時間となったが本田氏の三菱講演か伸びている為、エプソンの説明員が開発裏話を始めた。
「3Dカメラで撮影された実写映画は今のところアバター、バイオ4、トロン、パイレーツ4の4本しかありませんが、どうしてもクロストークが消えないソフトがあったので映像を分析したところ左右のカメラのホワイトバランスが合っていないのが原因と分かりました」と興味深い話が聞けてお得だった。ここに本田氏が到着してイベントが始まった。
12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第1回目は「12:00〜13:00 EPSON EH-TW8000:本田氏」だ。エプソンプロジェクターの3Dの明るさと美しさに期待して席に着いた。
機器構成はEPSON EH-TW8000+キクチ ホワイトマットアドバンス120インチ+デノンAVR-3312(税込13.1万)+DBP-1611UD(税込5.2万)+DALI ZENSORシリーズ5.1chというエントリーモデル構成だ。プロジェクターは無線接続となる。
視聴ソフトは次の6作品で全て3Dだった。
1)アメイジングスパイダーマン予告
2)アブリル・ラヴィーン:ワット・ザ・ヘル
3)ライオンキング:オープニング
4)塔の上のラプンツェル:町の祭りシーン、湖のランタンシーン
5)アバター:オープニング、森探索シーン
6)元気ロケッツ:「“make.believe” 3D Music Clips e.p.」よりmake.believe
本田氏は「3Dになると映像の質感が向上します。それは脳が左右映像の光の微妙な違いから情報を感じ取るからと思われます」と話があり3Dを観ている時の質感が違うと感じる理由に合点を得た。
ラプンツェルを再生しながらその3D映像製作テクニックを説明してくれたが、その内容をどこかで読んだ記憶があり、すぐにあの本田氏なのかと気付いた。
「本田雅一のAVTrends :本当に快適で楽しめる3D映像のために−ディズニー作品の3D監督ニューマン氏が語るノウハウ」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20111107_489025.html
これを読んでもらえば本イベントの本田氏の要旨は分かってもらえると思う。
「アバターは1年経過しても3Dソフトのリファレンスです」と本田氏が言えば、エプソンでもテスト用にパナ製品を5台購入して1人ずつ別名で応募して揃えたと言う秘話が聞けた。そして「発売日は言えませんがアバター特別編3Dが来年発売されます。パナ盤は100インチ視聴を想定していますが、特別編は家庭用に視野角を調整しています」とのビッグニュースも飛び出した。
話通りEH-TW8000の3D映像は明るい上にクロストークが少なく快適だ。3Dメガネは平均的な重さだがHiVi12月号P169によるとパナソニックと互換性があるそうなので軽いパナ製を選択出来るのもメリットだ。
ただ観ている内に何か違和感に気付いた。この時にはそれが何か分からなかったが、その原因は次の三菱の講演で判明することになる。明るさとクロストークの問題が解消されたことで逆にメガネのフリッカーが気になる様になったのだ。これをどう感じるかはご自分の目で確認していただくしかないと思う。
今回の講演を聞いてディズニーががんばっている限り3Dは成功する!と思えるようになった。アバターに続きラプンツェルは3Dリファレンスソフトになっているので私も帰宅して直ぐにポチった。ライオンキング3Dも見事なオープニングに生まれ変わっており背筋がゾクゾクした。今だと「オリジナルフード付きブランケット」が数量限定で付くので在庫のあるうちにお早めに、とお勧めしたい。
誤字のご指摘ありがとう。”アタバー”と”ソクソク”を修正しました。(11/11/29)
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