参考:Evolution新シリーズのフロアスタンド型スピーカーシステム「TAD Evolution Two」を発売
https://tad-labs.com/jp/corporate/press/210917-2.php
型番では前モデルとなるTAD-E1-WNは2011年11月発売だから実に10年ぶりの後継機の発売となる。E1は税込105万円/本だったが、E2は84.1万円/本と20万円近くお安くなっている。価格の違いはどこにあるのだろうか?
まずE1のエンクロージャーデザインがReferenceシリーズの流線形サテン調塗装仕上げなのに対し、E2は箱型デザインのサテン調仕上げになり、重量も54kgから32kgと軽くなっている。
次にユニットもE1の3.5cmベリリウム振動板トゥイーターが2.5cmに、18cmウーファーが15.5cmとE2では小口径になり、E1が搭載していた14cmミッドレンジを搭載しない2.5 wayスピーカーシステムに変わっている。コストダウンによる仕様の差はかなり大きい。型番はE2だが別シリーズではないかと思える違いだ。
TADLのスピーカーだから音質的には心配していないが、見た目の違いからE1とは音楽の聴かせ方がモニター調からカジュアルな方向へ変わっていそうな気がする。ベリリウム振動板を使用したスピーカーをお求め易い価格に、という戦略モデルなので是非試聴してみたい。
原材料の値上げに海外工場の人件費のアップを考えると2005年11月発売のS-1EXの税別50万円という価格は、物価の違いがあるとはいえ当時でも大変お買い得だったと思う。
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