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2012年06月30日

【速報版】30日のaVACホームシアター大商談会2012サマーで7ブース梯子してみた

今日30日(土)アバックの「ホームシアター大商談会2012サマー」が東京池袋で開催されているので見学に行った。「デモンストレーション・講演スケジュール」を見て可能な限り講演を詰め込んでみた。結果飲み食い休憩無しの7時間連続マラソン視聴会となった。(苦笑)

今日は速報版として各社の内容を短くまとめてみたい。

11:00〜12:00 LINN AKURATE DSM:メーカーデモ
 前半はネットワークオーディオ用途のデモ、後半はBDプレーヤーを用いたHDMI音質の比較を行った。DENON AVC-A1HDが鳴らすAKURATE 242 SEの音は前半のAKURATE DSM+AKURATE 2200/1に迫るもので「なかなか」と感心した。

ところがAKURATE DSMのHDMIの音はさらに濃密でしっかりと低音が沈むもので、その差に驚かされた。現時点はPCMマルチ音声しか扱えないが今後ビットストリーム音声もデコード出来るようになったら国産AVアンプの強力なライバルになりそうだ。

12:00〜13:00 ONKYO TX-NR818(B):堀切氏
 TX-NR818(B)にJBL4319、JBL4312MK2等を用い視聴を行った。「デジタル・プロセッシング・クロスオーバー・ネットワーク」機能のオン/オフの聴き比べがあったが後で立ち見の私には難しい比較だった。(冷汗) 堀切氏から「秋には『ブレードランナー』音声リマスター版が出る」との話があった。

13:00〜14:00 AVアンプマラソン試聴会:堀切氏
 「トゥルー・グリット」「黒衣の女(The woman in black)」を用いソニーTA-DA5700ES、パイオニアSC-LX85、オンキヨーPR-SC5509(B)+PA-MC5501(B)を比較試聴した。価格帯が違うことだけのことはあると納得出来る面白い試聴会だった。やはり情報量の多いXL85の音は魅力的だ。

堀切氏から「『JAWS コレクターズ・エディション』と『インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ』BD-BOXはDVD化の時に加えられた音源は除き劇場公開時の音源のみでリミックスしている」との話があった。また版権の問題で日本では「パンズ・ラビリンス」BDは出ないらしい。(涙)

14:00〜15:00 Pioneer SC-LX56:メーカーデモ
 S-3EXシリーズによる7.2ch構成のスピーカーを使用してSC-LX56の試聴が行われた。最新機能搭載というパフォーマンスの高さは感心したが、初めてLX85を聴いた時の様な音質の驚きは味わえなかった。

15:00〜16:00 SONY VW1000ESドリームイベント:麻倉氏
 SONY VW1000ESのスタック投影と音は高級モデルを揃えた夢のシステム構成となっている。視聴盤8枚目として「コクリコ坂から」冒頭を上映した。HiViの取材で麻倉氏はスタジオジブリへ訪問したとのことだ。

16:00〜17:00 YAMAHA RX-A3010:麻倉氏
 冬の大商談会に続きTCH調音パネルの有無でその効果を確認する試聴があった。新製品のACP-2Nブラウンはホームシアター向きの色合いで自立スタンド付属が便利だ。ボーカルが浮かび上がって前に出てくるような効果も分かり易い。

麻倉氏から「この秋『アラビアのロレンス』4Kニューマスター版が発売される予定で楽しみだ」との発言があった。

17:00〜18:00 DALI EPICON 6:メーカーデモ
 DENONプリメインアンプPMA-SX(税込78.8万)とSA-CDプレーヤーDCD-SX(税込84万)との組み合わせでDALIの最新フラグシップスピーカーEPICON 6(税込ペア価格120万)のデモが行われた。さすがにハイエンドモデルで解像度が高く定位の良い音だ。見た目がコンパクトな為か音像が小さめに感じた。

10回塗装とのことでブラックの表面仕上げは美しい。リボンツィーターの高音が魅力的だが既にモニターオーディオPlatinum PL300(税込ペア価格89.3万)という強力なライバルがいる。

LINN AKURATE DSMとYAMAHA ACP-2Nが気になるもののやはり本命は秋の新製品だろう。ということで申し訳ないがそのまま帰宅させていただいたが・・・。(汗)

posted by バンブーヤン at 23:36| 大商談会

2012年06月12日

パイオニアSC-LX56登場!?aVACイベントキャラバン2012 ホームシアター大商談会サマー開催!

先週末「アバックインフォメーション2012年6月号 vol.172」が届いた。毎年夏恒例Audio Visual phile注目の「アバックホームシアター大商談会サマー」が開催される時期となった。日時は次の通り。

・東京会場:6/30(土) 10:00〜18:00 池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5F
・福岡会場:7/15(日) 10:00〜19:00 リンエイビル1F/B1F
・大阪会場:7/22(日) 10:00〜19:00 AP梅田 特設会場
・松山会場:7/28(土) 10:00〜18:00 えひめ共済会館 ※事前申込必要

「大商談会」と聞いて腰が引ける人もいるだろう。ここだけの内緒話だけど「商談ルームに入らなければセールスされることはありません」。

まだホームページに詳細情報がアップされていないがP26には東京会場の出展メーカーと部屋割りが記載されている。

Room1:LINN
Room2:YAMAHA
Room3:EPSON
Room5:プロジェクターシューアウト 麻倉怜士氏
Room6:アバックイベントブース AVアンプマラソン試聴会、他
Room7:Pioneer
Room8:JVCケンウッド
Room9-1:DENON & marantz
Room9-2:ONKYO

ウインターを欠場したONKYOが復帰したと思ったら三菱がいない。もっともシューアウトにはLVP-HC7800DとLVP-HC9000Dが出場するので問題ないだろう。私的にはLINN DSMシリーズを初めて試聴出来るのが楽しみだ。またデノンのAVR-3313に装備されるDenon Link HD端子は次世代BDプレーヤーに搭載予定ということなので、その情報が聞けるかもしれない。

6月号を読んでいて驚いたのは「パイオニアSC-LX56」が7月発売予定 定価245,000円(税込)と掲載されていたことだ。
「まだ発表もされていないのですが・・・。」(驚)

しかもVSAシリーズからSCシリーズに型番が変わっているしアイコンが[9.2ch]となっているのでVSA-LX55からパワーアンプが2ch増えているようだ。P31の「イベントスケジュール」にはパワー段がダイレクトエナジーHDアンプ搭載と書いてあるものの試聴のスピーカー構成が7.1chと正式発表で仕様を確認したくなる注目モデルだ。

夏の大商談会は1日しかないので受付でタイムスケジュールをもらい、どの順番で廻ろうか時間調整に悩みそうだ。私は秋に発表されるであろうLX86(?)待ちなので購入意欲は低くアバックさんには申し訳ない客なのだが、開始から終了までの8時間を満喫しようと今から月末が楽しみだ。

来場特典として、
 ・会場限りのスペシャルプライス
 ・下取り品UP対応スピード査定
 ・0%金利ショッピングクレジット
 ・アバック金券プレゼント
と財布の紐が緩む魅力的な話もある。

興味を持った人は「招待状」を入手して覗いてみることをお勧めする。

「デノンAVR-3313」を楽天市場で検索する。




【関連リンク】

『アバックイベントキャラバン2012』
http://www.avac.co.jp/2012_caravan/2012_caravan.html
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posted by バンブーヤン at 23:06| 大商談会

2012年02月14日

2/18(土)aVAC『ビクタープロジェクター祭り』開催!

大商談会でお世話になっているアバックが『ビクタープロジェクター祭り』を開催する。詳細はホームページを見て頂きたい。
 http://www.avac.co.jp/2012_sale/02/jvc.html

簡単に企画内容を紹介する。【当日ご成約5大特典】があるそうだ。

日時:2/18(土)11:00〜18:00
会場:池袋・サンシャインコンファレンスルーム(Room4・Room6)

■イベント内容:
 1)1080P*2K vs “e-shift”4K対決  DLA-X30 vs DLA-X70R
 2)“e-shift”4K対応上下モデル対決 DLA-X70R vs DLA-X90R
 3)“e-shift”4K vs リアル4K対決 DLA-X90R vs VPL-VW1000ES

■開催時間:
 第1回 12:00〜13:00
 第2回 14:00〜15:00
 第3回 16:00〜17:00

■司会進行:JVCケンウッド商品企画グループ 赤川氏

■シュートアウト案内:新旧モデルの比較試聴
 1) DLA-HD1/DLA-HD100
 2) DLA-X30/DLA-X90R
 3) DLA-X70R/VPL-VW1000ES
 4) DLA-HD750/DLA-HD950/DLA-X7


旧ビクタープロジェクターユーザーにとって目に毒で誘惑に駆られそうな内容だ。
価格帯が違うこともあるが
 http://www.avac.co.jp/akihabara_inp_44.html
によると『製品インプレッション VPL-VW1000ES』のリアル4Kの効果は素晴しいとのことだ。それと直接対決をしようと言うのだからJVCには勝算があるのだろう。どんな試聴映像を持ち出すのか興味深い。また私が大商談会2011冬で観たのは両社共開発中モデルだったので製品版の画を見比べられるのも嬉しいイベントだ。

今はノンレフレックスカメラやウルトラブックの方に物欲が向いているので買い替えする気も無いのに参加するのは心苦しいので今回記事に取り上げてCMさせて頂きました。m(__)m

2月15日(水)よりオリンパスプラザ東京・大阪ショールームにてOLYMPUS OM-D E-M5の先行展示を行うとのことなので2/18(土)は池袋と神田小川町のハシゴも楽しそうだ。
 http://www.olympus.co.jp/jp/info/2012a/if120208plazaj.cfm
それにしてもショールームなのに営業時間が10:00〜18:00(日・祝日定休)というのは罠仕様だ。(苦笑)

posted by バンブーヤン at 23:53| 大商談会

2011年12月11日

【追記版】ヤマハRX-A3010の魅力は音響調音パネルTCH-501B02Nで更に引き立つ

JVCブースを出てわざと遠回りしてヤマハブースへ向かった。こうして麻倉氏の後で入室したがまだ席が空いていたので着席した。

12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第12回目は「11/27(日) 16:00〜17:00 YAMAHA RX-A3010:麻倉氏」だ。麻倉氏が最新AVアンプのパフォーマンスをどう評価するのか興味を持って参加した。

構成はRX-A3010(税込26万)+BDP-93NXE(税込15.8万)+FOCAL Chorus 826V Eb(税込15.8万)×2本+Chorus 806V Eb(税込6.3万)×4本+Chorus CC800V Eb(税込20万)+Chorus SW800V Eb(税込20万)+三菱LVP-HC9000D(税込30万)+スクリーン キクチ120インチの9.1chだ。DMR-BZT900の出番はなかった。


試聴ソフトは次の3本だ。
 1)リンダ・ロンシュタット:What's Newよりホワッツ・ニュー[SACD]
 2)2L:グレゴリオ聖歌より
 3)シャンティ:Born to SingよりAqua's Lullaby

麻倉氏は「FOCALのスピーカーは解像度がありクリアでスピードが速いです」と評していた。オーディオ&ホームシアター展(AHTE)に続きYAMAHA 音響調音パネル TCH-501B02N(税込3.2万)の有無でその効果を確認する試聴があった。確かにボーカルとギターが明瞭になる。役立つオーディオアクセサリーの様だ。麻倉氏も「まずはメインスピーカーの後ろに1枚ずつ置くことから始めましょう」とお薦めだ。


2D視聴ソフトは次の6本だ。
 1)マイフェアレディ:踊り明かそうのシーン
 2) チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
 3) 平井堅:Ken Hirai Live Tour 2008 FAKIN’POPより瞳をとじて
 4) 五線譜のラブレター:
 5) スターウォーズEPIII:オープニング宇宙戦闘シーン
 6) サイモン & ガーファンクル:25th Anniv Rock & Roll Hall Fame Concertより明日に架ける橋

「今ではDSPに力を入れているのはヤマハとソニーだけになってしまいました。ソニーは劇場再現を目指していますが、ヤマハはコンテンツの魅力を引き出すことを目指しています」と語るように視聴ソフトは音楽系が多かった。「DVDは映画、音楽、アニメの3割ずつの構成比となっていますが、BDは映画とアニメばかりで音楽ソフトがさっぱりです」と麻倉氏はお嘆きだったが、それはジャニーズ系や韓流アーチストのタイトルがBDで出ない限り難しいだろうと思った。

こうしてAVアンプはヤマハRX-A3010(税込26万)、ソニーTA-DA5700ES(27.3万)、デノンAVP-A1HD(税込73.5万)+POA-A1HD(税込73.5万)、パイオニアSC-LX85(税込33万)と聴いたが部屋の大きさ、使用するスピーカー、チャンネル数、サラウンドモード、再生するソフトと条件が異なり過ぎて公平な評価は難しい。サマーの「AVアンプ試聴」の様にアンプ以外を統一してもらえると分かり易いのだが。

最新AVアンプを聴いて感じたのは、
 1)BD HDサウンドのデコード性能がアップして確実に音が良くなっている。
 2)音と機能を比較しても4年前のフラグシップモデルを選ぶメリットは無くなっている。
 3)Hi-bit32/Hi-Sampling Audio Processing機能を持つSC-LX85の音のキレと情報量は魅力的だ。
ということだ。今直ぐにSC-LX90を買い換えたいほどの音質差は感じないもののネットワークオーディオやフロントハイトスピーカーの効果を楽しみたいのなら買い換えはアリだと思う。

posted by バンブーヤン at 21:02| 大商談会

2011年12月10日

【追記版】三菱LVP-HC7800Dのメガネの反応速度はアイガー北壁のよう

先にビクターブースに寄り整理券を貰ったので少し遅れて三菱ブースに入った。立ち見となったが昨日とは違いスクリーン前に人影は無く広く見ることが出来た。3Dメガネを60本用意している三菱のやる気には感心する。

12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第11回目は「11/27(日) 14:00〜15:00 MITSUBISHI LVP-HC7800D:麻倉氏」だ。麻倉氏が今年最高の3D画質をどう解説してくれるのか楽しみにしつつ参加した。

機器構成はMITSUBISHI LVP-HC7800D(OP店頭価格30万円)+スクリーン(不明)+AVアンプ(不明)+パナソニックDMR-BZT9000(OP店頭価格26万)+JBL4338(税込70.4万)×4本+サブウーファー(不明)の5.1ch構成だ。ブースはしっかり迷光処理されている。

2D視聴ソフトは次の2本だ。
 1)マイフェアレディ:競馬見学のシーン
 2)ウエスト・サイド物語:オープニング

麻倉氏は「このウエスト・サイド物語は不良品でオープニングは緑から青に変わらないといけないのがブラックアウトしてしまいます」とそのシーンを見せてくれて「日本盤では修正されていますので、これはこれで貴重です」と笑いを取っていた。

LVP-HC4000で「地球が静止する日(2008年版)」を観た時にはレインボーノイズが見えてしまい興ざめしたが、LVP-HC7800D の2D再生でもカラーブレイキングノイズが殆ど感知できず4倍速6セグメントDLP素子の性能に感心した。一瞬字幕に出たかな?と思う程度で視聴の支障にはならない。ウエスト・サイド物語のオープニングの摩天楼空撮シーンはFRC(フレームレートコンバーター)によりフィルム特有のカタカタ感が残っていて映画を観ていると言う気にさせてくれる。

3D視聴ソフト6本を紹介しつつ3D映画の歴史について語ってくれた。
 1)チキンリトル 3D:冒頭のパニックシーン
 2)ボルト 3D:3匹旅立ちのシーン
 3)塔の上のラプンツェル:湖のランタンシーン
 4)アバター3D:
 5)パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉:
 6)カルメン 3Dオペラ:

麻倉氏は「強誘電型液晶メガネの反応速度はアイガー北壁のようですが、普通の液晶メガネは富士山型です」と例えてシャッターの高速動作を説明した。

ソニーブースでも感じたがチキンリトルのパニックシーンは驚かす為の3Dが猥雑で見ていて疲れる。3Dカメラで舞台を撮影したと言う「カルメン」は3D感があるものの物語を魅せる為の3D演出が考慮されておらず舞台全てが立体化して同じく疲れる。この点ラプンツェルとアバターは何を見せたいのか良く考えられており疲れが少なく感心する。

X3を下取りにHC7800Dへ買い換えることを考えたがそうすると 1)ズーム/フォーカス操作は手動 2)レンズシフトは上下のみ可能 3)レンズキャップ付属で手動 と利便性が落ちるのが残念だ。X30に買い替えすれば 1)3Dメガネの買い替えは不要 だが 2)電動レンズカバーで無い ことでこれまた所有感が落ちるので悩んでしまう。

posted by バンブーヤン at 19:10| 大商談会

2011年12月09日

【追記版】ソニーVPL-VW1000ESで観る松田聖子の美しさは168万の価値あり!

少し遅れてソニーブースに入ったが、今日はまだ少し席が空いており座われて3Dメガネを貸りられた。

12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第10回目は「11/27(日) 12:00〜13:00 SONY VPL-VW1000ES:麻倉氏」だ。麻倉氏がどう4Kプロジェクターを解説してくれるのか期待して参加した。

機器構成はVPL-VW1000ES(税込168万)+スクリーン(不明)+AVアンプTA-DA5700ES(27.3万)+BDレコーダーBDZ-AX2700T(実売価格22万)+SS-NA2ES (税込20万)×2本+SS-NA5ES(税込13.7万)×4本+SS-NA8ES(税込15.8万)+SA-NA9ES(税込20万)の7.1chという新製品構成だ。

2D視聴ソフトは次の6本だ。
 1)ラスベガス万歳:エルビスのステージシーン
 2)サウンド・オブ・ミュージック:ドレミの歌のシーン
 3)ウエスト・サイド物語:オープニング
 4)山猫:パーティシーン
 5)Puccini:歌劇 Turandot:誰も寝てはならぬ
 6)SONGS premium 松田聖子:BSプレミアム放送

これでVPL-VW1000ESを2時間強観たことになるが4K2Kの解像度と質感向上には感心する。アップコンバーターの”リアリティクリエーション機能”のオン/オフの比較を行ったが単純4倍映像だったものがしっかり引き締まりながらエッジが強調されないのは巧みな調整だと感心した。

麻倉氏がお宝のBD-REダイレクト録画のSONGS premiumを上映して「こんな聖子ちゃんを観たこと無い」と感想を述べて皆の笑いを誘っていた。「これだけで購入する価値はあります」と言っていたけど予約したのでしょうか?(笑) 「聖子ちゃんの顔がスクリーンの中央に映っているのに声が下から聞こえるのが不自然でボーカル・ハイト機能を付けてくれる様お願いしました」という意外な新機能誕生裏話も披露された。

3D視聴ソフト5本を紹介しつつ3D映画の歴史について語ってくれた。
 1)チキンリトル 3D
 2)ボルト 3D
 3)トイストーリー3 3D
 4)ライオンキング 3D:オープニング
 5)カルメン 3Dオペラ

4割の完成度とは言え3D映像が平均的な水準で留まっているのは残念だ。4Kアプコン3Dだからこそ強誘電型液晶メガネ採用等、3D映像が抱える現状問題を突破する提案も欲しいと思った。

posted by バンブーヤン at 23:56| 大商談会

2011年12月08日

マランツのネットワークオーディオプレーヤーはハイレゾ音源の魅力を歌ったか

ソニーブースを出て昨日参加できなかったマランツブースへ向かった。ウインター参加者の興味はどうしてもプロジェクター新製品に向かってしまうらしく余裕で着席出来た。

12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第9回目は「11/27(日) 13:00〜14:00 marantz NA7004+PM-13S2+SA-13S2:説明員デモ」だ。エントリークラスのネットワークオーディオプレーヤーの音質を確認するため参加した。


構成はNA7004 (税込9.8万)+PM-13S2 (税込26.3万)×2台+SA-13S2 (税込26.3万)+B&W 802Dia(税込105万)×2本の2ch構成だ。SA-13S2のDACを使いPM-13S2を2台用意してB&W 802Diaをバイアンプ駆動していた。

説明員はネットワークオーディオの魅力として「ハイレゾ音源を聴けることと、リッピングを行うことで自分の持っているCDコレクションを思い出す効果がある」と語っていた。欧州米国ではDRM(デジタル著作権管理)廃止へ向かっておりネットワークオーディオの追い風になるだろうとのことだ。


試聴曲はCDフォーマット3曲にハイレゾ音源3曲だった。
 1)村治佳織:プレリュード より 愛はきらめきの中に 44.1kHz/16bit
 2)Yucca:竜馬伝 より 想望  44.1kHz/16bit
 3)森川七月:& JAZZ より Your song  44.1kHz/16bit
 4)スーザン・ローゼンバーグ:Out of time and country よりGullesol 96kHz/24bit
 5)KENT POON:Audiophile Jazz Prologue より アイ・シュッド・ケア 96kHz/24bit
 6)トーマス・エンコ:ウィンドウ・アンド・レイン より LOVE(ラヴ) 96kHz/24bit

説明員から「ルーターには無線LAN機能が内蔵されている機種が多くノイズ源になりやすいのでハブをかませてオーディオ装置から離したりアイソレーターを使ったりする工夫が必要です。」とアドバイスがあった。ハードディスクにはアンプ用部材のヒートシンクを貼り付ける改造を施して熱トラブルを防止しているとのことだ。


B&W 802Diaを使いながら試聴曲に交響曲等スケール感のある曲を採用していないので、クリアな良い音を聴かせてくれただけで終わっていたのは残念だった。802を活かそうと工夫していたがこのクラスの製品ではまだ力不足だった様に感じた。もう少し音量を上げてくれればまた印象が変わったかもしれない。

posted by バンブーヤン at 23:40| 大商談会

2011年12月05日

【追記版】デノンAVP-A1HDとAVC-A1HDのアップグレード料金12万は本当に安い!

シューアウト会場でLVP-HC7800Dをじっくり観ながら時間調整して昨日参加できなかったのデノンブースへ向かった。

12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第8回目は「11/27(日)11:00〜12:00 DENON AVP-A1HD+POA-A1HD:説明員デモ」だ。アップグレードされたフラグシップAVアンプのパフォーマンスを確認するため参加した。


構成はAVP-A1HD(税込73.5万)+POA-A1HD(税込73.5万)+DVD-A1UD+DNP-720SE(税込5万)+B&W 802Dia(税込105万)×2本+804Dia(税込57.8万)×2本+805Dia(税込31.5万)×2本+HTM2SD(税込69.3万)の7.0ch+プロジェクターJVC DLA-X90R(税込105万)+スクリーン(不明)という構成。アバックの社員から「反則的なシステムですね」と言われた各社のフラグシップモデルが揃えられた豪華なAVルームだ。それなのに余り注目されていないのは実に勿体無い。

説明員から「AVP-A1HDとAVC-A1HDは現行製品なので3D対応等のアップグレードを実施して販売を継続します。(2007年年末に)各社からフラグシップモデルが発売されましたが、この厳しいデフレ経済下でアップグレードを行うのは当社だけです。ボードを乗せ替えたことで処理能力は1.2倍になりAudyssey MultEQ XT 32機能が使えるようになりました。」との話があった。

「Audysseyは周波数を変えず反射音を制御することでダビングステージの音を目指しています。(残念ながら)デジタル処理機能を使わない方が音に良いので、スピーカー位置等環境を整えることが大切です。」とAudysseyの特徴を語った。


「フロントハイトスピーカーの効果は他社のブースでも確認できますのでここではAudyssey DSX 機能によるフロントワイドスピーカーの効果をお聞かせしましょう。あとアップグレードではネットワークオーディオ機能が追加出来ませんでしたのでDNP-720SEによるハイレゾ音源もお聴き頂きます」とこの試聴会の目的が説明された。

視聴BDと試聴SACDは次の通り。
 1)スターウォーズEPIII:オープニング宇宙戦闘シーン
 2)ドリームガールズ:ステージシーン
 3)ブラックスワン:公演初日の前夜のシーン
 4)ラストサムライ:雨の中の稽古シーン
 5)Mr.インクレディブル:家族4人の逃亡シーン
 6)ホテルカリフォルニアHRファイル96kHz/24bit
 7)ホテルカリフォルニアSACD Multi-ch
 8)バーレスク:エンディングのステージシーン

Audyssey DSXフロントワイドは前方の移動感と包囲感が向上して効果的だ。ロッシー音声の「ドリームガールズ」がAudysseyの推奨デモソフトというのは意外だがステージが広がり良い感じだ。「ブラックスワン」はミステリーというよりホラー映画のような音になりかなり驚かされた。(冷汗) 「Mr.インクレディブル」の音の移動感も楽しい。唯一HR音源に少し迫力無かったのはDNP-720SEの価格差だろう。


SWを観ながら解像度と質感の高いプロジェクターだなあと感心していたところ説明員から機器構成の説明があり納得した。意図せずX90Rの画をじっくり観られる機会を得られて実に幸運だ。「スターウォーズEPIII」や「Mr.インクレティブ」等CGを使った高画質なソフトでは特に4Kアプコン効果が高そうだ。

税込12万で最新の機能が使えるようになる上に価格コムやでPhile-webコミュニティで既にアップグレードを行った人からのレポートでは音質も向上していると言う。この料金なら安い!まったくデノンユーザーが羨ましい。

posted by バンブーヤン at 23:52| 大商談会

2011年12月04日

【追記版】ヤマハAVアンプのアベンタージュは5番目の脚が音に効く

パイオニアのデモが時刻通りに終わったのでヤマハブースへ向かった。着席して明るいうちに機材を撮影しておいた。

12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第7回目は「11/26(土)17:00〜18:00 YAMAHA RX-A3010:説明員デモ」だ。最新AVアンプのパフォーマンスを確認するため参加した。


構成はRX-A3010(税込26万)+BDP-93NXE(税込15.8万)/DMR-BZT900+FOCAL Chorus 826V Eb(税込15.8万)×2本+Chorus 806V Eb(税込6.3万)×4本+Chorus CC800V Eb(税込20万)+Chorus SW800V Eb(税込20万)+三菱LVP-HC9000D(税込30万)+スクリーン キクチ120インチの9.1chだ。主にBDP-93NXEを使いBD-R再生にDMR-BZT900を使用していた。

説明員から筐体の5番目の脚A.R.T. Wedgeについて「これを装着したことで低音が沈むようになりました」と話があった。「10万円以上のモデルについて新しいブランド名AVENTAGEを付けました。海外では下位モデルもあるのですが日本のAVアンプ市場は小さく売り分けが難しいのでこの3モデルに限定しました」と販売戦略の解説があった。


試聴SACDと視聴BDは次の通り。
 1)ホテルカリフォルニアSACD Multi-ch:ホテルカリフォルニア
 2)ブレードランナー[BS HG録画]:レプリカントからの逃亡
 3)バーレスク:エンディングのステージシーン
 4)9<ナイン>9番目の奇妙な人形:初めての仲間のシーン
 5)スターウォーズEPIII:グリーバス将軍との対決シーン
 6)佐渡裕 ベルリン・フィル定期デビュー[BS HG録画]:6/11放送
 7)25th Anniv Rock & Roll Hall Fame Concert:Simon & Garfunkel Bridge Over Troubled Water

フォーカルChorus 800Vシリーズによる9.1ch構成でその分解能力と音場感はSC-LX85に引けを取らなかった。シネマDSPは声にエコーが付かないのが美点だ。“セリフ位置調整”機能があり0から5まで高さを調整できるが「値を大きくすると(フロントプレゼンススピーカーへの振り分けが大きくなり)音質が劣化します」と適切な使用方法の説明があった。


「ミュージックエンハンサーは圧縮音声の高音域1オクターブと低音域1オクターブを伸ばします」という説明通りHG(2倍)モードで録画したBSデジタルの映画や音楽番組でもAAC音声がちゃんと楽しめる音質になっているのには感心した。少々音が硬くなったように聴こえたが有効な機能だ。

デモにHG録画の番組を使うとはどんな意図があるのかと思っていたら「93NXEとBZT900を切り替えて使用していますが画質の違いが分からないと思います。HQV Vidaビデオプロセッサーを使えばHG録画した番組も綺麗に楽しめます」と説明があった。なるほどIDT社VHD1900は高性能のようだ。でも「テレビ録画は一期一会」と言っている麻倉氏が知ったら嘆きますよ。(笑)

posted by バンブーヤン at 22:05| 大商談会

2011年12月03日

【追記版】大商談会価格のSC-LX85とBDP-LX55はセット購入でさらに1万円引き

ソニーブースを出てパイオニアブースへ向かった。まだ席が空いていたのは幸運だった。

12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第6回目は「11/26(土)16:00〜17:00 Pioneer SC-LX85+BDP-LX55:説明員デモ」だ。SC-LX90ユーザーとしてSC-LX85+BDP-LX55ペアのパフォーマンスを確認するため参加した。

構成はSC-LX85(税込33万)+BDP-LX55(税込9.4万)/BDP-LX91+S-1EX(税込63万)×2本+S-7EX(税込50.4万)+S-3EX(税込39.9万)×4本+S-W1EX(税込25.2万)×2本+JVC DLA-X9+スクリーン147インチで7.2chフロントバイアンプ接続となる。


機能と技術的な説明は手短に済ました視聴中心のデモでBDP-LX55を2台使い交互にディスクを入れ替えていた。1枚目だけ何故かBDP-LX91をHDMI接続で使っていた。

視聴BDは次の通り。
 1)デイヴィッド・フォスター&フレンズ ライヴ:アイ・ウィル・オールウェイズ・ラヴ・ユー /シャリース
 2)9<ナイン>〜9番目の奇妙な人形:初めての仲間のシーン
 3)ジュラシックパーク(1作目):T-REX登場シーン
 4)スターウォーズEP1:ポッドレースシーン
 5)Concert for George:Something
 6)バーレスク:エンディングのステージシーン

SC-LX85はAHTEのデモ同様音の良さに感心させられる。BDP-LX55は動作が速くなっており使用感は良さそうだ。価格コムのレビューやクチコミでは良い評価を聞かないので心配していたが映画に関してはBDP-LX91に肉薄する画質と音質だった。大商談会価格のSC-LX85とBDP-LX55をセットで購入すればさらに1万円引きというのはAudio Visual phile心理を突いている。

SACDによる2chステレオやHR音楽ファイルの試聴が出来なかったのは残念だった。DVD-A1XV - i.LINK -> SC-LX90 との勝負はまだ先になりそうだ。

posted by バンブーヤン at 23:18| 大商談会
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