今回は、働き方を通じて日本の企業は
本当の競争をしているのか、という疑問
がスタートでした。
と同時に、末端で働く我々はどうあるべきか
働き方についても考えてみます。もちろん
警備もしかりです。
新人でなくても、採用されいっぱしに
仕事をする上で重要なのが教育。
これが蔑ろにされるケースがあまりにも
多い。
新人なら、みっちり教えてすぐ使えるように
する方が、生産的なのに。
ここに、旧態依然とした日本人の職業観が
立ちふさがります。
「学校じゃないんだから、教えるなどありえ
ない。皆忙しいのでそんな暇はない」
教育もコスト、という訳ですね。いかにも
新自由主義のにおいがプンプンします。
新人は戦力にならない、コスト(お荷物)
であるから、どんな方法で選別してもいい
と考えるのがブラック企業。
その選別の結果、痛ましい結果を生むのが
ブラック企業なのです。ニュースの一例を
挙げておきます。
そこまで行かなくても、ロクな教育をしない
で、ものになればラッキー。使う側はコスト
ダウン成功。
水さえ撒いていれば、育つ木は育つさと
いった意識なのでしょう。
この旧態依然とした「見て覚えろ」「盗め」
のようなスタンスは、昭和時代からありました。
苦労して一人前になるのに価値がある、と
いうことです。
但しこれにはインセンティブがありました。
インセンティブとはモチベーションを誘発する
外的要因の事です。
インセンティブとは、年功賃金・終身雇用です。
この仕組みに入れる職場の仲間、メンバーシップ
の恩恵を受けられる、通過儀礼か。
年功賃金・終身雇用が崩壊しつつある今、上記
にような通過儀礼は必要なのでしょうか。
どんどん教えて使えるようにしないと、負ける
ほど競争社会は苛烈になっているのではないの
ですか?
教えるのはコストではなく投資です。リスクが
あって然るべきなのです。それをケチって
美味しい所だけ取るのは、競争社会じゃない。
昭和時代的な、旧態依然とした在り方が
まだまだまかり通っているのを見ると、
本当の競争をしていないと勘繰りたくなる。
この教育という投資をケチる在り方は、
仕組みで変えられると思います。使う側
からの視点です。
一方、使われる側からの視点で見ると
かなり深刻な影響があると観ます。
それは、こんなに苦労して仕事を覚えた
のだから、もうこんな想いはしたくない。
他の仕事に移れば、またゼロからの苦労
をしなくてはいけない。
この想いが雇用の流動化の障害になっている
のでは?
要は感情的に、疲弊してしまっている。
一つの職場で一つの仕事に縛り付けようと
する、使う側の戦略ではないか。
この感情的な疲弊、言い換えれば脳の疲弊
は、想像力の欠乏を生みます。
言われたことだけやればいい、そんな仕事
ならば、想像力の欠如はあまり問題になり
ませんが、そうでない仕事なら深刻です。
年功賃金・終身雇用が崩壊に向かっている
のだから、余計な苦労はしなくてもいい。
ビジネスでは結果が全て。民間企業なら
利益を上げ、公務なら仕事が回ればいい。
犯罪にならなければ、どんなやり方だって
していいのです。
労働者側として、理不尽な旧態依然とした
生産性のないしきたりには、応じません!
と言う人が増えて来れば変わるでしょう。
いくら苦労しても、賃金は上がらず雇用の
保証もない。これに気づかない日本人は
頑張りすぎです。
これからは、もっと緩い働き方でも利益を
上がられる、そんな組織が出てくるでしょう。
忙しいにとらわれ過ぎて、脳を疲弊
しすぎないようにして欲しいです。
忙しすぎるのは毒なのです。
息もつかせないような忙しさに投げ
込まれる環境は、搾取を疑っていい。
最後に搾取から逃れるヒントのような
事をいいます。
それは転職において仕事を選ぶのではなく、
自分に合った居場所を選ぶ事。
例えば警備なら、警備の仕事でなくても
警備業法の縛りを受けない警備のような
仕事に、居場所があったりします。
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