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2013年09月15日

【速報版】『映画館のある家フェア2013』と『OLYMPUS Photo Festa 2013』を見学してきた

すっかり寝坊してしまい池袋に着いたのは11時。丁度パズドラのゲリラダンジョン「ゴルドラを追え!」が出現する時刻だ。しかもスタミナは67まで回復しておりランクアップまで残り経験値は8000強。先週末のコイン稼ぎを怠った為残り1万を切っていて合成もままならなくなっていたので可能な限り「ゴルドラ」を周回したい。

時間が惜しいので山手線ホーム端でプレイを続けた。「ゴルドラ」2周、「土日ダンジョン」1周、「巨人の塔 F2:巨人の門」をクリアしてランクアップ。スタミナ75が回復したので続けて「ゴルドラ」3周と、30分ほど掛けて21万ほど稼いでからサンシャインシティへ向かった。(苦笑)

サンシャイン60通りでは『池袋サンバカーニバルinサンシャイン60通り』が行われていたのでついブラジル・サンバコンテストを見学。手持ちのカメラがXZ-10だけなのが残念だ。

こうして道草を食っていたら池袋サンシャインシティワールドインポートマートビル5Fに着いたのは12時半前。『映画館のある家フェア2013 in JVCプロジェクター特別商談会』会場はいつもの大商談会の部屋ではなくメイン通りの防音効果の高いコンファレンスルーム10〜15で行われていた。

 1)6畳シアター:6畳サイズのカーペットの中にSONY VPL-HW50ESを使用したシアターセットが展示提案されていた。
 2)3Dシアター体験:(後述)
 3)リビングシアター:お洒落な木製棚にSONY VPL-HW50ESやサラウンドスピーカーを置いたシアターセットが展示提案されていた。
 4)最新シアター体験:(後述)


 1)13:00〜14:20「JVC・4Kプロジェクタースペシャルイベント」
 ・DLA-X55RとDLA-HD950(2009年9月発売)による4K映像と2K映像比較
 ・DLA-X55RとDLA-X75Rによるフィルムシミュレーション比較
 ・DLA-X75Rによる150インチシネスコスクリーン映写
を行った。150インチシネスコ4Kで観る映画の没入感をたっぷり味わえた。

 2)15:00〜16:05「Pionner SC-LX87 国内最速イベント」
 SC-LX87とS-3EXシリーズ7.1ch、DLA-X95Rと140インチスクリーンによるデモだ。映画館がテーマの為ハイレゾ音源をまったく聴けなかったのは残念だ。相変わらず情報量が多く解像度の高いスピード感のある音を聴かせてくれるが、今回のデモではLX86との音質の差は分からなかった。(汗)

 3)16:10〜16:20「3Dシアター体験」
 『アバター』と「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の視聴の後に「画面サイズと視聴位置の関係」が説明された。120インチを3.0m(2H)の位置で観ると迫力が違う。我が家で観る『アバター』がここまで飛び出して見えないのは100インチ(W2215×H1246)を2.7mの位置で観ているからなのだろうか。次からはあと20cm前に出て観てみよう。


17時20分頃ベルサール秋葉原 1Fホール・イベントスペースに着いた。『OLYMPUS Photo Festa 2013 新製品体感フェア2013』はなかなかの集客で賑わっておりOM-D E-M1を触るのに20分待たされた。せっかくなのでSDカードとLUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8を持参してM.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PROと撮り比べてみた。

帰宅後等倍ピクセルで見比べたが手持ちで撮影距離を同じに出来ようも無くボケ味の比較は出来ない。撮れた写真を見るとこの2本は解像感、色抜けとも良く差は殆ど無いというのが私の評価だ。これからも安心して12-35mm/F2.8を使っていける。(笑) これでGX1が入院中でなければGX1でもこの2本の撮り比べをしたかった。

最後はマルチメディアAkibaで発売されたばかりのLUMIX DMC-GX7を見てきた。厚みとボタンの数が増えて操作しているとまるでPENを使っている様な違和感があり欲しいと言う気持ちにはならなかった。これは自分でも意外な反応だ。

帰宅の電車に乗ってからM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROのモックアップを見忘れたことに気付いた…。(苦笑)

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posted by バンブーヤン at 00:55| 大商談会

2013年09月14日

9/14(土)〜16(月) 『映画館のある家フェア2013 in JVCプロジェクター特別商談会』開催!

1週間ほど前アバックからDMが届いた。『アバック・音元出版プレゼンツ』商談会をこの3連休に開催すると言う。

『映画館のある家フェア2013 in JVCプロジェクター特別商談会』
 9/14(土)〜16(月)10:00〜18:00 池袋サンシャインシティ ワールドインポートマートビル5F

珍しいコラボ企画だと思ったら『ホームシアターファイル』誌プロデュースの 1)6畳シアター 2)3Dシアター 3)リビングシアター 4)最新シアター体験 の提案型4ルームが設けられるとのこと。

JVCは「4Kシアター」ブースを構えイベントを開催するとある。この時期に現行モデルの商談会ということは最終セールだ。

例年JVCは9月に開催される「CEDIA Expo」で新製品を発表している。昨年は9/7(金)だったのでそろそろ発表だろう。調べて見たら「CEDIA Expo 2013」は9/25(水)〜28(土)開催とあるので日本では9/26(木)に新製品情報が得られそうだ。

噂のリアル4Kプロジェクターは登場するのか、その価格は?HDMI 2.0の4K信号をe-shiftテクノロジーとMultiple Pixel Controlでどう処理するのか、気になる点は多い。話を聞けば少しはヒントとなる情報が得られるかもしれない。

イベントとして次の2つは参加したい。
 1)10:30〜11:50「Pionner SC-LX87 国内最速イベント」
 2)13:00〜14:30「JVC・4Kプロジェクタースペシャルイベント」

この後時間があれば秋葉原へも行きたい。

『OLYMPUS Photo Festa 2013 新製品体感フェア2013』
 9/14(土)11:00〜19:00 ベルサール秋葉原 1Fホール・イベントスペース

OM-D E-M1とM.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PROを実際に使ってみてその大きさと操作性を、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROのモックアップでその大きさも確認したい。

最後はショップで発売されたばかりのLUMIX DMC-GX7も見てみたい。明日1日はwindow-shoppingをたっぷり楽しめそうだ。

posted by バンブーヤン at 00:04| 大商談会

2013年07月11日

【詳細版】大商談会「marantz AV8801ならプリメインアンプのF.C.B.S.でパワー部を有効活用!」

DENONのデモが少々時間オーバーしたので急いでマランツブースへ向かった。意外なことにデモは始まっておらずメーカー担当者が暇を持て余していた。私が一人目の客だったのだ。少し雑談をしていたところに徐々に人数が集まり始めて予定通りデモが始まった。16時半以降のデモは40分と10分も短くなった為どのブースも時間超過していたらしい。(苦笑)

8回予定の「aVACホームシアター大商談会2013サマー」詳細レポートの第8回目は「8. 17:10〜17:50 ROOM2:marantz AV8801」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

ハードはAVプリアンプAV-8801+プリメインアンプPM-11S3&PM-13S2+BDプレーヤーUD7007+スピーカーB&W 803 Diaシリーズ+プロジェクター(不明)+スクリーン(不明)による5.1ch構成だ。F.C.B.S.(Floating Control Bus System)によるマルチチャンネルシステムとはマランツらしい。

試聴&視聴ソフトは次の3枚だ。
 1)SACD「マリンバ演奏サラウンド収録」(アルバム/曲名不明)
 2)BD「キングダム・オブ・ヘブン(ディレクターズ・カット)」より「CH1:埋葬シーン」
 3)BD「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」より「客船沈没」

 AVアンプは静寂感を出すのが難しい、それを11.2chモノラル・コンストラクション等の回路で達成したそうだ。パワーアンプはPM-11S3とPM-13S2だが『キングダム・オブ・ヘブン』冒頭の環境音を見事に聴かせてくれた。

マランツのコンポーネントは型番1桁のフラグシップ、2桁のリファレンス、M-1デザインのベーシックという構成になっているが、AV8801はM-1デザインの「3ピース・トップカバー&ダブルステー」と筐体にもコストを掛けているとの説明があった。

同じAVプリでもAVP18とAV8801ではサイズと価格が大きく違い、その設計思想の差が興味深い。今回視聴した限りでは音質的にAVP18で満足だが、パワーアンプの価格が違い過ぎる。(苦笑) 同じ機器構成で勝負させたいと思う注目のAVプリ2台だ。

posted by バンブーヤン at 23:31| 大商談会

2013年07月07日

【詳細版】大商談会「AVR-4520+DBT-3313UDのコンビは音楽に映画に大活躍!」

DENONは「AVR-X4000+IKON 9.2ch」デモに参加したかったのだが他のデモと被っており調整したところAVR-4520の40分版を視聴することにした。

8回予定の「aVACホームシアター大商談会2013サマー」詳細レポートの第7回目は「7. 16:30〜17:10 ROOM3:DENON AVR-4520」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

ハードはAVアンプAVR-4520+BDプレーヤーDBT-3313UD+スピーカーDALI EPICON 8+プロジェクター(不明)+スクリーン(不明)による5.0ch構成だ。

試聴&視聴ソフトは次の5枚だ。
 1)SACD「ホテル・カリフォルニア/イーグルス」より「1. ホテル・カリフォルニア」
 2)BD「ブラック・スワン」より「公演前夜の幻影」
 3)BD「NINE」より「ビー・イタリアン」
 4)BD「デイヴィッド・フォスター&フレンズ ライヴ」より「29. ユー・レイズ・ミー・アップ(ジョシュ・グローバン)」
 5)BD「Dream With Me in Concert/ジャッキー・エバンコ」より「To Believe」

まず音質に自信ありということでマルチチャンネル音楽ソフトを聴いてもらい、それから映像ソフトという構成だった。「2012ウインター(12/11/30記事参照)」では音楽ソフトばかりで映画でのパフォーマンスが分からなかったのでこれは参考になる。

「ブラック・スワン」のサイコホラー的な音響効果が迫ってきて映像の怖さに拍車をかける。生々しいボーカルで「ビー・イタリアン」を歌い踊る女優たちの色香も濃くなったかのようだ。

担当者からは以前から搭載していたパワートランジスターに「Denon High Current Transistor(DHCT)」と名前を付けてセールスポイントにしようと考えていた時にヤマハさんが先に「高速熱帰還型パワートランジスター」と名称を付けられてしまい悔しい思いをしたと言う裏話を聞かせてくれた。

DALI EPICON 8の低歪スピーカーユニット開発に3年掛けたとのこと。音楽ソフトも映画ソフトも楽しく聴かせてくれた。


posted by バンブーヤン at 23:04| 大商談会

2013年07月06日

【詳細版】大商談会「NA-11S1はUSB-DACとしても高音質!DSD配信への対応は?」

大商談会は映像製品の人気が高くオーディオのみのデモに人は集まり難い。ましてや裏イベントが「VPL-VW1000ES 4Kネイティブ映像の世界」ということで予想通り試聴客の集まりは遅かった。

8回予定の「aVACホームシアター大商談会2013サマー」詳細レポートの第5回目は「15:30〜16:20 ROOM2:marantz NA-11S1」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

ハードはアンプPM-11S3+プレーヤーNA-11S1+スピーカーB&W 803 Diaによるステレオ構成だ。NA-11S1はUSB-DACとしての試聴だった。マランツの市場調査ではUSB-DACユーザー数がネットワークプレーヤーユーザーよりかなり多いとのこと。そこで今回はUSB-DACモードでの試聴となったのだろう。

試聴ソフトは次の5曲、全てハイレゾ音源だ。
 1)「Born to Sing/SHANTI」より「4. 真夏の果実 -Summer Blue-」
 2)DSD「High Resolution Master Sound 02」より「Someday/JOSEI ACOUSTIC PIANO TRIO」
 3)192/24「ホテル・カリフォルニア/イーグルス」より「1. ホテル・カリフォルニア」
 4) 深町純(曲名失念)
 5)「Waltz for Debby/ビル・エヴァンス」より「1. My Foolish Heart」

11/11/27(日)に大商談会でNA-7004を試聴した時はアンプやスピーカーのグレードを考えたらもっと楽しく音楽を聴かせてくてもいい筈なのにと思った記憶がある。(11/12/08の記事参照)

さすがに今回は音に厚みのあるしっかりとしたハイエンドクラスの音を聴かせてくれてPM-11S3と803 Diaに最適、その上のクラスとも組み合せられるUSB-DACと感じた。

3年前にNA-7004を発売した時にネットワークプレーヤーと認識されUSB-DAC機能に注目してもらえなかった反省からNA-11S1は「USB-DAC/ネットワークオーディオプレーヤー」としてプロモーションしているそうだ。

「NA-11S1はSA-13S3のドライブレスモデルではない」というスライドが冒頭にあったが「コンプリート・アイソレーション・システム」を搭載して徹底的にノイズ対策を行ったと言う。当初フォトカプラーによりノイズ遮断を検討したが高性能なパーツが無く、コイルによるアイソレーターを採用したが、このパーツが結構高価だとのこと。

予想以上の売れ行きで4月まで在庫切れでご迷惑を掛けたが、今は在庫もあり即納可能だそうだ。

期待通りの音質で魅力的な「USB-DAC/ネットワークオーディオプレーヤー」だ。ハイレゾ音源を再生する環境がないのでつい欲しくなってしまう。DSD配信に対応してくれればネットワークオーディオプレーヤーとしてPCレスで使えて良いのだが、ファームウェアのアップデートで対応可能なのか気になるところだ。


posted by バンブーヤン at 23:45| 大商談会

2013年07月05日

【詳細版】大商談会「DSDダイレクト再生にSABRE32 Ultra DAC搭載!SC-LX57に隙はない!!」

8回予定の「aVACホームシアター大商談会2013サマー」詳細レポートの第4回目は「14:30〜15:20 ROOM7:PIONEER SC-LX57」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

ハードはAVアンプSC-LX57+BDプレーヤーBDP-LX55+プロジェクターJVC DLA-X95R+スクリーン(不明)+スピーカーS-3EX×4本+S-8EX+サブウーファーS-W1EXによる5.1ch構成だ。

視聴ソフトは次の5枚だ。
 1)DSD「Lovely/JiLL Decoy association」より「1. リハル」
 2)BD「フェアウェル・ツアー ライヴ・フロム・メルボルン/イーグルス」より「28. ホテル・カリフォルニア」
 3)BD「007/スカイフォール」より「バイクで追跡」
 4)BD「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」より「客船沈没」
 5)BD-R「ヨハン・シュトラウス・ガラ - ポルカ、ワルツ、オペレッタの夕べ/ズービン・メータ指揮」より「ポルカ「雷鳴と電光」Op.324」

DSDダイレクト再生が可能になったということでBUFFALO LinkStation LS421Dを使ったNAS DSD配信による再生が行われた。BUFFALO担当者の説明で、このNASはネットワークオーディオ向けにパイオニアと共同開発したという。RAID 1でオーディオ配信に最適な設定済みと導入し易そうだ。

SABRE32 Ultra DAC搭載でLX56に比べてどう音質が向上したのか興味深く聴いた。相変わらず鮮度が高くスピード感のある音の傾向は変わらない。LX56の性能は良いが上位機種と聴き比べるとやはりコストの差が音質に出ていると感じたが、LX57は音の情感が豊かになり差は縮まったようだ。

最後にNHK BSで放送されたAAC音声に対して「オートサウンドレトリバー」の効果を体験した。確かにSABRE32 Ultra DAC搭載効果はあるのでこの秋に発売されるであろうSC-LX87が楽しみになった。

posted by バンブーヤン at 23:42| 大商談会

2013年07月04日

【詳細版】大商談会「2014年ドルビーアトモス15.2chサラウンドが家庭にやってくる!?」

8回予定の「aVACホームシアター大商談会2013サマー」詳細レポートの第4回目は「13:30〜14:20 ROOM6:11.2chイベント 堀切日出晴氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

ハードはAVプリアンプマランツAV8801+パワーアンプマークレビンソンNO535H+マークレビンソンNO533H+BDプレーヤーOPPO BDP-105JP+プロジェクターソニーVPL-VW10000ES+スクリーン(不明)+スピーカーJBLS9900+S4700+4429+サブウーファーTD725SWによる11.2ch構成だ。途中SONY BDZ-EX3000が使われるようになった。

遅れて入ったら室内の暗幕通路側まで人が溢れる人気で、視聴条件が悪く途中退室する人が何人もいてお陰で少しは前の方に移動できた。視聴ソフトは次の6枚だ。

 1)「ヒューゴの不思議な発明」よりオープニング
 2)「グラディエーター」より「地下から闘技場へ」
 3)「9<ナイン>〜9番目の奇妙な人形〜」より「仲間との遭遇」
 4)「デイヴィッド・フォスター&フレンズ ライヴ」より「26.アイ・ウィル・オールウェイズ・ラヴ・ユー /シャリース」
 5)「愛を読むひと (完全無修正版)」より「本の朗読の再開」
 6)「ヒート コレクターズ・エディション(初回生産限定)」より「飛行場での対決」

堀切氏はサラウンドチャンネル増加の歴史から現在映画館で導入が始まったドルビーアトモスの話をしてくれて大変面白かった。「ダイ・ハード/ラスト・デイ」は普通の映画館とアトモス導入映画館では評価ががらりと変わる程サラウンド効果が違うと言う。

来年2014年は家庭に4Kと同時に15.2chサラウンドフォーマットが導入されるという話があった。これ以上スピーカーとBD音声フォーマットが増えるのかと驚いてしまった。次世代HDMI発表が予定から半年も遅れているのはこの追加仕様を検討しているからなのか?と考えてしまうような話だ。

スピーカー設置場所は取れなくなるので、これからシアタールームを造ろうと言う人は天井埋込スピーカーの導入を検討した方が良い、少なくとも配線の準備だけはしておくことをお勧めするとのことだ。

15.2chといった拡張サラウンドでは音場を作れれば良いので小さなスピーカーでも問題ない。ボリュームを上げないので全てラージ設定で鳴らして大丈夫と言っていた。

15.2chに「シネマDSP」を持つヤマハはどう対応するのか、AVアンプ各社はパワーアンプ部をアナログのままチャンネル数を増やせるのか、2014年は色々な動きが予想され目が離せないとのことだ。

最初視聴ソフトを使い5.1chと11.2chの音場の違いを比較していった。「グラディエーター」の時は途中で映像が映らなくなり音声のみとなってしまった。ケーブル等を確認しても解決しなかったので堀切氏は「音声のみで聴いてもらいましょう。映像は私が解説します」と言って再生したら今度は音も出なくなり大ピンチ!

ところがプレーヤーをOPPO BDP-105JPからSONY BDZ-EX3000へ交換したらあっさり解決。単なるプロジェクターとの相性だった?(苦笑)

ハイトチャンネル追加により音場に高さと奥行が出るが、それは音楽ソフトでも効果があるのかと「Hit Man」を観たが、堀切氏がシャリースを「顔はテレサテン、体は安達祐実」と紹介したものだから参加者から笑いが起きた。

こうして視聴するとハイトスピーカーを導入する効果は高いので早くAVアンプの買い替えをしたいと思いつつも本当に新しいサラウンドフォーマットが登場するのであれば待ちたいと思うのが人情で、これではいつまで経っても買えやしない。(苦笑)


posted by バンブーヤン at 23:19| 大商談会

2013年07月03日

【詳細版】大商談会「13.2万円のAVP-18が693万のセットを鳴らす。そのパフォーマンスは!?」

8回予定の「aVACホームシアター大商談会2013サマー」詳細レポートの第3回目は「6/29(土) 12:30〜13:20 ROOM1:Nuforce AVP18」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

ハードはAVプリアンプAVP-18+モノラルパワーアンプオクターブMRE220×3台+ステレオパワーアンプオクターブRE290+BDプレーヤーBDP-93 NuForce Edition+プロジェクター(不明)+スクリーン(不明)+PIEGA Caox90.2による4.0ch構成だ。

試聴ソフトは次の6枚だ。

 1)SACD「IAN SHAW/ Drawn to All Things」より「7. Barabgrill」
 2)DENON モーツァルトヴァイオリン協奏曲
 3)「ロック・オブ・エイジズ」より
 4)「バーレスク」より「ラストシーン」
 5)「ダークナイト」より「銀行襲撃」
 6)「007/スカイフォール」より「バイクで追跡」

ニューフォースではプリアンプは頭、プレーヤーは目、パワーアンプは筋肉と人体に例えて開発しているとのこと。担当者からシンプル設計で切れの良いクリアな音を目指したAVプリアンプと説明があった。内部構造の写真を見せてくれたが基盤2枚のシンプルさだ。

Nuforce初のAVプリかと思ったら実は海外ではAVP-16、AVP-17と販売されていたそうだ。日本メーカーの様に毎年モデルチェンジすることが出来ないので3年前一時的に販売終了としていたが、BDの音声フォーマットやサラウンド方式の追加が一段落したので3年ぶりに新製品を発売したと語った。

AVプリとして必要十分な機能と端子数、薄くコンパクトながら音質重視のコンセプトには共感してしまう。映像のアプコンやネットワークオーディオ機能は不要で、そのコストを音質に掛けたと思えば納得の値段だろう。

PIEGAのスピーカーは初めて聴いたが高域の伸びが美しく魅力的な音だ。担当者がアルミキャビネットを叩いたが木製のキャビネットみたいな響きの少ないコツコツという音がしたのは予想外だった。ウーファーはスキャンスピークのユニットだがC1 同軸リボンシステムがピエガの特徴だ。

音質はレンジが広くノイズフロアが低いので素直に作品に没入出来る。国内高級AVアンプの良いライバルだ。もっとも改めてハード構成を見たらフロントにオクターブ241.5万の真空管モノラルパワーアンプ、スピーカーはピエガの210万セットとハイエンド過ぎる贅沢な構成で、これで不満が出る筈もない。(笑)

13.2万円のAVプリアンプが音質的にこれらの高級モデルの足を引っ張っていないと言うのが最大のポイントだ。ニューフォースもこのAVプリのセットとなるマルチチャンネルパワーアンプを用意してくれれば一層魅力がアップするだろう。


posted by バンブーヤン at 23:15| 大商談会

2013年07月02日

【詳細版】大商談会「PCオーディオはパソコンの足回りをしっかりすると音に効く!」

8回予定の「aVACホームシアター大商談会2013サマー」詳細レポートの第2回目は「6/29(土) 11:30〜12:20 ROOM6:ハイレゾ・DSD 麻倉怜士氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

マークレビンソンのプリアンプNO326S+パワーアンプNO532H+スピーカーマジコQ3による2ch構成でラックスマンDA06とプレイバックデザインMPD3のUSB-DAC比較試聴を行った。

試聴ソフトは次の9枚だ。1曲目のCDリッピング以外は全部ハイレゾ音源だった。
 1)CD音源(曲目不明)
 2)ポール・マッカートニー:手紙でも書こう
 3)ヴィヴァルディ:四季 春
 4)ドヴォルザーク:交響曲第9番 新世界より
 5)ヴァイオリンコンチェルト(LP音源をDSDダビング)

 6)エルヴィス・プレスリー:(曲名不明)
 7)山口温子:Night And Day
 8)(曲目不明)
 9)ビリージョエル:素顔のままで

麻倉先生から、ラックスマンはDA06専用再生ソフト「LUXMAN Audio Player」を用意して簡単にハイレゾ再生を楽しめるようにしていますと説明があった。Windows版ではDSD再生にASIO2.1とDoPの2方式が選べるので聴き比べることになった。DoPの方が音のメリハリがしっかりしたPCMぽい音質のようだ。

またRAM展開再生モードがあるのでHDDから随時読み込み再生との比較も行った。こちらはそれほど音に差があるようには聴こえなかったのでRAM展開の待ち時間を考えるとHDDから再生した方が便利だ。

DACをMPD3に交換したところ音が少し濃くなったように聴こえた。麻倉先生からPCオーディオはちょっとした工夫で音質を改善出来ますとの話があり、再生に使っていたパソコンを置いていたボードを抜いて比較試聴したら音が固くなり情報量が減ったのには驚いた。今使っているUSBケーブルはUSB3.0コネクターを送ってスープラに作ってもらったオリジナルケーブルだそうだ。DACを交換する前にまずアクセサリーで制振することが大切だ。

久しぶりにしっかりとQ3の音を聴いたが、情報量が多く解像度の高い良いスピーカーだ。1本113kgの物が置ける部屋が準備出来たら手に入れたい逸品だがこの円安で値上がりして一層高嶺の花になってしまった。


posted by バンブーヤン at 23:26| 大商談会

2013年06月30日

【詳細版】大商談会「YAMAHA RX-A3030は映像世界に没入させる音場を形成する!」

8回予定の「aVACホームシアター大商談会2013サマー」詳細レポートの第1回目は「6/29(土) 10:25〜11:20 ROOM9-2:YAMAHA RX-A3030 麻倉怜士氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

構成はAVアンプRX-A3030+プリメインアンプA-S2000+BDプレーヤーOPPO BDP-105+プロジェクター(不明)+スクリーン(不明)+ELAC 400LINEによる11.2chだ。

試聴&視聴ソフトは次の10枚だ。
 1)SACD「J.S.バッハ : カンタータ全集 Vol. 52」より1.第140番「目覚めよとわれらに呼ばわる物見らの声」
 2)BD-M「Corigliano/Beethoven/Part Credo」より「ベートーヴェンピアノ・ソナタ テンペスト」
 3)SACD「ロッシーニ:序曲集」より「5. 序曲どろぼうかささぎ」

 4)BSプレミアム6/10(月)放送「アンドレア・ボチェッリ 〜ポルトフィーノから愛を込めて〜」より「身も心も」
 5)「Neil Young Journeys」より「2曲目:Peaceful Valley Blvd」
 6)「ジーザス・クライスト=スーパースター スペシャルBOX(初回生産限定)」アリーナ・ツアーより「Jesus Christ Superstar」
 7)「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」より「Ch28:飛び魚の襲来」
 8)「ダークナイト」より「Ch20:護送車襲撃」
 9)BS hi「バイエルン放送響&内田光子」より「ピアノコンチェルト」
 10)「レ・ミゼラブル」より「ワン・デイ・モア」から「民衆の歌」まで

麻倉氏からヤマハはAVENTAGE(アベンタージュ)というブランドを成功させた。今年の3モデルはモデルごとに音の傾向が違う。A3030はシャーシが堅牢な作りで音の重心が低いと評していた。

麻倉氏はニールヤングのライヴは低音が充実していて迫力があると紹介したが、なるほどソロの映像から想像するとこの低音は予想外だ。「ライフ・オブ・パイ」は3D映像が楽しいシーンが多い、「ダークナイト」はサラウンドのリファレンスソフトと紹介していた。

最後の視聴盤は『レ・ミゼラブル』でメーカーの話ではBD盤の売れ行きが好調で最終的には40万枚を越えそうだと話してくれた。プリレコーディングされた歌は演技との相乗効果で感情が乗っていて、それをA3030はしっかり表現してくれると語った。

HiViで『女子大生とレ・ミゼラブルを語る』という企画記事があり、どのシーンで泣くかというのが話題になったそうだ。早い人だと”ファンテーヌの死”で、中には”銀の燭台を渡される”シーンで涙する人もいたと言う。ラストシーンでは誰もがハンカチが必要になるとのことだ。

10:20頃ROOM9-2へ行ったら既に待ち行列が出来ており最後尾に着いた。早めに開場し満席となったことで10:25から公演開始となった。改めて麻倉氏の人気を認識した次第だ。

その為端の席しか取れずA3030の音質に関してはESS 32bit DACの効果をしっかり確認出来なかった。もっとも「ジーザス・クライスト=スーパースター」や「レ・ミゼラブル」の歌のシーンではその熱い想いに思わず高揚してしまうほど充実した音を聴かせてくれたことは確かだ。


posted by バンブーヤン at 23:49| 大商談会
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