僕が警備員を辞めた理由

警備からの転職に限りませんが、
新しいコミュニティに馴染めず、成果を
上げられないどころか貢献できない。



いわゆる転職失敗のパターンになる
リスクをはらんでいます。これは職能力
だけの問題とは言えなさそうです。



この原因は何か？答えはシンプルで
「ルールを知らない」事によります。



テニスなのにサッカーのつもりでプレー
して、いくら目立っても成果は上がり
ません。



スポーツを例にしましたが、要は職場の
しきたりを知らずに暴走してしまった、
ということ。



しきたりといっても、不文律として
潜んでいるものもあります。親切な
同僚に恵まれればラッキー。



そうでなければ、慎重に進み周囲の反応
を見ながら地雷を踏まないように行くしか
ありません。



なんでこのような事を言うかといえば、
警備もそうですが、前職の観念を持ち
出す人が多いからです。



それに加えて他人にマウントを取る人も
いる。職場で浮くに違いありません。



警備員への転職も同じこと。見た眼が
簡単なので舐めてかかってしまう。奥に
潜んだトラブルも、要領でかわせるさ。



そんな尊大さが、周囲に伝わります。
指導教育責任者クラスから見れば、一目
瞭然です。



職能力というより、人間性が警備では
大きく出てきます。



警備でなくても、我を抑え虚心坦懐に
業務遂行しようとする人に、職場の
不文律を教えたくなるもの。



逆に、尊大な態度が鼻に付いた人に
なってしまうと、「地獄に堕ちろ」と
職場のしきたりを教えられなくなる。



以前僕は、警備員からの転職でまずは
警備で成功する事を一つの要素として
挙げました。



成功し、評価される人が陥りやすい事。
「天狗になる」これです。



特にクライアント側から評価されるように
なれば、会社幹部との摩擦が起き始めます。



俺はこんなに評価されているのに、この
扱いは何だ、という不満が溜まって行きます。



それが態度にも表れて、ヒンシュクを買って
いたこともあるでしょう。



僕は幸い、天狗の鼻を折られるような
事をこれでもかとやられて軌道修正でき
ました。



成果を出したら、謙虚さを身に着けて
次の職場に馴染むための準備が要ります。



以上のことから警備からの転職で、特に
中年以降は、仕事上警備の経験値を使える
仕事を目指すのが低リスクです。



経験値をベースに新たな職場のしきたりに
馴染んでいく。警備の経験者として一目
置かれるなら尚良いでしょう。



くれぐれも言葉使いや態度に気を付けて、
謙虚に学ぶ姿勢を見せれば、新たな職場の
ルールにも適応できるに違いありません。



いい年して自分の事が見えていない、
こんな痛い大人にならないように気を
付けたいものです。自戒を込めて。

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