12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第2回目は「13:00〜14:00 MITSUBISHI LVP-HC7800D:堀切氏」だ。この冬最高の3Dプロジェクターと評判のHC7800Dの画と、その肝となる3Dメガネの掛け心地を確認しようと参加した。
機器構成はMITSUBISHI LVP-HC7800D+スクリーン(不明)+AVアンプ(不明)+パナソニックDMR-BZT9000+JBL4338(税込70.4万)×4本+サブウーファー(不明)の5.1ch構成だ。ブースがしっかり迷光処理されており暗くて写真も撮れず確認出来なかった機器が多い。
堀切氏はHC7800Dの高画質3Dの技術的な背景を、ソフトを見ながら説明していった。視聴ソフトは次の7作品で「スターウォーズEP.III」を除き全て3Dだった。
1)モンスターVSエイリアン:UFO撃墜 -> クロストークCUTを確認
2)美女と野獣:冒頭ベル登場シーン -> ジャダーCUTを確認
3)スターウォーズEP.III:冒頭宇宙戦闘シーン -> 3D変換機能を確認
4)浜崎あゆみ3D ayumi hamasaki ARENA TOUR 2009〜NEXT LEVEL〜:冒頭 -> レーザー光線の分離を確認
5)グリーン・ランタン:オープニングの出来
6)塔の上のラプンツェル:湖のランタンシーン
7)アバター:オープニング、森探索、ミーティング、グレイト・レオノプテリックス襲来、エイワに囲まれるシーン
3D映像作品78タイトルを全てチェックしたと言う堀切氏は「オープニングを見ればその作品の良し悪しが分かります。2D/3D変換技術は急速に進歩していますが邦画のバ○○○○○○○は駄目です」と評価していた。また「3D変換機能は効果を10段階で調整でき、デジカメで撮影した写真のスライドショーが面白い」「効果3で観る地獄の黙示録や小津映画が楽しい」と言っていた。
堀切氏が「クロストークが少ない(3D映像)とクロストークが無い(3D映像)とはまったく違います」と言っていた通りこの3D映像の自然さには驚いた。DLA-X3を下取りに出して買い換えたいという誘惑に駆られるほどの明るさと美しさだ。3Dではレインボーノイズがまったく感知出来ないのも利点だ。この画を観たことで先にエプソンの違和感の原因がメガネのフリッカーだと気付かされた。
一方3Dメガネは重さをしっかり支える為かきつめでこめかみを締め付けられるし、厚みがある為フレームが視野に入ってしまい映像を覗いている感じがして没入感を妨げる。このデメリットが実に惜しい。眼鏡を使用している人から「辛い」との声もあったので、購入検討時には一度装着感確認した方がいいだろう。
この高画質な3D映像を観てしまったら強誘電型液晶メガネの価格にも納得してしまう。アクティブシャッター方式3Dメガネの標準化を進めている”フルHD 3Dグラス・イニシアティブ”で高画質用オプションとして標準化してくれれば量産化でコストダウン出来るしデザイン的な選択肢も増えるだろう。そういった動きを期待したい。
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