ハードはAVプリアンプAVP-18+モノラルパワーアンプオクターブMRE220×3台+ステレオパワーアンプオクターブRE290+BDプレーヤーBDP-93 NuForce Edition+プロジェクター(不明)+スクリーン(不明)+PIEGA Caox90.2による4.0ch構成だ。
試聴ソフトは次の6枚だ。
1)SACD「IAN SHAW/ Drawn to All Things」より「7. Barabgrill」
2)DENON モーツァルトヴァイオリン協奏曲
3)「ロック・オブ・エイジズ」より
4)「バーレスク」より「ラストシーン」
5)「ダークナイト」より「銀行襲撃」
6)「007/スカイフォール」より「バイクで追跡」
ニューフォースではプリアンプは頭、プレーヤーは目、パワーアンプは筋肉と人体に例えて開発しているとのこと。担当者からシンプル設計で切れの良いクリアな音を目指したAVプリアンプと説明があった。内部構造の写真を見せてくれたが基盤2枚のシンプルさだ。
Nuforce初のAVプリかと思ったら実は海外ではAVP-16、AVP-17と販売されていたそうだ。日本メーカーの様に毎年モデルチェンジすることが出来ないので3年前一時的に販売終了としていたが、BDの音声フォーマットやサラウンド方式の追加が一段落したので3年ぶりに新製品を発売したと語った。
AVプリとして必要十分な機能と端子数、薄くコンパクトながら音質重視のコンセプトには共感してしまう。映像のアプコンやネットワークオーディオ機能は不要で、そのコストを音質に掛けたと思えば納得の値段だろう。
PIEGAのスピーカーは初めて聴いたが高域の伸びが美しく魅力的な音だ。担当者がアルミキャビネットを叩いたが木製のキャビネットみたいな響きの少ないコツコツという音がしたのは予想外だった。ウーファーはスキャンスピークのユニットだがC1 同軸リボンシステムがピエガの特徴だ。
音質はレンジが広くノイズフロアが低いので素直に作品に没入出来る。国内高級AVアンプの良いライバルだ。もっとも改めてハード構成を見たらフロントにオクターブ241.5万の真空管モノラルパワーアンプ、スピーカーはピエガの210万セットとハイエンド過ぎる贅沢な構成で、これで不満が出る筈もない。(笑)
13.2万円のAVプリアンプが音質的にこれらの高級モデルの足を引っ張っていないと言うのが最大のポイントだ。ニューフォースもこのAVプリのセットとなるマルチチャンネルパワーアンプを用意してくれれば一層魅力がアップするだろう。
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