12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第4回目は「11/27(日)15:00〜16:00 JVC DLA-X90R:麻倉氏」だ。X3ユーザーとして後継モデル達の進化を楽しみにしつつも複雑な心境で参加した。
機器構成はJVC DLA-X90R/DLA-X70R/DLA-X30+スクリーン(不明)+AVアンプ(不明)+BDプレーヤー(不明)+SX-M7(31.5万)×5本+SX-DW75(22.8万)の5.1chという構成だ。SX-M7を横倒しにしてセンターに使うとはなかなかシュールだ。(笑)
視聴ソフトは次の8作品で2Dは7本、3Dは1本だった。
1)アバター3D:飛竜で飛行シーン -> X30の3D映像を確認
2)エクリプス/トワイライト・サーガ:古城のシーン -> X70Rの4Kを確認
3)サウンド・オブ・ミュージック:ドレミの歌のシーン -> 以降X90R使用
4)ウエスト・サイド物語:オープニング
5)山猫:舞踏会シーン
6)五線譜のラブレター:
7)パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
8)ホワイト・クリスマス:ホワイト・クリスマスを歌うシーン
麻倉氏がJVC技術部門の佐伯さんを呼び4Kプロジェクター開発について語ってもらった。「e-shiftデバイスはもともと8Kスーパーハイビジョンを映すための技術としてNHKと共同で開発したもので、8Kでは複数枚使っているものを光学特性が良いので4Kでは1枚だけで表示が可能になった」とのことだ。「4Kアプコンはフィルターで高周波成分を取り出しそれを元に画素を作っている」と概要を説明してくれた。「苦労した点は民生テレビ事業から撤退したため(超解像度の)ノウハウが無かったこと」だそうだ。麻倉氏は「一から開発したのが良かったのですね。石壁の苔や汚れがまるで別物に見えて驚きました。フィルムや4K収録作品にはHD画素数では表示出来ない情報が既に記録されているのですね」と語った。
X30によるアバター3Dはその明るさとクロストークの少なさにてっきりX90Rの画と思ってしまった。X3の1.7倍の明るさとクロストークキャンセル機能でこれほど3D画質が向上するとは驚きだ。X30は電動レンズカバーで無いことを指摘してこの悔しさを晴らすしかない。(苦笑)
X30とX70Rでe-shiftテクノロジーによる4K2K効果を比較して観てしまうとHD映像に戻れなくなりそうなほど効果は高い。作品3)4)5)はVPL-VW1000ESでも観た作品なので4K比較となったが私の目では勝負は互角に見えた。ひとつ気になったのはウエスト・サイド物語のオープニングの摩天楼空撮シーンで一瞬解像度が落ちるように見えたこと位だ。
X3を下取りに出したらX70Rが幾らになるか聞きたくなったが、プロジェクター購入後11ヶ月の稼働時間を考えたらとても減価償却出来ていないので今年は我慢することにしよう。
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