今日は速報版として各社の内容を短くまとめてみたい。
1. 10:30〜11:20 ROOM9-2:YAMAHA RX-A3030 麻倉怜士氏
A3030はシャーシが堅牢な作りで音の重心が低いと評していた。最後の視聴盤は『レ・ミゼラブル』で、HiVi記事の『女子大生とレ・ミゼラブルを語る』という企画があり、どのシーンで泣くかというのが話題になったそうだ。BD盤40万枚を越えそうな売れゆきと言っていた。
2. 11:30〜12:20 ROOM6:ハイレゾ・DSD 麻倉怜士氏
ラックスマンDA06とプレイバックデザインMPD3の比較試聴を行った。MPD3の方が音は濃く感じられた。実は、再生に使っていたパソコンが敷いていたボードを抜いたら音が固くなり情報量が減ったのが一番の音質の差だったりする。
3. 12:30〜13:20 ROOM1:Nuforce AVP18
シンプル設計で切れの良いクリアな音を目指したAVプリアンプとのこと。内部構造の写真を見せてくれたが基盤2枚のシンプルさだ。Nuforce初のAVプリかと思ったら実は海外ではAVP16,17と販売されていたそうだ。フォーマットの変化が一段落したので3年ぶりの新製品と語った。
AVプリとして必要十分な機能と端子数、音質重視のコンセプトには共感してしまう。オクターブの真空管パワーアンプを使用と言う贅沢さで音質は国内高級AVアンプの良いライバルとなっていた。
4. 13:30〜14:20 ROOM6:11.2chイベント 堀切日出晴氏
遅れて入ったら通路側まで人が溢れる人気だった。堀切氏はサラウンドチャンネル増加の歴史から現在映画館で導入が始まったドルビーアトモスの話をしてくれて大変面白い。そして家庭には4Kと同時に15.2chサラウンドフォーマットが導入されるという話を聞かされ驚いてしまった。これが次世代HDMI発表遅れの原因なのか?
5. 14:30〜15:20 ROOM7:PIONEER SC-LX57
SABRE32 Ultra DAC搭載でLX56に比べてどう音質が向上したのか興味深く聴いた。相変わらず鮮度が高くスピード感のある音で、LX56に比べて音の情感が豊かになったようだ。
6. 15:30〜16:20 ROOM2:marantz NA-11S1
USB-DACとしての試聴を行った。ハイエンドクラスの音を聴かせてくれてPM-11S3と803 Diaに最適なUSB-DACと感じた。メーカーの話では3年前にNA7004を発売した時にネットワークプレーヤーと認識されUSB-DAC機能に注目してもらえなかった反省から「USB-DAC/ネットワークオーディオプレーヤー」としてプロモーションしているそうだ。
7. 16:30〜17:10 ROOM3:DENON AVR-4520
パワートランジスターに「Denon High Current Transistor(DHCT)」とブランディングしようと考えていた時にヤマハさんが先に「高速熱帰還型パワートランジスター」と名称を付けられてしまい悔しい思いをしたと言う裏話を聞かせてくれた。DALI EPICON 8の低歪スピーカーユニット開発には3年掛かったそうだ。
8. 17:10〜17:50 ROOM2:marantz AV8801
AVアンプは静寂感を出すのが難しい、それを11.2chモノラル・コンストラクション等の回路で達成したそうだ。パワーアンプはPM-11S3とPM-13S2のパワー部を使い『キングダム・オブ・ヘブン』冒頭の環境音を見事に聴かせてくれた。
同じAVプリでもAVP18とAV8801ではサイズと価格が大きく違い、その設計思想の差が興味深い。音質的にはAVP18で大満足だがパワーアンプにより評価は上下しそうだ。
久しぶりに大画面&大音量を楽しんだ。忙しくて時間が取れず家では全然スクリーンで映画を観ていないことを思い出した1日だった。
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