逃げちゃだめだ・・・
某アニメの主人公のようなセリフですが
逃げる事は恥、そんなメンタリティーが
日本人の奥底にありそうです。
警備では、それに付け込み使い潰される
人が少なくない。特に責任感が強い人、
真面目な人ほど顕著。
俺がやらねば、と前に出る人の陰で楽を
した隊員が生き残る矛盾があります。
要領よく楽をした人ほど、警備で長く
やれる。潰された人から見れば憤懣
やるかたない現実です。
お前がのうのうと勤務しているのは、
責任者が犠牲になってくれているからだ、
と説教したくなります。
責任者クラスにも二種類あって、上記で
紹介したように真面目で責任感の強い人。
もう一つは、既得権益にあぐらをかいて
自分だけ美味しい想いを独占しようと
する人です。
後者に仕えると、地獄の想いをします。
加えて部下が要領よく楽をするタイプだと
なおさらです。
僕はこれで警備「業界」が嫌になりました。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」に
その模様を描いてありますので、参考まで。
ただいくら要領よく楽をしたからといって、
これからも安泰であるとは限らない。
幹部の交代や、経営方針の転換。
もっと大きくは景気や社会情勢の変動で
左右されます。
楽ばかりしていては、この先おぼつかない。
だからと言って、前に出ていけば潰される
リスクがあります。
しかし闇雲に頑張るのは、リスクが高すぎ
ます。警備業界の使う側の考えを見れば
明らかです。
そこで、一つの方法として「選択と集中」
がヒントになる。
例えば頑張るなら、誰か一人の為に頑張る。
尊敬する上司でもいいし、クライアント側
の誰かでもいい。
この人の為に、喜んで欲しい。
このメンタリティーを原動力に頑張る。いや
努力する。アピールも重要です。
基準ははこの人に認められれば間違いない、
といった社会人として全うな人。
一人をターゲットとして努力することで、
努力の方向性を絞れます。この人は何を
すれば喜ぶのか。
上司なら警備業法を勉強して、質問に行く。
クライアント側なら、警備ならではの光る
パフォーマンスを見せる。(見せる警備)
努力の対象と方向性を絞る事によって、
無駄を少なくして成果を上げられるはず。
要は「この人の為に」と信頼して仕える
事ができるかということ。
「士は己を知る者の為に、命を捧ぐ」
上記は中国歴史家の司馬遷「刺客列伝」の
一節でありますが、命までとはいかなくても
自分の資源を捧げる対象に値するかどうか。
この辺の人の目利きが、警備業界のみならず
転職するにしても、重要になってきます。
警備で人の目利きを養えば、今後の人生の
財産になるに違いありません。
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