クライアントの目もあり気を付けなければ
いけない事です。
しかし蔑ろにされているケースも少なくない。
先日1号指導教育責任者のベテラン警備員さん
から話を聞きました。
ある施設警備の現場で、1人急病で帰った。
補充を行わず居る隊員でお互い休憩時間を
削ってしのいだ。
良くある話です。しかし、この後が問題でした。
クライアント(占有者)側にこの事を隠して
闇で行ったというもの。
厳しい占有者なら「補充はどうする?」と
追及して来たでしょう。警備費用を払っている
のだからパフォーマンスの低下は困ります。
契約違反だ、と突っ込まれたらどうするのか。
頻繁にある事ではないので、その場を無事に
やり過ごせば、結果オーライというの会社の
スタンスが透けて見えます。
それが看過できないのが前出のベテラン警備員。
「本格的な(箱物)施設警備をやってないから
こんな事がまかり通る。ウチの隊長は交通誘導
からきたのでその辺が分かっていない」
確かに24時間常駐警備の施設であれば、誰か
が急に休めば夜勤か当務明けの隊員を引っ張る
事になります。
業務遂行のためにやむなく行う時でも、占有者
側の理解を求める努力を怠っていてはいけない。
信頼関係にヒビが入り、お前たちの会社の労務
管理はどうなっているのかと揶揄される羽目に。
これはカテゴリ「施設警備2〜市役所迷走編」で
実際に起こっていた事です。こうしてA社は市役所
委託警備業者としての信用を失って行ったのかなぁ。
これば僕の持論ですが「施設警備は労務管理から
崩れていく」事後報告の形であっても、占有者
側の理解を得る努力をせず、現場で勝手に勤務を
いじるのは組織崩壊の序曲です。
上記を既成事実としてさらに勤務改悪を促進する
、即ち警備の価値を自ら下げる労働力ダンピング
にエスカレートすれば先は見えています。
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