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2018年10月11日

ローカルルール

警備現場であるビジネスホテル駐車場は、平置きが狭く10台分
しかありません。この現場の狭さが独自のルールを生みました。

それはお客様から車のカギを預かり、仮置きした車両を後で
駐車区画に入れなおすというものでした。時間差のやりくり。

平置きには、ゆっくり出たり時間駐車の車も駐車しているので
通路の空きスペースに車を仮置きして空くのを待ちました。

但し、お客様の了承を得ることが前提です。苦肉の策でしたが
このローカルルールがとんでもない事を後で知ったのでした。

2018年10月12日

ベンツSクラス

ビジネスホテルなのに節約なのか、お金持ちのお客さまも
いらっしゃいます。70歳過ぎの男性Fさんもその一人でした。

Fさんは田舎のパチンコ店グループのオーナーで、地域では
名の知れた存在でした。車はベンツSクラスに乗っています。

ウン千万のベンツSクラスともなれば、平置きの駐車場でも置ける
ところは限られています。Eクラスは何とか立体駐車場に入ります。

僕はカギを預かり、震える手でベンツSクラスを動かした事数回。
寿命が縮まる想いでした。もう二度とやりたくありません。

2018年10月13日

D社社長来訪

D社社長は自己顕示欲が強いのか、現場に時々顔を出します。
ホテル建屋内のうどん店で、食事を兼ねる時もありました。

もちろん部課長クラスも時々来訪していましたが、近くの現場
に行く時に、邪魔にならない時間帯で駐車場代わりに使用です。

社長は僕に先般の事故の事は気にしなくてよいのでしっかりやれ、
と激励した後、例の因縁のB社時代の隊長について語りました。

彼は現場でちゃんとやっていると言うものの、力で抑えつけないと
いけないとトーンダウン。何かが起こりつつあるな、と感じました。

2018年10月14日

社内報

現場には、社内報や通達の類がファイルされて置いてあります。
不名誉ながら、僕の起こした事故の事も掲載されていました。

最新月号に、ある事案が掲載されていました。それは雑踏警備の
現場で、隊員同士がつかみ合いのケンカをしたというものです。

公衆の面前で警備員としての信頼を失墜させ・・・の文言の後に
ケンカを起こした隊員2名の処分が発表されていました。

両成敗で3か月減給処分10分の1。警備員の給料自体安いので、
もう2名とも退職しただろうとの話になっていました。

2018年10月15日

隊員間の暴行

僕が現場に来る前の話ですが、当ホテル駐車場警備隊員間でも
暴行事案があったらしいです。ベテラン隊員から聞きました。

詳細については不明ですが、2人でペアを組んでいる相棒隊員の
態度が気に食わず、拳で数回殴打し相手は顔から流血。

その後相手隊員は帰りそのまま退職へ。周りに人がおらず不問に
付されたらしい。この手の事案はC社でも聞いた事があります。

C社やD社で、隊員間の暴力や隊員が突然辞める事案を見聞きします。
なぜこのような事案が起こるのかは、別の機会に掘り下げてみます。


2018年10月16日

警察OB

どこの警備会社にも、警察OBがいると思います。一般に
常務や専務など経営陣に属し、官公庁への根回し対応か。

しかしD社は違いました。部長扱いで人事に介入して来る
のです。当時狙っていた官公庁物件の対応だったらしいです。

社長はその部長に好きにさせていたようでした。警察OBなら
指導教育責任者に容易になれますが、現場を知らないと・・・

部長本人も理解しようと努力はしたようですが、一地方の中小
警備会社と、警察の巨大組織の在り方の違いは深いものでした。

2018年10月17日

分不相応な社員旅行

おそらく警察OBの部長発案でしょうが、D社は社員旅行を
発表しました。交代勤務があるので2回に分けて実施。

「そんな金あったら給料上げろ」隊員のブーイング。一泊
二日のバス旅行でしたが、隊員の公休日を充てて行います。

会社規模にしては分不相応な行事だなあ。地場警備会社では
初耳でした。そして部長は僕を世話係に指名してきました。

例の事故の罰ゲームと思い受けましたが、公休日に行うのに仕事
の延長ですか?怪我したら労災になるのでは?と後で思いました。



2018年10月18日

社員旅行での一言

社員旅行は朝からバスの中で、飲み放題で始まりました。
社長は酒が好きな様で、羽伸ばせ?世話係にはできません。

途中寄ったビール工場で昼食。そこで隣の席になった社長は
あることをボソッと僕に呟いたのです。テンションは低めで。

別の施設警備現場に配属された因縁のB社時代隊長の事でした。
「退職願が出た」僕は驚くふりをしましたが、それ見たことか。

入社3か月で退職か。一兵卒ではこうなる事は予想できたけど、
改めて警備業界の人事に呆れ、失望した一コマだったのです。

2018年10月19日

家族の非常事態(前編)

社員旅行後、職場に戻った夏の日にそれは起きました。
父が下血があるのでかかりつけの病院に行ったのです。

勤務中、その病院から僕に電話があり下血が止まらない
ので家族を呼んで欲しいとの事。母に連絡しました。

その病院では対処できない為、総合病院に搬送されました。
そこは僕の職場から歩いて約5分の目と鼻の先でした。

母から来てくれと電話。行こうとすると同僚は1人では
現場はこなせないと拒否。責任者である主任に電話しました。

2018年10月20日

家族の非常事態(後編)

僕は夜勤の主任に電話し、事情を話し前倒しで来てもらう
よう依頼、承諾を得ました。準備含め30分あれば来れます。

しかし1時間経っても来ず。母から電話、病院から来いとの
話。同僚は主任が事の重大さに気づいていないのではと話す。

もう一度主任に電話。家にいると聞いた僕は主任を怒鳴りつけ
ました。慌てて来た主任に僕は鬼のような顔をしていたでしょう。

父の症状は手術すれば治るもので、手術後10日ほどで退院しました。
しかし当時血圧が下がり、総合病院に搬送時点では危険な状態でした。
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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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