「aVACホームシアター大商談会2012ウインター」詳細レポートの第8回目は「11/23(金) 14:35〜15:20 ROOM1:LINN KLIMAX DSM メーカーデモ」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
「この会場にはいらっしゃらないようですね。最近はPCオーディオとの違いを質問される方が増えています。」と語った。
機器構成はネットワーク+マルチ入力プリアンプKLIMAX DSM、スピーカー LINN KLIMAX 350A他4ch構成、BDプレーヤーOPPO BDP-93 NuForce Edition、プロジェクター&スクリーン(不明)だ。DENON AVC-A1HDも置いてあったが使わなかった。夏のデモ(7/3記事)よりシンプルになっていた。
試聴曲は次の3作品で全てネットワーク再生だった。
1)「ザ・リッツ/ザ・スピリット・オブ・クリスマス」より「06ホワット・チャイルド・イズ・ジス (グリーンスリーブス)」44.1kHz/16bit
2)「ケリー・スウィート/ウィー・アー・ワン」より「ネッラ・ファンタジア」44.1kHz/16bit
3)「キャロル・キッド/Tell Me Once Again」より「05. Tell me once again」FLAC 192kHz/24bit
LINN DSはCD音源でも高音質で楽しめると聞いているがCDプレーヤーとの比較したことがないので良く分からない。それどころかその直後にハイレゾ音源を聴くものだから逆に44.1kHz/16bitの限界を感じてしまう。(苦笑)
「DSMはビットストリーム信号を扱えないのでプレーヤー側でのPCMマルチチャンネル出力が必須です。HDMIの映像信号と音声信号をスプリットしてから音声信号にリクロックを掛けて384kHz/35bitにアップサンプリングしています。」との説明があった。「HDMI音声にリクロックを掛けているのでサラウンド音声も高音質化しています。また今回センタースピーカーを使っていませんがLINNでは音の良いダウンミックス方式を採用しております。」と追加した。
視聴ブルーレイは次の2作品だった。
1)BD「デイヴィッド・フォスター&フレンズ ライヴ」より「22. フィーリング・グッド/マイケル・ブーブレ」
2)BD「ドラゴンタトゥーの女」から容疑者と対峙するのシーン
さすがに音が良いと映像への没入感がアップすると感じさせる内容だった。
正直に言えばAVアンプの視聴ほど評価が難しい物はない。何しろ部屋の音響環境が違う、使用しているスピーカーが違う、サラウンドモードが違う、観るソフトも違うので音質の差を正確に指摘できるほどの記憶力と耳は持ち合わせていない。(汗) 夏の「AVアンプマラソン試聴会」(7/5の記事)の様に同一環境同一機材でAVアンプだけの交換で視聴出来ればまだ分かり易いのだが。
DSMは映像信号をスルーしているので次期HDMI規格に関しては余り影響が無いように思えるが、まずはBDのビットストリーム信号に対応して欲しいと思う。またPCオーディオではDSDネイティブ再生が次期トレンドになりそうな勢いなのでDS/DSMでどう対応するのか気になるところだ。現行モデルはHDMI搭載初号機なので次期モデルでどう進化するのか楽しみだ。
【関連リンク】
『<CES>12年後半に次期HDMI規格をリリースへ ー HDMIライセンシングがカンファレンス開催』
http://www.phileweb.com/news/d-av/201201/11/30084.html
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