立場(ステータス)が変われば人間
関係も変わります。
カテゴリ「施設警備〜市役所葛藤編」の
A社市役所警備隊として、僕は立ち上げに
貢献してきた隊員と仲良くしていました。
後に3代目隊長となるO隊員。彼は元銀行
員で、土建会社の経理課長を経て警備会社
A社に来たのです。
彼の見識は度々、市役所警備隊のピンチを
救いました。隊長になってからも連携して
立ち上げの柱として誇りを持っていました。
O隊員は体調面から、市役所を離れ交通誘導
警備や、駐車場警備に従事するように。
市役所警備を入札で失い、僕はA社を去りB社へ
転職しました。
O隊員とはカテゴリ「暗中模索編」の頃まで
付き合いがありました。僕が職業訓練に行く
時はかなり長くカフェで話し込んだものです。
メールの近況報告もかなり頻繁で、一日一回
行う時もありました。
そんな日々でしたが、僕が警備業界からの
脱出が現実味を帯びてくると、連絡が減り
そのうちメールも来なくなりました。
O隊員は、僕が警備業界から脱出することに
懐疑的だったようです。年齢からしてそう
踏んだのでしょう。
しかし僕の粘りが勝り、今の職に就いている
事さえ知らないでしょう。完全に意識の外。
どうしてこうなったのでしょうか。
警備員時代は、仲良くつるんでいたのに
音信不通に近い状態になってしまった。
少し寂しいですが、今では前向きに捉え
ています。お互いの居る次元が違って
しまったのです。
警備業界の一員として、残りの人生を
過ごそうと決めた人と、それを拒否して
新天地を求める試みに出た人。
社会的ステータスが違っていけば、
付き合う人も変わっていくのです。
そして、新たな考えや情報を持った自分の
成長に有益な人が現れます。
警備からの転職を志す人たちに、覚悟を
決めるよう促している訳ではありません。
自分が成長すれば、環境も変わり人間関係
も変わる。この変化を前向きに捉えましょう。
警備に限りませんが、以前仕えていた上司が
大したことなかった、と思い返せるように
なったら、自分が成長したということなのです。
警備員からの転職、特に中年からは戦略性と
計画性が問われるアドベンチャーです。
もう少しましな環境といった宝を得るために
冒険をする。これが成長しないわけがない。
成長に合わせて人間関係もアップデート
される。
警備の世界を出て、実感した事です。
今居る環境を大事にしよう、と考える
人もいるでしょう。それも悪くない。
ただ僕は、警備からの転職の醍醐味の一つ
として伝えたかった次第です。
方向性が間違っていなければ、変化を恐れず
進む勇気は、前向きな展開を呼ぶに違いあり
ません。
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