12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第12回目は「11/27(日) 16:00〜17:00 YAMAHA RX-A3010:麻倉氏」だ。麻倉氏が最新AVアンプのパフォーマンスをどう評価するのか興味を持って参加した。
構成はRX-A3010(税込26万)+BDP-93NXE(税込15.8万)+FOCAL Chorus 826V Eb(税込15.8万)×2本+Chorus 806V Eb(税込6.3万)×4本+Chorus CC800V Eb(税込20万)+Chorus SW800V Eb(税込20万)+三菱LVP-HC9000D(税込30万)+スクリーン キクチ120インチの9.1chだ。DMR-BZT900の出番はなかった。
試聴ソフトは次の3本だ。
1)リンダ・ロンシュタット:What's Newよりホワッツ・ニュー[SACD]
2)2L:グレゴリオ聖歌より
3)シャンティ:Born to SingよりAqua's Lullaby
麻倉氏は「FOCALのスピーカーは解像度がありクリアでスピードが速いです」と評していた。オーディオ&ホームシアター展(AHTE)に続きYAMAHA 音響調音パネル TCH-501B02N(税込3.2万)の有無でその効果を確認する試聴があった。確かにボーカルとギターが明瞭になる。役立つオーディオアクセサリーの様だ。麻倉氏も「まずはメインスピーカーの後ろに1枚ずつ置くことから始めましょう」とお薦めだ。
2D視聴ソフトは次の6本だ。
1)マイフェアレディ:踊り明かそうのシーン
2) チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
3) 平井堅:Ken Hirai Live Tour 2008 FAKIN’POPより瞳をとじて
4) 五線譜のラブレター:
5) スターウォーズEPIII:オープニング宇宙戦闘シーン
6) サイモン & ガーファンクル:25th Anniv Rock & Roll Hall Fame Concertより明日に架ける橋
「今ではDSPに力を入れているのはヤマハとソニーだけになってしまいました。ソニーは劇場再現を目指していますが、ヤマハはコンテンツの魅力を引き出すことを目指しています」と語るように視聴ソフトは音楽系が多かった。「DVDは映画、音楽、アニメの3割ずつの構成比となっていますが、BDは映画とアニメばかりで音楽ソフトがさっぱりです」と麻倉氏はお嘆きだったが、それはジャニーズ系や韓流アーチストのタイトルがBDで出ない限り難しいだろうと思った。
こうしてAVアンプはヤマハRX-A3010(税込26万)、ソニーTA-DA5700ES(27.3万)、デノンAVP-A1HD(税込73.5万)+POA-A1HD(税込73.5万)、パイオニアSC-LX85(税込33万)と聴いたが部屋の大きさ、使用するスピーカー、チャンネル数、サラウンドモード、再生するソフトと条件が異なり過ぎて公平な評価は難しい。サマーの「AVアンプ試聴」の様にアンプ以外を統一してもらえると分かり易いのだが。
最新AVアンプを聴いて感じたのは、
1)BD HDサウンドのデコード性能がアップして確実に音が良くなっている。
2)音と機能を比較しても4年前のフラグシップモデルを選ぶメリットは無くなっている。
3)Hi-bit32/Hi-Sampling Audio Processing機能を持つSC-LX85の音のキレと情報量は魅力的だ。
ということだ。今直ぐにSC-LX90を買い換えたいほどの音質差は感じないもののネットワークオーディオやフロントハイトスピーカーの効果を楽しみたいのなら買い換えはアリだと思う。
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