エプソンプロジェクターの3Dの明るさと美しさに期待して席に着いた。

機器構成はEPSON EH-TW8000+キクチ ホワイトマットアドバンス120インチ+デノンAVR-3312(税込13.1万)+DBP-1611UD(税込5.2万)+DALI ZENSORシリーズ5.1chというエントリーモデル構成だ。プロジェクターは無線接続となる。


視聴ソフトは次の6作品で全て3Dだった。
 1)アメイジングスパイダーマン予告
 2)アブリル・ラヴィーン:ワット・ザ・ヘル
 3)ライオンキング:オープニング
 4)塔の上のラプンツェル:町の祭りシーン、湖のランタンシーン
 5)アバター:オープニング、森探索シーン
 6)元気ロケッツ:「“make.believe” 3D Music Clips e.p.」よりmake.believe

本田氏は「3Dになると映像の質感が向上します。それは脳が左右映像の光の微妙な違いから情報を感じ取るからと思われます」と話があり3Dを観ている時の質感が違うと感じる理由に合点を得た。

ラプンツェルを再生しながらその3D映像製作テクニックを説明してくれたが、その内容をどこかで読んだ記憶があり、すぐにあの本田氏なのかと気付いた。
本田雅一のAVTrends :本当に快適で楽しめる3D映像のために−ディズニー作品の3D監督ニューマン氏が語るノウハウ
 http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20111107_489025.html
これを読んでもらえば本イベントの本田氏の要旨は分かってもらえると思う。

「アバターは1年経過しても3Dソフトのリファレンスです」と本田氏が言えば、エプソンでもテスト用にパナ製品を5台購入して1人ずつ別名で応募して揃えたと言う秘話が聞けた。そして「発売日は言えませんがアバター特別編3Dが来年発売されます。パナ盤は100インチ視聴を想定していますが、特別編は家庭用に視野角を調整しています」とのビッグニュースも飛び出した。

話通りEH-TW8000の3D映像は明るい上にクロストークが少なく快適だ。3Dメガネは平均的な重さだがHiVi12月号P169によるとパナソニックと互換性があるそうなので軽いパナ製を選択出来るのもメリットだ。
ただ観ている内に何か違和感に気付いた。この時にはそれが何か分からなかったが、その原因は次の三菱の講演で判明することになる。明るさとクロストークの問題が解消されたことで逆にメガネのフリッカーが気になる様になったのだ。これをどう感じるかはご自分の目で確認していただくしかないと思う。


今回の講演を聞いてディズニーががんばっている限り3Dは成功する!と思えるようになった。アバターに続きラプンツェルは3Dリファレンスソフトになっているので私も帰宅して直ぐにポチった。ライオンキング3Dも見事なオープニングに生まれ変わっており背筋がゾクゾクした。今だと「オリジナルフード付きブランケット」が数量限定で付くので在庫のあるうちにお早めに、とお勧めしたい。

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posted by バンブーヤン at 23:52| 大商談会

2011年11月27日

【速報版】27日のaVACホームシアター大商談会2011ウインターでも6ブース梯子してみた

今日27日(日)でアバックの「ホームシアター大商談会2011ウインター」が終了するので昨日見られなかったブース目的で東京池袋へ見学に行った。「デモンストレーション・講演スケジュール」を見て可能な限り講演を詰め込んでみたら麻倉怜士先生を追いかけることになっていた。(笑) 今日も速報版として各社の内容を短くまとめてみたい。

11:00〜12:00 DENON AVP-A1HD+POA-A1HD:説明員デモ


 アバック社員から「反則的なシステムですね」と言われたというB&W 802Dia+804Dia+805Dia+HTM2SDの7.0ch構成。これにプロジェクターがJVC DLA-X90RというフラグシップAVルームでアップグレードされたセパレートAVアンプでAudyssey DSX 再生デモが行われた。解像度と質感の高いプロジェクターだなあと思っていたところ説明員からモデル名が語られて納得。意図せずX90Rの画をじっくり観られる機会を得られてラッキーだった。フロントワイドは前方の移動感と包囲感が向上して効果的だった。

12:00〜13:00 SONY VPL-VW1000ES:麻倉氏
 これでVPL-VW1000ESを2時間強観たことになるが4K2Kの解像度と質感向上には感心する。麻倉氏が「こんな聖子ちゃんを観たこと無い」と感想を述べて皆の笑いを誘っていた。「これだけで購入する価値はあります」と言っていたけど予約したのでしょうか?(笑) 4割の完成度とは言え4Kの3D映像が平均的な水準で留まっているのは残念だ。

13:00〜14:00 marantz NA7004+PM-13S2+SA-13S2:説明員デモ


 SA-13S2のDACを使いPM-13S2を2台用意してバイアンプ駆動していたがB&W 802Diaが普通に良い音で終わっていたのは残念だった。ハイレゾ試聴曲に交響曲等スケール感のある曲を採用していないのはもったいないと思う。

14:00〜15:00 MITSUBISHI LVP-HC7800D:麻倉氏
 2D再生でもカラーブレイキングノイズが殆ど感知できず4倍速6セグメントDLP素子の性能に感心した。一瞬字幕に出たかな?と思う程度で視聴の支障にはならない。ウエストサイドストーリーのオープニングの摩天楼空撮シーンではFRCにより効果的にジャダー感が残っていた。

15:00〜16:00 JVC DLA-X90R:麻倉氏
 ブースに入るとアバター3Dが上映されておりその明るさとクロストークの少なさにてっきりX90Rの画と思っていたらX30と説明があった。X3の1.7倍の明るさとクロストークキャンセル機能でこれほど3D画質が向上しているとは驚きだ。「くやしいのうwくやしいのうw」(涙)。X30とX70Rの比較でe-shiftテクノロジーによる4K2K効果を観てしまうとHD映像に戻れなくなりそうなほど効果は高い。ひとつ気になったのはウエストサイドストーリーのオープニングの摩天楼空撮シーンで一瞬解像度が落ちるように見えたこと位だ。

16:00〜17:00 YAMAHA RX-A3010:麻倉氏


 音展(Audio & Home Theater Exhibition)に続きTCH調音パネルの有無でその効果を確認する試聴があった。ボーカルとギターが明瞭になり確かに役立つオーディオアクセサリーの様だ。

アバック店員が「今年のプロジェクターは3Dと4Kで豊作、AVアンプもミドルクラスに注目モデルが多いです」と言っていた通りだと納得させられた大商談会だった。今年は液晶TVも買ったし去年年末に散財しているので、X3を下取りに出したらX70Rが幾らになるか聞きたくなる誘惑を抑えてすごすご帰宅した。今年プロジェクターかAVアンプを購入予定の人はラッキーだと思う。
posted by バンブーヤン at 23:56| 大商談会

2011年11月26日

【速報版】aVACホームシアター大商談会2011ウインターで6ブース梯子してみた

今日26日(土)からアバックの「ホームシアター大商談会2011ウインター」が東京池袋で開催されているので見学に行った。「デモンストレーション・講演スケジュール」を見て可能な限り講演を詰め込んでみた。今日は速報版として各社の内容を短くまとめてみたい。

12:00〜13:00 EPSON EH-TW8000:本田氏
 120インチのホワイトマッドアドバンスを使用していたが、話通り3D映像は明るくクリアーだ。3Dメガネは平均的な重さだがHiVi12月号P169によるとパナソニックと互換性があるそうなのでもっと軽いパナ製を選択出来るのもメリットだ。

13:00〜14:00 MITSUBISHI LVP-HC7800D:堀切氏
 堀切氏が「クロストークが少ない(3D映像)とクロストークが無い(3D映像)とはまったく違います」と言っていた通りこの3D映像の自然さには驚いた。DLA-X3を下取りに出して買い換えたいという誘惑に駆られるほどの明るさと美しさだ。3Dではレインボーノイズがまったく感知出来ないのも利点だ。ところが3Dメガネはきつめでこめかみを締め付けられるし厚みがある為フレームが視野に入ってしまい映像を覗いている感じがしてしまい没入感を妨げるのが本当に惜しい。

14:00〜15:00 シューアウト:麻倉氏


 1)EH-TW8000 2)LVP-HC9000D 3)VPL-VW30ES 4)DLA-X30 の4モデルを比較視聴出来た。メーカー推奨のモード設定ではどのモデルも画質の水準は高く好みで選んで問題ないと思うが、青みが強い(色温度が高い)様に見えたのはHC9000D>VW30ES>X30>TW8000だった。私的にはX30が一番自然な色合いに見えたがTW8000は温かみが感じられて好ましい。

15:00〜16:00 SONY VPL-VW1000ES:本田氏


 3D映像はまだタイミング調整中で4割程度の完成度とのことだった。本田氏は既に予約済みでシリナルNo.007を希望したそうだ。

16:00〜17:00 Pioneer SC-LX85+BDP-LX55:説明員デモ
 7.2ch構成でサラウンド用にS-3EXを4台使用していた。音展のデモ同様パフォーマンスの良さには感心させられる。BDP-LX55は動作が速くなっており使用感は良さそうだ。大商談会価格の上にSC-LX85+BDP-LX55セット購入でさらに1万円引きというのはAudio Visual phile心理を突いている。

17:00〜18:00 YAMAHA RX-A3010:説明員デモ


 フォーカルChorus 800Vシリーズによる9.1ch構成でそのパフォーマンスはSC-LX85に引けを取らなかった。シネマDSPは声にエコーが付かないのが美点だ。BSデジタルを2倍モードで録画した映画や音楽番組でもミュージックエンハンサーの効果でAAC音声がちゃんと楽しめる水準になっていたのには感心した。

今回このスケジュールを作ったのは誰なのだろう? 1時間デモを空き時間無く設定したので評論家の先生方が前の講演を時間超過すると次のブースでは5分以上メーカー担当者が話をして間を持たせるというシーンに3回も遭遇した。(苦笑)

ずっと喋り続けている先生方は大変だっただろうが、私も休み無く6時間梯子していたら空腹と疲労でさすがに楽しい苦行状態になっていた。(冷汗) 1日では6箇所しか見て廻れずDENON、marantz、JVCが見られていないのが残念だ。あれ?何故今回はONKYOが参加していないのだろう。
posted by バンブーヤン at 23:58| 大商談会

2011年11月24日

aVACホームシアター大商談会2011ウインター開催!

毎年恒例Audio Visual phile注目の「アバックホームシアター大商談会2011ウインター」が開催される。日時は次の通り。

・東京会場:11/26(土) 10:00〜19:00 池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5F
        11/27(日) 10:00〜18:00 コンファレンスルーム
・横浜会場:12/03(土) 10:00〜19:00 アバック横浜店特設会場
・福岡会場:12/10(土) 10:00〜20:00 リンエイビル1F/B1F
・大阪会場:12/24(土) 10:00〜20:00 AP梅田特設会場

「大商談会」と聞いて腰が引ける人もいるだろう。ここだけの内緒話だけど「商談ルームに入らなければセールスされることはありません」。

直接販売に繋がるため各社担当者のやる気が半端ではない。専門誌でお馴染みの先生方の講演付きで新製品を視聴出来るという贅沢な時間が楽しめる。正直な話、秋に行われる各種AV機器のイベントに比べても充実度は高い。ブースが1箇所に固まっているのが便利な上にJVC,三菱、エプソンの出展もここだけだ。受付でタイムスケジュールをもらい、どの順番で廻ろうか時間調整に困るほどだ。開始から終了までの9時間を満喫しようと今から週末が楽しみだ。


来場特典として、
 ・会場限りのスペシャルプライス
 ・交通費持ちますキャンペーン
 ・下取品10分間スピード査定
 ・超低金利ショッピングクレジット
と財布の紐が緩む魅力的な話もある。私はうっかりSC-LX90とDVD-A1XVAの下取額を聞いてしまわないよう気をつけるつもりだ。(笑)

興味を持った人はとにかく覗いてみることをお勧めする。その前にまずはHPからの「事前登録」をお忘れなく。
http://www.avac.co.jp/2011_11eve/2011_11eve.html
posted by バンブーヤン at 23:41| 大商談会

2011年07月28日

ビクタープロジェクターDLA-X7

2010年11月27日(土)〜28日(日)に開催されたアバックの「ホームシアター大商談会2010ウィンター」で比較検討した3D対応プロジェクターの最後はDLA-X7だ。

X3の魅力に加えて上位機種として以下の機能が強化されている。
 1)ネイティブコントラスト70,000:1。
 2)新スクリーン補正モードで94種類のパラメーターあり。
 3)「カラープロファイル」でコダックと富士フィルムの色空間を再現可能。
 4)キセノンランプの光源色をシミュレーション可能。
 5)『THX 3Dディスプレイ規格』取得

実売価格でX3とX7の差額は約20万。これらの機能に20万の価値を見出すか否かが選択の分かれ目だろう。今回3D再生環境を一気に揃える為予算は限られており私は厳しく機能仕分けを行った。

これらの5ポイントについての私の仕分け結果は以下の通り。
 1)リビングシアターで迷光対策も行っていないのでコントラストはX3で十分。
 2)3Dメガネ使用時のスクリーン補正モードはX3にこそ欲しかった。それ以外はX3で十分。
 3)映画を観る度撮影フィルムを確認する根性は私には無い。
 4)フィルム映画に思い入れが無いので多分使わないだろう。
 5)これは魅力的だが基本的な3D機能に差はないという話なのでX3で十分。

よってX3購入と至った訳だ。実際X3のシンプルな画質モードで十分だった。ナチュラルと3Dでまずは事足りている。(苦笑)

ビクターはネイティブコントラストに拘っておりソニーの光の量を自動制御する「アドバンストアイリス3」技術には否定的だった。今回VPL-HW30ESでソニーは独自の新たなランプ制御技術を採用して3Dの明るさとクロストーク低減を成し遂げた。ビクターは今年年末のマイナーチェンジモデルでどのような対抗技術を採用するのだろうか。興味が尽きない。

「楽天市場」でDLA-X7を検索


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posted by バンブーヤン at 21:42| 大商談会

2011年07月23日

三菱プロジェクターLVP-HC9000D

2010年11月27日(土)〜28日(日)に開催されたアバックの「ホームシアター大商談会2010ウィンター」で三菱MODEL-X観た。(LVP-HC9000Dの当時の仮称)

最終試作機との話だったが2Dは十分高画質で他社に引けを取らない。コントラストも良かった。イベント時間ではなくても会場を開放していてくれて30分ほど「アバター3D」をたっぷり楽しませてもらった。

そのMODEL-Xの魅力は以下の通り。
 1)FRC(フレームレートコンバーター)のトゥルーフィルムモードの効果が素晴らしい。フィルム映画好きには注目の機能だ。
 2)3Dエミッターが内蔵される予定だ。(最終試作機では外付けだったが内蔵するとの説明だった。だが発売時には外付け別売りとなった)
 3)3Dメガネが他社と互換性がある。パナソニックに仕様を開示してもらったとのこと。これは消費者の利便を考えてくれた英断だと思う。
 4)3Dモードの調整機能が豊富で明るさとクロストークの追い込みが出来る。このお陰で明るさと3D画質はVPL-HW90ESより上だと思った。

だがMODEL-Xに決定しなかった理由は以下の通り。
 1)まだ発売されていない。(12月28日発売予定との話だったが結局2011年3月8日発売に延期された)。
 2)サイズが大きく感じる。会場にはカタログも無くサイズや仕様が分からず導入検討も出来なかった。
 3)3Dレディー仕様で同じSXRD方式ソニーVPL-HW90ESより少し安い値段では高く感じる。
 4)三菱初のSXRD方式プロジェクターなので初物は避けたい心理が働いた。

LVP-HC9000Dは三菱の最高級プロジェクターという位置付けで販売されているがDLPプロジェクターはコストパフォーマンスの良さで人気だ。HC9000Dの後継機がビクターやソニーとは異なる販売方針を採ったら面白い製品になるのではないか。この冬を楽しみにしたい。

「楽天市場」でLVP-HC9000Dを検索する


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posted by バンブーヤン at 21:18| 大商談会
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