僕が警備員を辞めた理由

警備とは、五感を用い警戒し危機を未然に
防ぎ、顧客の生命や財産を守る仕事。



警備教本のような文言ですが、今日は
五感と言っても視覚や聴覚ばかりではなく、
嗅覚も大事という話をします。



但し、かなり臭い事案であったので、
食事前の方は閲覧注意願います。



カテゴリ「施設警備〜市役所葛藤編」の
頃でした。市役所警備を落札したA社。
寄せ集めの警備隊を投入。



施設警備の経験のない実質素人集団でした。
ミスをする度に管財課から「警備会社を
変えるぞ」と言われながら業務に従事。



管財課から排除命令が出た隊員が、何人も
交代しながら警備隊として形になりつつ
ありました。



そんなある日のこと、僕は市役所玄関前に
立哨していました。
変な、臭いにおいがします。



視界にはそれらしき原因物はありません。
変だと思って後ろを振り返ると・・・



なんと、後ろの植木鉢（直径約５０センチ）
に猫が糞をしていたのです。植木に隠れ
最初は気づきませんでした。



清掃担当に処理をお願いしましたが、
何とも臭い事案でありました。



警備において嗅覚は意外に大事で、
ガス漏れや、ボヤなど火災につながる
事案にいち早く気づくきっかけになります。



話はそれますが、僕は触覚も夜間巡回の
時に使っていました。窓のロック忘れを
気付く時です。



視覚だけでは暗いので見落とす恐れが
あります。実際に触ってみればロックさ
れていない窓は動きます。



五感を用いた巡回のポイントは、正常な
状態を知っておくこと。最初にあるべき
状態を伝える指導をする必要があります。



基礎を学んだら、その先は個人のセンスに
なるでしょう。これも経験から学べます。



いつもとは違う感覚、これが異状を発見
するキーとなります。先ほど挙げた臭い
もそうです。



疑問に感じたことは、上司や一緒に
組んでいる隊員に聞く事です。彼らの
経験値に照会を求めましょう。



五感を正常に働かせるためには、過労
状態で勤務させるのは御法度です。



これに留意しない労務管理を行う警備
会社は、信用を失っていくでしょう。

お名前.com

キャッシュゲットモール