12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第8回目は「11/27(日)11:00〜12:00 DENON AVP-A1HD+POA-A1HD:説明員デモ」だ。アップグレードされたフラグシップAVアンプのパフォーマンスを確認するため参加した。
構成はAVP-A1HD(税込73.5万)+POA-A1HD(税込73.5万)+DVD-A1UD+DNP-720SE(税込5万)+B&W 802Dia(税込105万)×2本+804Dia(税込57.8万)×2本+805Dia(税込31.5万)×2本+HTM2SD(税込69.3万)の7.0ch+プロジェクターJVC DLA-X90R(税込105万)+スクリーン(不明)という構成。アバックの社員から「反則的なシステムですね」と言われた各社のフラグシップモデルが揃えられた豪華なAVルームだ。それなのに余り注目されていないのは実に勿体無い。
説明員から「AVP-A1HDとAVC-A1HDは現行製品なので3D対応等のアップグレードを実施して販売を継続します。(2007年年末に)各社からフラグシップモデルが発売されましたが、この厳しいデフレ経済下でアップグレードを行うのは当社だけです。ボードを乗せ替えたことで処理能力は1.2倍になりAudyssey MultEQ XT 32機能が使えるようになりました。」との話があった。
「Audysseyは周波数を変えず反射音を制御することでダビングステージの音を目指しています。(残念ながら)デジタル処理機能を使わない方が音に良いので、スピーカー位置等環境を整えることが大切です。」とAudysseyの特徴を語った。
「フロントハイトスピーカーの効果は他社のブースでも確認できますのでここではAudyssey DSX 機能によるフロントワイドスピーカーの効果をお聞かせしましょう。あとアップグレードではネットワークオーディオ機能が追加出来ませんでしたのでDNP-720SEによるハイレゾ音源もお聴き頂きます」とこの試聴会の目的が説明された。
視聴BDと試聴SACDは次の通り。
1)スターウォーズEPIII:オープニング宇宙戦闘シーン
2)ドリームガールズ:ステージシーン
3)ブラックスワン:公演初日の前夜のシーン
4)ラストサムライ:雨の中の稽古シーン
5)Mr.インクレディブル:家族4人の逃亡シーン
6)ホテルカリフォルニアHRファイル96kHz/24bit
7)ホテルカリフォルニアSACD Multi-ch
8)バーレスク:エンディングのステージシーン
Audyssey DSXフロントワイドは前方の移動感と包囲感が向上して効果的だ。ロッシー音声の「ドリームガールズ」がAudysseyの推奨デモソフトというのは意外だがステージが広がり良い感じだ。「ブラックスワン」はミステリーというよりホラー映画のような音になりかなり驚かされた。(冷汗) 「Mr.インクレディブル」の音の移動感も楽しい。唯一HR音源に少し迫力無かったのはDNP-720SEの価格差だろう。
SWを観ながら解像度と質感の高いプロジェクターだなあと感心していたところ説明員から機器構成の説明があり納得した。意図せずX90Rの画をじっくり観られる機会を得られて実に幸運だ。「スターウォーズEPIII」や「Mr.インクレティブ」等CGを使った高画質なソフトでは特に4Kアプコン効果が高そうだ。
税込12万で最新の機能が使えるようになる上に価格コムやでPhile-webコミュニティで既にアップグレードを行った人からのレポートでは音質も向上していると言う。この料金なら安い!まったくデノンユーザーが羨ましい。
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