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2013年06月29日

【速報版】6/29(土)アバックホームシアター大商談会サマーでイベント8つをハシゴしてみた

今日6/29(土)「アバックホームシアター大商談会サマー」が東京池袋で開催されているので見学に行った。「イベントタイムテーブル」を見て可能な限り講演を詰め込んでみた。途中10分間の休憩を入れて7時間半の連続マラソン視聴会となった。イベントを観ているとあっという間の7時間半だったがしっかりお尻は痛くなっており心地良い疲れが残った。(笑)

今日は速報版として各社の内容を短くまとめてみたい。

1. 10:30〜11:20 ROOM9-2:YAMAHA RX-A3030 麻倉怜士氏
 A3030はシャーシが堅牢な作りで音の重心が低いと評していた。最後の視聴盤は『レ・ミゼラブル』で、HiVi記事の『女子大生とレ・ミゼラブルを語る』という企画があり、どのシーンで泣くかというのが話題になったそうだ。BD盤40万枚を越えそうな売れゆきと言っていた。

2. 11:30〜12:20 ROOM6:ハイレゾ・DSD 麻倉怜士氏
 ラックスマンDA06とプレイバックデザインMPD3の比較試聴を行った。MPD3の方が音は濃く感じられた。実は、再生に使っていたパソコンが敷いていたボードを抜いたら音が固くなり情報量が減ったのが一番の音質の差だったりする。

3. 12:30〜13:20 ROOM1:Nuforce AVP18
 シンプル設計で切れの良いクリアな音を目指したAVプリアンプとのこと。内部構造の写真を見せてくれたが基盤2枚のシンプルさだ。Nuforce初のAVプリかと思ったら実は海外ではAVP16,17と販売されていたそうだ。フォーマットの変化が一段落したので3年ぶりの新製品と語った。

AVプリとして必要十分な機能と端子数、音質重視のコンセプトには共感してしまう。オクターブの真空管パワーアンプを使用と言う贅沢さで音質は国内高級AVアンプの良いライバルとなっていた。

4. 13:30〜14:20 ROOM6:11.2chイベント 堀切日出晴氏
 遅れて入ったら通路側まで人が溢れる人気だった。堀切氏はサラウンドチャンネル増加の歴史から現在映画館で導入が始まったドルビーアトモスの話をしてくれて大変面白い。そして家庭には4Kと同時に15.2chサラウンドフォーマットが導入されるという話を聞かされ驚いてしまった。これが次世代HDMI発表遅れの原因なのか?

5. 14:30〜15:20 ROOM7:PIONEER SC-LX57
 SABRE32 Ultra DAC搭載でLX56に比べてどう音質が向上したのか興味深く聴いた。相変わらず鮮度が高くスピード感のある音で、LX56に比べて音の情感が豊かになったようだ。

6. 15:30〜16:20 ROOM2:marantz NA-11S1
 USB-DACとしての試聴を行った。ハイエンドクラスの音を聴かせてくれてPM-11S3と803 Diaに最適なUSB-DACと感じた。メーカーの話では3年前にNA7004を発売した時にネットワークプレーヤーと認識されUSB-DAC機能に注目してもらえなかった反省から「USB-DAC/ネットワークオーディオプレーヤー」としてプロモーションしているそうだ。

7. 16:30〜17:10 ROOM3:DENON AVR-4520
 パワートランジスターに「Denon High Current Transistor(DHCT)」とブランディングしようと考えていた時にヤマハさんが先に「高速熱帰還型パワートランジスター」と名称を付けられてしまい悔しい思いをしたと言う裏話を聞かせてくれた。DALI EPICON 8の低歪スピーカーユニット開発には3年掛かったそうだ。

8. 17:10〜17:50 ROOM2:marantz AV8801
 AVアンプは静寂感を出すのが難しい、それを11.2chモノラル・コンストラクション等の回路で達成したそうだ。パワーアンプはPM-11S3とPM-13S2のパワー部を使い『キングダム・オブ・ヘブン』冒頭の環境音を見事に聴かせてくれた。

同じAVプリでもAVP18とAV8801ではサイズと価格が大きく違い、その設計思想の差が興味深い。音質的にはAVP18で大満足だがパワーアンプにより評価は上下しそうだ。

久しぶりに大画面&大音量を楽しんだ。忙しくて時間が取れず家では全然スクリーンで映画を観ていないことを思い出した1日だった。


posted by バンブーヤン at 23:42| 大商談会

2013年06月28日

6/29(土)開催アバックホームシアター大商談会サマーの予定を立ててみた

6/15(土)で話題にした「アバックホームシアター大商談会サマー」がいよいよ明日6/29(土)開催される。ホームページには「イベントタイムテーブル」が掲載されているので予定を立てようとiPhoneの「カレンダー」に視聴&試聴したいイベントを入力していった。

 1. 10:30〜11:20 ROOM9-2:YAMAHA RX-A3030 麻倉怜士氏
 2. 11:30〜12:20 ROOM6:ハイレゾ・DSD 麻倉怜士氏
 3. 12:30〜13:20 ROOM1:Nuforce AVP18
 4. 13:30〜14:20 ROOM6:11.2chイベント 堀切日出晴氏
 5. 14:30〜15:20 ROOM7:PIONEER SC-LX57
 6. 15:30〜16:20 ROOM2:marantz NA-11S1
 7. 16:30〜17:10 ROOM3:DENON AVR-4520
 8. 17:10〜17:50 ROOM2:marantz AV8801

こう動けば話題の新製品は一通り視聴出来るはずだ。もっとも可能な限り詰め込んでも1日では全イベントが見られないのだから残念だ。4Kネイティブは是非観たいがNA-11S1 も是非聴きたいし・・・。(苦笑)

今回は16時以降のイベントが40分と短縮され、その分40分間のフリー視聴を設けて商談が進み易い時間配分になっているのが特徴だ。さて早寝してしっかり目と耳を休ませることにしよう。

posted by バンブーヤン at 23:59| 大商談会

2013年06月15日

6/29(土) 池袋サンシャインシティにてアバックホームシアター大商談会サマー開催!

先日「アバックインフォメーション2013年6月号 vol.177」が届いた。毎年夏恒例Audio Visual phile注目の「アバックホームシアター大商談会サマー」が開催される時期となった。日時は次の通り。

 ・東京会場:6/29(土) 10:00〜18:30 池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5F
 ・横浜会場:7/06(土) 10:00〜18:00 ミンダンビル7F・アバック横浜店
 ・大阪会場:7/21(日) 10:00〜19:00 AP梅田 特設会場
 ・博多会場:7/27(日) 10:00〜19:00 福岡リンエイビル

「大商談会」と聞いて腰が引ける人もいるだろう。ここだけの内緒話だけど
商談ルームに入らなければセールスされることはありません」。

既にホームページに東京会場の出展メーカーと部屋割りの詳細情報が記載されている。

 ロビー:ファイルオーディオデモコーナー;NuWaveDAC
 Room1:LINN・Fuhlen;LINN DSM、NuForce AVP-18
 Room2:marantz;NA-11S1、AV8801
 Room3:DENON;AVR-X4000、AVR-4452+DALI EPICON
 Room5:プロジェクターシューアウト 12:30〜13:20「特別企画」麻倉怜士氏
 Room6:アバックイベントブース
  11:30〜12:20「最新ファイルオーディオイベント」麻倉怜士氏
  13:30〜14:20「ドリームシアター11.2ch」堀切日出晴氏
  15:30〜16:20「VPL-VW1000ES 4Kネイティブ映像の世界」
 Room7:Pioneer;SC-LX57
 Room8:JVCケンウッド;DLA-X75R/X95R
 Room9-1:ONKYO;TX-NR new+LVP-HC8000D 堀切日出晴氏
 Room9-2:YAMAHA;RX-A3030 麻倉怜士氏

マランツとデノンの部屋が分かれていることからも2社の勢いと人気が分かる。話題のNA-11S1、ESS Sabre32 ultraDACを搭載したSC-LX57とRX-A3030は是非聴いてみたいし、4Kネイティブ映像も観てみたい。

夏の大商談会は1日しかない上に魅力的なイベントも多く、受付でタイムスケジュールをもらい、どの順番で廻ろうか時間調整に悩みそうだ。私はHDMI Ver.2発表待ちなので購入意欲は低くアバックさんには申し訳ない客なのだが、開始から終了までの8時間半を満喫しようと今から月末が楽しみだ。

来場特典として、
 ・会場限りのスペシャルプライス
 ・0%金利ショッピングクレジット
 ・下取り価格UP対応 or アバック金券プレゼント
と財布の紐が緩む魅力的な話もある。

興味を持った人は「招待状」を申し込んで来場することをお勧めする。



【関連リンク】

『アバックホームシアター大商談会サマー』
 http://www3.avac.co.jp/2013_all_sale/summer_ikebukuro.html
posted by バンブーヤン at 17:14| 大商談会

2012年12月05日

【詳細版】大商談会「LINN 担当者、KLIMAX DSMの高音質の秘密を語る!」

「DSを初めて試聴する方はいますか?」担当者の質問からデモが始まった。

aVACホームシアター大商談会2012ウインター」詳細レポートの第8回目は「11/23(金) 14:35〜15:20 ROOM1:LINN KLIMAX DSM メーカーデモ」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

「この会場にはいらっしゃらないようですね。最近はPCオーディオとの違いを質問される方が増えています。」と語った。

機器構成はネットワーク+マルチ入力プリアンプKLIMAX DSM、スピーカー LINN KLIMAX 350A他4ch構成、BDプレーヤーOPPO BDP-93 NuForce Edition、プロジェクター&スクリーン(不明)だ。DENON AVC-A1HDも置いてあったが使わなかった。夏のデモ(7/3記事)よりシンプルになっていた。

試聴曲は次の3作品で全てネットワーク再生だった。
 1)「ザ・リッツ/ザ・スピリット・オブ・クリスマス」より「06ホワット・チャイルド・イズ・ジス (グリーンスリーブス)」44.1kHz/16bit
 2)「ケリー・スウィート/ウィー・アー・ワン」より「ネッラ・ファンタジア」44.1kHz/16bit
 3)「キャロル・キッド/Tell Me Once Again」より「05. Tell me once again」FLAC 192kHz/24bit

LINN DSはCD音源でも高音質で楽しめると聞いているがCDプレーヤーとの比較したことがないので良く分からない。それどころかその直後にハイレゾ音源を聴くものだから逆に44.1kHz/16bitの限界を感じてしまう。(苦笑)

「DSMはビットストリーム信号を扱えないのでプレーヤー側でのPCMマルチチャンネル出力が必須です。HDMIの映像信号と音声信号をスプリットしてから音声信号にリクロックを掛けて384kHz/35bitにアップサンプリングしています。」との説明があった。「HDMI音声にリクロックを掛けているのでサラウンド音声も高音質化しています。また今回センタースピーカーを使っていませんがLINNでは音の良いダウンミックス方式を採用しております。」と追加した。

視聴ブルーレイは次の2作品だった。
 1)BD「デイヴィッド・フォスター&フレンズ ライヴ」より「22. フィーリング・グッド/マイケル・ブーブレ」
 2)BD「ドラゴンタトゥーの女」から容疑者と対峙するのシーン

さすがに音が良いと映像への没入感がアップすると感じさせる内容だった。

正直に言えばAVアンプの視聴ほど評価が難しい物はない。何しろ部屋の音響環境が違う、使用しているスピーカーが違う、サラウンドモードが違う、観るソフトも違うので音質の差を正確に指摘できるほどの記憶力と耳は持ち合わせていない。(汗) 夏の「AVアンプマラソン試聴会」(7/5の記事)の様に同一環境同一機材でAVアンプだけの交換で視聴出来ればまだ分かり易いのだが。

DSMは映像信号をスルーしているので次期HDMI規格に関しては余り影響が無いように思えるが、まずはBDのビットストリーム信号に対応して欲しいと思う。またPCオーディオではDSDネイティブ再生が次期トレンドになりそうな勢いなのでDS/DSMでどう対応するのか気になるところだ。現行モデルはHDMI搭載初号機なので次期モデルでどう進化するのか楽しみだ。



【関連リンク】

『<CES>12年後半に次期HDMI規格をリリースへ ー HDMIライセンシングがカンファレンス開催』
 http://www.phileweb.com/news/d-av/201201/11/30084.html
posted by バンブーヤン at 23:12| 大商談会

2012年12月04日

【詳細版】大商談会「プロジェクターシュートアウト、その中で注目のモデルはこれだ!?」

8回予定の「aVACホームシアター大商談会2012ウインター」詳細レポートの第7回目は「11/23(金) 13:35〜14:25 ROOM5:シュートアウト 麻倉怜士氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

 部屋の奥からソニーVPL-HW50ES/VW1000ES、JVC DLA‐X75R/X55R、EPSON EH-TW8100/TW6100、Optoma HD-83S1/33S1、MITSUBISHI LVP-HC8000D/HC7900D等11台が設置されていた。

やはり人気は部屋の奥のモデルで混んでいて近づけなかった。壁際の椅子に座っている人がいてその前に立つ訳にもいかず空いている席に座ったらそのまま見続けることになってしまい各プロジェクターの違いを間近で見ることが出来なかった。(汗)

視聴ソフトは次の10作品+数本だった。
 1)BD カサブランカ
 2)BD-RE ローマの休日(WOWOW盤/NHK BS hi盤)
 3)BD 雨に歌えば
 4)BD ウエストサイド物語
 5)BD 山猫
 6)BD 007シリーズから1作品
 8)BD 魔女の宅急便
 9)BD レディガガLIVE
 10)BD-RE SONGSプレミアム「松田聖子」より「赤いスイートピー」

白黒映画2本はモノクロの色温度に結構差があり好みが分かれそうだ。HiViで予告していた通り「ローマの休日」が使われたが遠目では解像感の違いがまったく分からなかった。(冷汗)

この後夕方のフリータイムに「塔の上のラプンツェル 3D」を上映していたのでソニーの3DメガネでJVCの映像を見ると人物が引っ込み背景のランタンが飛び出すと言う逆の映像が見られて面白かった。当然JVCのメガネでソニーの映像を見ても同じ効果だった。EPSONの映像を見るとブルブル震えて見えるし互換性の無さが逆に3D描画速度の違いを明らかにするようだ。(笑)

3Dメガネの掛け心地は私には次の順番で良かった。
 1)JVCPK-AG3:レンズ面が大きくフレームが視野に入らないのが良い。
 2)三菱EY-3DGS-80U:ブラック液晶なので周囲が映り込みにくいのが良い。
 3)ソニー、エプソン
やはり軽くて締め付け具合が弱い方が好みだ。

2012年冬のプロジェクターは、
 1)リアル4Kにこだわるなら SONY VPL- VW1000ES
 2)フィルムの色と4Kの解像感が欲しいならJVC DLA‐X75R
 3)明るくクリアな3Dを観たいならMITSUBISHI LVP-HC8000D
 4)設置の自由度と基本性能の高さを求めるならEPSON EH-TW8100
が注目と実感したシュートアウトだった。

posted by バンブーヤン at 23:53| 大商談会

2012年12月01日

【詳細版】大商談会「YAMAHA RX-A3020は画質が向上したような錯覚を見せるの音の良さ!」

8回予定の「aVACホームシアター大商談会2012ウインター」詳細レポートの第6回目は「11/23(金) 15:30〜16:20 ROOM2:YAMAHA AVENTAGE RX-A3020 麻倉怜士氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

構成はAVアンプRX-A3020+BDプレーヤー(不明)+CDプレーヤーCD-N500+プロジェクター(不明)+スクリーン(不明)+ELAC 240シリーズによる11.2chだ。

試聴&視聴ソフトは次の11枚だ。
 1)CD「カヴァーズ〜私のお気に入り/ノラ・ジョーンズ」より「2. アイル・ビー・ユア・ベイビー・トゥナイト」
 2)BD-R「デジタル☆一番星」#105「家電評論家が選ぶ春のオススメ家電」(’12年05月13日放送)

まずは挨拶代わりの1曲と自己紹介を兼ねた出演番組の上映があった。「カヴァーズ」のSACDハイブリット盤はBOXセットにしか同梱されていないと言う。大商談会に来ている人で麻倉先生をご存じない人は一人もいないと思うのにお茶目な自己紹介だ。(笑)

 3)BD-A「バッハ(曲名不明)」192kHz/24bit
 4)BD-A「フレデリック・ショパン作曲ピアノ協奏曲第1番」
 5)CD「Kisses on the Bottom」より「1. I’m Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter」
 6)BD「ライヴ・キス2012/ポール・マッカートニー」よりボーナスコンテンツ「手紙でも書こう」
 7)BD「マジカル・ミステリー・ツアー/ザ・ビートルズ」より「マジカル・ミステリー・ツアー」
 8)BD「マジカル・ミステリー・ツアー/ザ・ビートルズ」より「ユア・マザー・シュッド・ノウ」
 9)BD「オーケストリオン・プロジェクト/パット・メセニー」より「4. エクスパンション」
 10)BD「青少年のための管弦楽入門/サンフランシスコ交響楽団」より
 11)BD「ベルリン・フィル12人のチェリストたち」より「キャラヴァン」

「マジカル・ミステリー・ツアー」はBDと言っても解像度は甘く画質はイマイチだが大画面で見ていてもノイズは少なく何とか見られてしまう。音質が良いので画質も良くなったような気分になれる。(笑)

 RX-A3020音の良さを知ってもらう為にあまり機能の説明もせずBD-Audioソフトから始まり最後まで音楽ソフトのデモで終始した。麻倉先生はこの冬のAVアンプの音質向上は音楽ソフトで実感出来るとお考えのようだ。半年の前に聴いたRX-A3010の音を覚えていないのでどの程度進化したのかは分からないが、どのソフトも楽しく視聴出来て満足だった。(笑)


posted by バンブーヤン at 23:53| 大商談会

2012年11月30日

【詳細版】大商談会「DENON AVR-4520とDBT-3313UDで聴かせるDenon Link HDの音は確かに違う」

8回予定の「aVACホームシアター大商談会2012ウインター」詳細レポートの第5回目は「11/23(金) 16:30〜17:20 ROOM9-2:DENON AVR-4520+DBT-3313UD 麻倉怜士氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

機器構成はプロジェクター(不明)+スクリーン(不明)+AVアンプDENON AVR-4520+BDプレーヤーDBT-3313UD+スピーカーB&W802Diaをフロントに備えた5.1chという構成だ。麻倉氏も「贅沢なスピーカー構成ですね」と言うラインアップだった。

試聴&視聴ソフトは次の11枚だ。
 1)「セ・シボン/(歌手失念)」
 2)SACD「カヴァーズ〜私のお気に入り/ノラ・ジョーンズ」より「2. アイル・ビー・ユア・ベイビー・トゥナイト」
 3)BD-A「モーツァルト : ピアノ協奏曲第21番」
 4)BD-A「ファイブ・スポット・アフター・ダーク・トミー・イン・ニューヨーク」より「8. ザ・シャドー・オブ・ユア・スマイル」
 5)BD-Aドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」第4楽章:フィナーレ(アレグロ・コン・フオーコ)
 6)BD「Hit Man: David Foster & Friends」より「You Raise Me Up / ユー・レイズ・ミー・アップ (ジョシュ・グローバン)」
 7)BD「シューマン:ピアノ協奏曲/ゲヴァントハウス弦楽四重奏団」
 8)BD「ハイティンク指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 ペライア」より「ロベルト・シューマン ピアノ協奏曲 イ短調 作品54」
 9)BD「グリーグ:ピアノ協奏曲/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」
 10)CD「ウィ・スリー/ロイ・ヘインズ,フィニアス・ニューボーン・Jr.,ポール・チェンバース」より(曲名不明)
 11)BD「ライヴ・キス2012/ポール・マッカートニー」より「1. 手紙でも書こう」

BD-AudioディスクはNAXOS製のデモディスクということで入手出来ないのは残念だ。

麻倉氏は「Denon Link HD」の効果を比較試聴しましょうと2曲目から6曲目までDenon Link HD専用ケーブルを抜いて再生、繋げて再生を繰り返してくれた。それぞれの音楽によって効果が聴き取れる部分は異なるが「音がクリアになる」「ボーカルが生々しい」「音圧が上がった様に聴こえる」「音の余韻が美しくなる」といった大きな違いが出るのでAVR-4520とDBT-3313UDはセットで購入してデノン・リンクを使わないと損した気分になるのは間違いない。(笑)

途中で隣の部屋のデモ音が大きく漏れ聞こえてきたら麻倉氏が「うるさいね、どこの部屋だ」と問うとデモを手伝っていた青年が「バトルシップのようですね。」と答えていたのが印象深かった。確かに映画の戦闘音だったがそれほどサラウンドデモでお馴染みのシーンなのだろうか。ちなみに隣はソニーだった。(苦笑)

麻倉氏が「あんな下品なものはかけません」と言って笑いを取ったが、その後本当にクラシックや音楽BDだけになってしまいAVR-4520の映画再生のパフォーマンスを確認出来なかったのは残念だ。8枚目にNHKクラシカルBDが使われたのは小林悟朗氏を偲んでのことだった。

DBT-3313UDは再生スピードも速く安定しており画質も他の部屋で使われていたパナソニックやOPPOに劣る点は無いように見えた。音声出力はアナログ2chしかないのでデノンAVアンプと組み合わせるのが前提のモデルだ。i.LINKとは異なり各社のHDMIジッターフリー伝送技術に互換性が無いのには困ってしまう。(汗)

HiViベストバイではそれぞれ2位に甘んじているが、このコンビでタッグを組めばチャンピオン級のパフォーマンスを発揮することが実感出来たデモだった。



posted by バンブーヤン at 23:53| 大商談会

2012年11月29日

【詳細版】大商談会「ONKYO TX-NR5010で聴くハイレゾ音源は収録現場の雰囲気を感じさせる情報量!」

8回予定の「aVACホームシアター大商談会2012ウインター」詳細レポートの第4回目は「11/23(金) 11:30〜12:25 10:35〜11:25 ROOM3:ONKYO TX-NR5010 堀切日出晴氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

機器構成はMITSUBISHI LVP-HC8000D+スクリーン(不明)+AVアンプONKYO TX-NR5010+パナソニックBDレコーダーDMR-BZT9300+JBL4319×5本+L8400PBKの5.1chという構成だ。

ちょっと寝坊して5分遅れで部屋に入ったので既にデモは始まっていた。試聴ソフトは次の6曲だ。
 1)(ジャズ曲名不明)
 2)「メロディ・ガルドー」(曲名不明)
 3)「ナイトフライ/ドナルド・フェイゲン」より「1. I.G.Y.」:44.1kHz/16bitと48kHz/24bit比較
 4)「ザ・ケルン・コンサート/キース・ジャレット」より(曲名不明):44.1kHz/16bitと96kHz/24bit比較
 5)「レット・イット・ブリード/ザ・ローリング・ストーンズ」より「2. むなしき愛」192kHz/24bit
 6)DSD南博トリオ(曲名不明)

TX-NR5010は贅沢なパーツを使用している上にネットワークオーディオ機能としてDSDダイレクト再生も可能ということが説明されCD音源とハイレゾ音源の比較試聴が行われた。48kHz/24bitでも音の情報量が増えたことが分かる位にしっかり鳴らし分けていた。特にDSDネイティブ再生では収録現場の雰囲気を感じさせる自然で見事な音だった。

担当者から「e-onkyo musicは2005年8月に配信を始めた時には11曲しかなく音が良いのは分かるが聴きたいものが無いと言われました。それからは毎年オーディオイベントで無料ダウンロードコードを配って広報に努めてきましたが、今年になってワーナー、ビクター、ユニバーサルとの提携が決まり忙しい毎日を過ごしています」との報告があった。

堀切氏から「僕の好きな江利チエミはないの?」と質問が出て「残念ながらございません。」というやり取りがあった。次はキングレコードとの提携が必要になりそうだ。(笑)

視聴ソフトは次の2本だ。
 7)BD「プレステージ」より監獄のシーン:5.1chとバーチャルサラウンド機能フロントハイト比較
 8)BD 「9<ナイン>〜9番目の奇妙な人形〜」より初めての仲間のシーン

バーチャルながらフロントハイトが入ると監獄の天井がぐんと高くなる。それでいて音質的な劣化を感じさせないのだからかなり使えそうだ。ナインでも廃墟にリアリティを与えてくれる。

堀切氏はこの会議室のセッティングのテーマとして「JBL4319をドライブすること」を掲げ機材の電源分けから暗幕使用とちょっとした手間を掛けることで音と画が良くなると語った。3D映画には特にフロントハイトが効果的なので是非使って欲しいと勧めた。

なおプレーヤーとしてパナソニックからDMR-BZT9300を借りることが出来て今回初めて実機を使用したが、画も音もぐんと良くなっていて驚いた。後でじっくり検証してみたいと堀切氏とオンキョー担当者が語っていたのが印象的だった。

ネットワークオーディオの対応フォーマット豊富さはトップクラスの上にデジタル・プロセッシング・クロスオーバー・ネットワークと言ったオーディオ的にも興味深い機能を搭載しているので、さすがHiViベストバイAVセンター部門(30万円以上)で2位のモデルだと思った。



【関連リンク】

『TX-NR5010(B) 9.1ch対応AVレシーバー』
 http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/hometheater/txnr5010/index.htm
posted by バンブーヤン at 23:51| 大商談会

2012年11月27日

【詳細版】大商談会「EPSON EH-TW8100Wはヒロインの下着の色まで描き分ける色再現性!?」

8回予定の「aVACホームシアター大商談会2012ウインター」詳細レポートの第3回目は「11/23(金) 17:30〜18:20 ROOM9-1:EPSON EH-TW8100W 麻倉怜士氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

機器構成はEPSON EH-TW8100W+スクリーン(不明)+AVアンプ(不明)+BDプレーヤー(不明)+スピーカーフォーカル×5本+サブウーファーの5.1chという構成だ。写真を取れなかったので今となっては確認のしようがない。(汗)

視聴ソフトは次の6作品だった。6本目のみ3D上映となった。
 1)BD きみに読む物語
 2)BD紳士は金髪がお好き
 3)BDアラビアのロレンス
 4)CD「松任谷由実40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。」から「やさしさに包まれたなら」
 5)BD魔女の宅急便
 6)3D BD タイタニック

麻倉氏はエプソンの開発担当者を紹介して「彼は映画会社やアバックに務めていたことがあり、エプソン入社後はチームを率いてホームシアタープロジェクターの高画質化を進めてきました。」と語った。

 麻倉氏はTW8000から色再現が良くなったと評価して「きみに読む物語」のオープニングの朝日のシーン、ウエディングドレス披露シーン、婚約者のオフィスを訪問するシーンを使いチェックポイントを細かく説明していった。ヒロインが赤系統の服と装飾品で固めているのは彼女の決意を表しているからとの説明があったが、その中で「きっと下着も赤です。」なんて冗談を入れてくるとは面白過ぎる。(笑)

担当者も「『きみに読む物語』は挑戦し甲斐のある映画で何年も掛かってやっと麻倉先生に褒めてもらえるところまで来ました。」と嬉しそうに語った。確かにTW8100Wはヒロインの着ている服装の素材感や同じ赤系統でもわずかな色の違いをちゃんと描き分けていて色再現性は高い様だ。

「アラビアのロレンス」は雑誌記事で50年前の映画とは思えない高画質に蘇ったとの話は読んでいたが、なるほど恐るべき美しさと情報量だ。それをしっかりとスクリーンに描写するEH-TW8100Wも見事だ。

麻倉氏は「Lawrence of Arabia (50th Anniversary Collector's Edition) [Blu-ray] (1962)は日本語字幕付きで64.96ドルで買えます。これ以上言うと商売の邪魔をしてしまいますね。」と笑っていたが、日本の「アラビアのロレンス 製作50周年記念 HDデジタル・リマスター版 ブルーレイ・アニバーサリーBOX (1500セット完全限定生産) [Blu-ray]」の価格が19,800円というのがお気に召さないようだ。(苦笑)

麻倉氏が「ユーミンの4枚組ベスト盤が50万枚売れました。ここで1曲掛けるのは何故でしょう?」とクイズを出したが、その答えは「シュートアウト」に参加していれば簡単に分かる。(笑)

「魔女の宅急便」が手描きセルアニメの筆捌きが感じられる高画質なブルーレイになりましたと説明があり映画の冒頭のシーン、「ルージュの伝言」が流れるタイトルシーン、「やさしさに包まれたなら」が流れるエンドタイトルシーンとたっぷり上映した。音と画は安心のクオリティで地デジ放送版の比ではない。これは自宅で観るのが楽しみだ。

「タイタニック3D」ではTW8000以上の明るさは実感出来るものの、その分3Dメガネのフリッカーが気になってしまうのは昨年同様だ。麻倉氏が「I'm the king of the world!」のシーンの後で上空からタイタニック号の船頭から船尾まで映すシーンがあるが、この場面で間違いがあるとクイズを出題された。

答えは「船頭の甲板に落ちている影と客室部分以降の影の向きが違う。」だった。見直しても答えを言われるまでまったく気づかなかった。(汗) CG製作チームが異なり光源位置情報を間違えたのだろうか?

EH-TW8100WはワイアレスHDトランスミッター採用、レンズシフト量の大きさ、明るさ、価格とライバル機種と比べても優位点が多くHiViベストバイ50万円未満モデル1位も納得だと思った。


posted by バンブーヤン at 23:51| 大商談会

2012年11月26日

【詳細版】大商談会「三菱LVP-HC8000Dの高速シャッター3Dメガネは日本製、米国価格は200ドル!」

8回予定の「aVACホームシアター大商談会2012ウインター」詳細レポートの第2回目は「11/23(金) 11:30〜12:25 ROOM3:MITSUBISHI LVP-HC8000D 堀切日出晴氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

機器構成はMITSUBISHI LVP-HC8000D+スクリーン(不明)+AVアンプONKYO TX-NR5010+パナソニックBDレコーダーDMR-BZT9300+JBL4319×5本+L8400PBKの5.1chという構成だ。

視聴ソフトは次の7作品だった。4本目から3D上映となった。
 1)BD ザ・マペッツ:カラーフィルターの改善で赤の発色が良くなった。
 2)BDものすごくうるさくて、ありえないほど近い:カラーホイール4倍/6倍比較
 3)BDダークナイト:コントラスト33万対1
 4)3D BDアバター3D:汎用3Dメガネ/高速シャッターブラック液晶メガネ比較
 5)BD-RバイオハザードIV アフターライフ(WOWOW録画サイドバイサイド盤):
 6)3D BD マダガスカル3
 7)3D BD美女と野獣:FRC(フレームレートコンバーター)のオン/オフ比較

「ザ・マペッツ」の色鮮やかな画面を観ても不満を感じない色合いだ。

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」は今年発売のBDの中で屈指の高画質盤とのこと。堀切日氏は「自分はレインボーノイズが見えないタイプ」と言っており、カラーブレイキングノイズが気になる人は6倍速にすると良いが諧調表現が落ちると説明があった。その差は一目では分からなかったので救済機能になりそうだ。昨年のHC7800Dから私はノイズを認知していないが、それは加齢で動体視力が落ちたのが原因かもしれないという気がしてきた。(冷汗)

私には未見の映画なのに作品タイトルを言ってくれなかったのでメモには「少年と老人のNY見学」といったヒントしか残せなかったが、HiVi12月号の104ページを読んで判明した。なるほど視聴ソフトの定番になりそうだ。

「アバター3D」では汎用3Dメガネから高速シャッターブラック液晶EY-3DGS-80Uに切り替えると映像が明るくなり情報量が増えて立体感も上がった様に見える。汎用品と同等の薄さと軽さになり装着感が良くなった上にブラック液晶なのでメガネに周囲の光景が写り込むことが無くなり快適だ。ちょっとメガネが細身で上下のメガネフレームが視界に入ることだけが残念だ。

堀切日氏は、今年発売の3DソフトのNo.1は「アバター3D」でスクリーン大画面向けに視差角が少しだけ調整されていて立体感が違うと話していた。

サイドバイサイド3Dでも高画質との話で「バイオハザードIV」を観たが、こちらは説明程クリアには思えずちょっとガッカリだった。「マダガスカル3」は3D効果を考えた画面作りと話の展開が面白くソフト購入は決まりだ!(笑)

昨年と同様に「美女と野獣3D」でFRC効果を説明していた。昨年は席の後ろ遠目で見ていたので違いが認識出来ず焦ったが、今年はちゃんと分かり一安心した。(笑) 3Dでジャダーがあるとクロストークと認識してしまうのでこの機能は嬉しい。

HC7800D愛用の堀切氏が「強誘電型液晶メガネはフリッカーが無いので13時間連続して3D映画を観ても疲れない」と保証していた。あの重いメガネを長時間掛けていられる3Dフリークぶりには感心してしまった。(笑)

メーカー担当者から「高速シャッターブラック液晶メガネは福井県鯖江市製で国内では13,000円程するが、米国では200ドルという価格なので家族4人分購入したら大型液晶テレビが買える値段になると不評です。しかもプロジェクターにしか使えないし。」と苦笑していた。だから汎用3Dメガネモードも搭載したのかと納得するエピソードだった。

昨年のLVP-HC7800Dに驚かされただけに、新鮮味は無いがHC8000Dはメガネも軽くなり完成度が上がり魅力がアップしている。3D重視なら買い!と思ったのだが・・・。(昨日の記事に続く)

posted by バンブーヤン at 23:46| 大商談会
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