とは、仕事に対してのポジティブで充実した
心理状態のこと。
近年注目され始めた概念のようですが、
今回は警備という側面から見てみます。
ワーク・エンゲージメントを少し詳しく
見てみると@仕事の資源A個人の資源の
2点があります。
@は、同僚や上司のサポート、仕事に対する
裁量権、パフォーマンスのフィードバック、
トレーニングの機会、ミッションの多様性など。
Aは、自己効力感、組織内部での自尊心、
仕事や職場に対する楽観性が該当します。
これらの資源が多いほど、ワーク・
エンゲージメントが高まりを見せる。
警備にはそのまま当てはまらないかも
知れませんが、働き方改革の流れに沿った
考え方であると思います。
さて、僕がこれまで勤めた警備会社はどう
だったか。翻って回想しました。
ワーク・エンゲージメントとは真逆の管理
というか、支配といった方が妥当でしょう。
カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」
のD社が印象強く回想されます。
警察OBの部長が、強引な人事権を発動。
警察や、公務員では普通だったこと。
しかし地場中小警備会社の待遇で、それを
そのまま発動したらどうなるか。
ましてや複数の警備会社を経験していれば、
比較対象があります。以前勤めた会社より
総合的に劣ればその時点で「アウト」です。
それなのに「君には期待したいる」「いずれ
は幹部に」といった口先だけのおためごかしが、
使われる側に響くのでしょうか。
それでD社、いや警備業界に愛想を尽かした
僕は今に至るのです・・・
根底には旧態依然としたマネージメントがあり、
昭和の人事制度の考えから抜けられない。
警察や公務員を定年まで勤め上げて来た人には、
無理からぬことでしょう。
だからと言って、有為な人材に逃げられれば
会社や業界自体の未来にとってマイナスです。
この観点から見れば、カテゴリ「施設警備2〜
市役所迷走編」などでご厄介になったA社が
まだましでした。
A社は待遇はこれだけだけど、現場隊員に
過度な期待はしません、現場にもうるさく
介入しません、というスタンス。
軌道に乗った現場は、隊員に任せて管理は
最小限。待遇に見合った扱いなのでしょう。
警備という仕事の現状をみれば、A社のような
スタンスが、ワーク・エンゲージメントに
近いと考えます。但し次元は低いですが。
それでも警備業界の発展を真剣に考える、
そんな経営者もいらっしゃるはず。
最新のマネージメントを導入し、職場に
合ったように最適化する努力をされている
のではないでしょうか。
僕は、旧態依然としたマネージメントの
D社を辞めた時に、上司が驚いていたと
聞きました。わが社は一流のはずなのに。
こうすれば僕を抑えられるだろう、といった
使う側の姑息な思惑をぶっちぎって、脱出した
のは、どことなく快感を感じたものです。
給料など待遇で報えないなら、せめてワーク・
エンゲージメントに配慮する管理をしないと
有為な人材をキープできなくなる。
これからはワーク・エンゲージメントに
留意する会社が、警備会社であっても
伸びていくことでしょう。
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