新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2018年08月19日
隣地に入らずフェンスの横板を貼る方法【ウッドフェンスの作り方5】
ウッドフェンスの横板を貼る方法をご紹介。
お隣さんの土地に立ち入ることなく作ることができるので、お勧め。
フェンス用の支柱が立て終わると、いよいよ横板の設置。
基本的なハードウッドを切断するとか、下穴を開けるといった作業は、ウッドデッキ制作の中で説明しているので、ここではウッドフェンス特有の手順だけ紹介。
まず、支柱のデザインは、写真のようなものを前提に説明。
(ただの横板の場合には、支柱を立ててしまえば、あとは板を張るだけなので、特に説明することもないので。)
まず、支柱を立てる前に、支柱にひと手間加えておく。
それは、図の中で「受板」と書いた支柱に沿って、支柱の背後側に設置する板を付ける作業。
この板を付けることで、立体的なフェンスを隣地に入らずに作ることが可能となる。
支柱の長さは、【(イ)横板の高さ×枚数+(ロ)必要に応じて設定する隙間×隙間の数+(ハ)コンクリートブロックに刺す部分の長さ】なので、受板の長さは、(イ)+(ロ)の長さとなる。
そして、この受板を付けた支柱を、受板が隣地側になるように設置。
横板は、手前側にくる横板(図の中の濃い青色の板)は普通に支柱に固定していけばよいだけだけれど、奥側の横板(図の中の水色の板)は支柱の奥の受板に固定していく。
奥側の横板は、支柱の間隔毎に切断しなければいけないので、少々面倒だけれど、この方法であれば、例えば、お隣のフェンスが既に設置されていて、向こう側から作業できない場合や、お隣との関係が悪くて、こちら側からしか作業できないような場合でも、少し立体感のあるフェンスを作ることが可能となる。
仮に、作るときはこちらのフェンスだけでも、後に向こう側にもフェンスができた場合でも、手前側から解体したり、修理したりできるのがこの作り方のメリット。
お隣さんの土地に立ち入ることなく作ることができるので、お勧め。
フェンス用の支柱が立て終わると、いよいよ横板の設置。
基本的なハードウッドを切断するとか、下穴を開けるといった作業は、ウッドデッキ制作の中で説明しているので、ここではウッドフェンス特有の手順だけ紹介。
まず、支柱のデザインは、写真のようなものを前提に説明。
(ただの横板の場合には、支柱を立ててしまえば、あとは板を張るだけなので、特に説明することもないので。)
まず、支柱を立てる前に、支柱にひと手間加えておく。
それは、図の中で「受板」と書いた支柱に沿って、支柱の背後側に設置する板を付ける作業。
この板を付けることで、立体的なフェンスを隣地に入らずに作ることが可能となる。
支柱の長さは、【(イ)横板の高さ×枚数+(ロ)必要に応じて設定する隙間×隙間の数+(ハ)コンクリートブロックに刺す部分の長さ】なので、受板の長さは、(イ)+(ロ)の長さとなる。
そして、この受板を付けた支柱を、受板が隣地側になるように設置。
横板は、手前側にくる横板(図の中の濃い青色の板)は普通に支柱に固定していけばよいだけだけれど、奥側の横板(図の中の水色の板)は支柱の奥の受板に固定していく。
奥側の横板は、支柱の間隔毎に切断しなければいけないので、少々面倒だけれど、この方法であれば、例えば、お隣のフェンスが既に設置されていて、向こう側から作業できない場合や、お隣との関係が悪くて、こちら側からしか作業できないような場合でも、少し立体感のあるフェンスを作ることが可能となる。
仮に、作るときはこちらのフェンスだけでも、後に向こう側にもフェンスができた場合でも、手前側から解体したり、修理したりできるのがこの作り方のメリット。
境界ブロックを活用したフェンス支柱の立て方【ウッドフェンスの作り方4】
ハードウッドを使用したウッドフェンスDIYのキモとなる支柱の立て方はどうしたらいいのか?
よくある二段程の境界ブロックを活用した方法をご紹介。
ウッドフェンスの支柱の立て方は、ネットや雑誌で調べるとわかると思うけれど、土に直接埋めたり、金具を使って立てたり、色々な方法がある。
簡単に倒れないようにいろいろな工夫の仕方があるのだけれど、自分が今まで設置したのは戸建て住宅によくある境界線沿いに1段積まれたコンクリートブロックを利用した。
同じ環境の人もいると思うので、その方法を紹介しようと思う、
簡単にいうと、既存の境界ブロックの上にもう1段コンクリートブロックを設置して、そのコンクリートブロックの穴に支柱を差し込む作り方。
こうして紹介しておいてなんだけれど、フェンスはある程度の風圧に耐える必要があるもの。
倒れたり、風で飛んだりしたら周りのお宅を壊したり、人に怪我をさせてしまうので、自己責任で対応できる範囲の高さのフェンスを自分の敷地内に可能な限りガッチリと自己責任で作るということは常にこころがけておく必要があると思う。
ちなみに、自分の場合は、支柱の長さ1.5m位で、支柱の間隔1.2mくらいで制作。
台風の影響が凄い沿岸部に立地していて、東日本大震災も経験したけれど、今のところ全く問題は生じていない。
自分がやっている方法を図面にしてみたので、そちらを参照していただくといいのだけれど、作業手順は以下のとおり。
@ブロックに穴を空ける
A穴に鉄筋を入れる
Bブロックを積む
Cブロックの穴を塞ぐ
D支柱を立てる
Eモルタルの固まるのを待つ
今まで、この作り方で何回もフェンスを作ったけれど、一度、トリスタニアという、とても膨張収縮の大きいとされる木材を支柱に使用したとき、その収縮の影響で、ブロックにひびが入ってしまったことがある。
ウリンもそれなりに収縮があるようだけれど、ウリンで作ったときは大丈夫だった。
そういう意味では、これが完全な方法とはちょっと言い切れないので、ほかの方法も調べて、選択肢の一つと考えていただければと思う。
ちなみに、私は、こうしてコンクリートブロックを2段に積んだ後で、表面に接着力を高めたモルタルを塗りつけて、平滑にした上で、シーラーを塗り、白いペンキを塗っている。
こうすると、コンクリートブロックとは思えないいい感じになると自己満足しているので、ご参考まで。
よくある二段程の境界ブロックを活用した方法をご紹介。
ウッドフェンスの支柱の立て方は、ネットや雑誌で調べるとわかると思うけれど、土に直接埋めたり、金具を使って立てたり、色々な方法がある。
簡単に倒れないようにいろいろな工夫の仕方があるのだけれど、自分が今まで設置したのは戸建て住宅によくある境界線沿いに1段積まれたコンクリートブロックを利用した。
同じ環境の人もいると思うので、その方法を紹介しようと思う、
簡単にいうと、既存の境界ブロックの上にもう1段コンクリートブロックを設置して、そのコンクリートブロックの穴に支柱を差し込む作り方。
こうして紹介しておいてなんだけれど、フェンスはある程度の風圧に耐える必要があるもの。
倒れたり、風で飛んだりしたら周りのお宅を壊したり、人に怪我をさせてしまうので、自己責任で対応できる範囲の高さのフェンスを自分の敷地内に可能な限りガッチリと自己責任で作るということは常にこころがけておく必要があると思う。
ちなみに、自分の場合は、支柱の長さ1.5m位で、支柱の間隔1.2mくらいで制作。
台風の影響が凄い沿岸部に立地していて、東日本大震災も経験したけれど、今のところ全く問題は生じていない。
自分がやっている方法を図面にしてみたので、そちらを参照していただくといいのだけれど、作業手順は以下のとおり。
@ブロックに穴を空ける
既存のコンクリートブロックに2カ所、鉄筋を縦に刺すための穴を開ける。
この際使用するのは振動ドリル。
穴を開ける場所は、上に置くコンクリートブロックの穴(3箇所)のうち、支柱を立てない2カ所の穴の範囲内にする必要がある。
A穴に鉄筋を入れる
@で開けた穴に、ホームセンターで買った鉄筋を刺す。
私は、2〜3mある長い鉄筋をホームセンター(コーナン)で数百円で買って、お店の作業コーナーで鉄鋼用の丸鋸?で20センチ程度にカットして使っている。
Bブロックを積む
2段目に積むコンクリートブロックの穴にAで刺した鉄筋が入るように積む。
Cブロックの穴を塞ぐ
積んだコンクリートブロックの支柱が入る穴以外の穴をモルタルで塞ぐ。
このとき、まじめに全部モルタルで埋めると大変な量が必要になるので、適当に砕石をまぜたり(コンクリート状態)している。
D支柱を立てる
支柱を立てるために開けておいたコンクリートブロックの穴に支柱を垂直に立てて、隙間にモルタルを流し込む。
狭いところに流し込むので、モルタルは少し水分多めにしておく。
このとき、いきなりモルタルだけだと支柱がぐらつく場合には、固定するために、隙間に少量の砕石を落として動かないようにしてから、モルタルを流し込む。
Eモルタルの固まるのを待つ
あとは、半日程度、固まるのを待って完成です。
今まで、この作り方で何回もフェンスを作ったけれど、一度、トリスタニアという、とても膨張収縮の大きいとされる木材を支柱に使用したとき、その収縮の影響で、ブロックにひびが入ってしまったことがある。
ウリンもそれなりに収縮があるようだけれど、ウリンで作ったときは大丈夫だった。
そういう意味では、これが完全な方法とはちょっと言い切れないので、ほかの方法も調べて、選択肢の一つと考えていただければと思う。
ちなみに、私は、こうしてコンクリートブロックを2段に積んだ後で、表面に接着力を高めたモルタルを塗りつけて、平滑にした上で、シーラーを塗り、白いペンキを塗っている。
こうすると、コンクリートブロックとは思えないいい感じになると自己満足しているので、ご参考まで。
フェンス最適ハードウッドはウリン?バツー?【ウッドフェンスの作り方3 】
ウッドフェンスをDIYするときに使うハードウッド(樹種)は何がいいのか?
よく考えてからベストな選択をしたいところ。
自分の場合、ウッドフェンスDIYの材料選びも、ウッドデッキと同様に、2度は作りたくないという考え方の下、ハードウッドを採用している。
ハードウッドにもいろいろな種類があるわけだけれど、ウッドデッキDIYと同様に、部位によって部材は変えてよいと思う。
それでも、間違いなく施工後も美しいのは、ウリンかイペ。
写真では美しく見えないのが残念だけれど、この写真は、横板がウリン、屋根部分はイペを使用したもの。
実物は、ウリンの独特の深い色合いと、質感で高級感がある。イペもウリン同様かそれ以上に美しい。
特に時間が経過した後に他のハードウッドとの差は大きくなってくる。
ウッドフェンスの耐久性と見栄えを総合的に考えれば、全部の部材をウリンかイペにするのがベストには違いない。
でもいかんせんウリンかイペはお値段も高い。
あとは、ネットや雑誌などで常々言われるように、この2種類はハードウッドの中でもかなり硬い方の部類のため、施工に少し慎重さを要することになるのは間違いない。
イペはウリンよりも更に硬い印象。
あとは、ウリンは特に、赤っぽい樹液が多く出る。
よくネット通販業者のサイトを見ると、しばらくすると出なくなる、という風に書いてあるけれど、あれはちょっとセールストークが入っているのではないかと思う。
経験上、7〜8年経過しても雨が降るたびに薄い紅茶色の樹液が出て、白い壁が下にあるような場所で使えば渋のような汚れがつく。
それだけのポリフェノールが含まれているからこその耐久性でもあるのだろうけれど。
床面が白いところとか、白い外壁とか、汚れて困るような場所では、あえてウリンは避けたほうが無難だと思う。
漂白剤を使うときれいに落ちる場合もあるけれど、素材によってはそうでもないこともある。
一応、私がこれまでの経験からお勧めするのは、特に耐久性を必要とする支柱は耐久性を考慮してウリン、横板はハードウッドの中でも比較的加工しやすく耐久性もそれなりにあるセランガンバツかイタウバとすること。
※従来はセランガンバツ一押しをしていたけれど、近年は耐久性、手触りともに優れているイタウバの在庫やサイズが豊富で、低価格で購入できるようになっているので、選択肢に加えた。
ウッドフェンスの場合、ウッドデッキの床下とは違い、フェンスの支柱も外から見える状態で仕上がるため、材料を使い分けることによって色の違いが気になるところかもしれないけれど、色は、時間が経つとともにともに汚れや経年変化でシルバーグレーに変色していくので、半年、1年ほどでほとんど気にならなくなる。
横板をウリンにしない理由は、節約と加工性のほかに、もう一つあり、少しでも上のほうが軽いほうが崩壊の危険が少ないため。
ウリン(やイペ)とセランガンバツやイタウバでは、重さが結構違う。
実際の重さを見てみると、
ウリン20×105×2000 4.2kg
セランガンバツ 20×105×2000 3.9kg
(イタウバも3.9kg)
となっていて、ウリンのほうがセランガンバツより12%ほど重たい。
また、1人で施工することを前提とするので、作業上も軽いに越したことはない。(もちろん、クランプをうまく使えば、ウリンだって十分に1人で作れるけど。)
フェンスは、横板にはそれほど大きな力が加わるものでもないし、常に水につかるような状態でもないのだから、そこまでウリンやイペにするのは、よほど見かけ状の美しさに完璧を求めるような場合でなければ、オーバースペックなのではないかと個人的には思う。
ちなみに、ここでは横板にセランガンバツとイタウバを挙げたけれど、サイプレスなどウリンとの色の差が大きいものでなければハードウッドといわれるものならば基本的にはどれでも大丈夫ではないかと思うので、手触りとか、色味とか、比べて自由な発想で楽しく作るといいのだはないかと思う。
よく考えてからベストな選択をしたいところ。
自分の場合、ウッドフェンスDIYの材料選びも、ウッドデッキと同様に、2度は作りたくないという考え方の下、ハードウッドを採用している。
ハードウッドにもいろいろな種類があるわけだけれど、ウッドデッキDIYと同様に、部位によって部材は変えてよいと思う。
それでも、間違いなく施工後も美しいのは、ウリンかイペ。
写真では美しく見えないのが残念だけれど、この写真は、横板がウリン、屋根部分はイペを使用したもの。
実物は、ウリンの独特の深い色合いと、質感で高級感がある。イペもウリン同様かそれ以上に美しい。
特に時間が経過した後に他のハードウッドとの差は大きくなってくる。
ウッドフェンスの耐久性と見栄えを総合的に考えれば、全部の部材をウリンかイペにするのがベストには違いない。
でもいかんせんウリンかイペはお値段も高い。
あとは、ネットや雑誌などで常々言われるように、この2種類はハードウッドの中でもかなり硬い方の部類のため、施工に少し慎重さを要することになるのは間違いない。
イペはウリンよりも更に硬い印象。
あとは、ウリンは特に、赤っぽい樹液が多く出る。
よくネット通販業者のサイトを見ると、しばらくすると出なくなる、という風に書いてあるけれど、あれはちょっとセールストークが入っているのではないかと思う。
経験上、7〜8年経過しても雨が降るたびに薄い紅茶色の樹液が出て、白い壁が下にあるような場所で使えば渋のような汚れがつく。
それだけのポリフェノールが含まれているからこその耐久性でもあるのだろうけれど。
床面が白いところとか、白い外壁とか、汚れて困るような場所では、あえてウリンは避けたほうが無難だと思う。
漂白剤を使うときれいに落ちる場合もあるけれど、素材によってはそうでもないこともある。
一応、私がこれまでの経験からお勧めするのは、特に耐久性を必要とする支柱は耐久性を考慮してウリン、横板はハードウッドの中でも比較的加工しやすく耐久性もそれなりにあるセランガンバツかイタウバとすること。
※従来はセランガンバツ一押しをしていたけれど、近年は耐久性、手触りともに優れているイタウバの在庫やサイズが豊富で、低価格で購入できるようになっているので、選択肢に加えた。
ウッドフェンスの場合、ウッドデッキの床下とは違い、フェンスの支柱も外から見える状態で仕上がるため、材料を使い分けることによって色の違いが気になるところかもしれないけれど、色は、時間が経つとともにともに汚れや経年変化でシルバーグレーに変色していくので、半年、1年ほどでほとんど気にならなくなる。
横板をウリンにしない理由は、節約と加工性のほかに、もう一つあり、少しでも上のほうが軽いほうが崩壊の危険が少ないため。
ウリン(やイペ)とセランガンバツやイタウバでは、重さが結構違う。
実際の重さを見てみると、
ウリン20×105×2000 4.2kg
セランガンバツ 20×105×2000 3.9kg
(イタウバも3.9kg)
となっていて、ウリンのほうがセランガンバツより12%ほど重たい。
また、1人で施工することを前提とするので、作業上も軽いに越したことはない。(もちろん、クランプをうまく使えば、ウリンだって十分に1人で作れるけど。)
フェンスは、横板にはそれほど大きな力が加わるものでもないし、常に水につかるような状態でもないのだから、そこまでウリンやイペにするのは、よほど見かけ状の美しさに完璧を求めるような場合でなければ、オーバースペックなのではないかと個人的には思う。
ちなみに、ここでは横板にセランガンバツとイタウバを挙げたけれど、サイプレスなどウリンとの色の差が大きいものでなければハードウッドといわれるものならば基本的にはどれでも大丈夫ではないかと思うので、手触りとか、色味とか、比べて自由な発想で楽しく作るといいのだはないかと思う。
タグ:フェンス
フェンスは自分の土地に作りましょ!【ウッドフェンスの作り方2 】
フェンスを作る場所は微妙な場所なことが多いので、つまらないトラブルにならないように気をつけたい!
フェンスをDIYで作る場所に関して注意するべきポイントは?
そもそもの話として、どこに、フェンスを作るか?
道路沿い、とか、隣の家との間、とか、それは当たり前のこと。
もう少し細かい点にフォーカス。
よくヤフーの知恵袋などをみていると、お隣の土地との境界線上に作るものと思っている人が多いように見受けられる。
隣の家の敷地との区切りとして作るのだから自分の敷地だけに作るのは不公平、と思うのかもしれない。
もちろん、お隣さんと話しあいがついて、境界線上に作ることになれば、それはそれで結構なだけれど、境界線上に作らなければいけないということでは決してない。
むしろそうすべきでない。
なぜ、そのようなフェンスを境界線の上に作ろうなんて発想になる人がいるのかというと、昔は境界線上にお隣さん同士が費用を折半して作る場合が多かったことと、民法の中に、以下のような規定があることが理由と思われる。
でも、そうではない。
これは、「境界線上に作る場合のルール」を決めているだけなのであって、そもそも、お隣さん同士が話し合いの上で、「境界線上にフェンスを作りましょう」という前提になっていないときには、関係のないルール。
昔のように、隣近所の付き合いが深く、簡単に土地建物が売り買いされて、所有者が変わることを前提としていなかった頃は、仲のいい隣人同士折半でフェンスを作るのは合理的だったのかもしれない。
また、フェンスや仕切り自体のデザインにもこだわりがなくて、ただの壁が両方の敷地の中にあって向かい合ってるのも無駄なだけ、ということもあったかもしれない。
でも、土地、建物の売り買いが当然で、いつどんな人が隣人になるか分からない今の世の中では、仮に今の隣人との話がまとまったとしても、境界線上には作るべきではないと個人的には思う。
自分の家は自分の好きなデザインのフェンスや塀で囲むほうがトータルでの価値も上がると思う。
さらに、フェンスは長い年月の間に傾いたり、地震やアクシデントで壊れたりすることがある。
そのとき、話のできる隣人である保証はどこにもない。
仕事柄、土地の売り買いの場面を見てきたけれど、古い家のある土地にフェンスがあると、大抵、どちらか一方、又は双方が、自分の敷地の中に自分が立てたもの=フェンスがあるのは自分の敷地、と主張してモメる。
そうなると、地積測量図があっても、境界標があっても、公な土地の境目が分かるだけで、隣合う当事者(私人)間の所有権の境目と絶対一致するとは言えないから、答えのない迷宮入りしてしまう。
また、世代がかわってしまったお隣が土地を売るときになって、勝手にこちらが境界線上に作ったものだからどかせ、とか、売るときに新しいものにするから、費用を一部負担しろなどと一方的に要求されることもあり得る。
一時の節約やケチ心のために費用の折半目当てに厄介ごとの火種を抱え込むのはやめた方が利口だと思う。
そんな訳で、自分の土地の中(敷地内)に収まるように、自分の土地側から、お隣に入らずにフェンスを施工できる方法で作るのが今日的には良いのではないだろうかと思う。
フェンスをDIYで作る場所に関して注意するべきポイントは?
そもそもの話として、どこに、フェンスを作るか?
道路沿い、とか、隣の家との間、とか、それは当たり前のこと。
もう少し細かい点にフォーカス。
よくヤフーの知恵袋などをみていると、お隣の土地との境界線上に作るものと思っている人が多いように見受けられる。
隣の家の敷地との区切りとして作るのだから自分の敷地だけに作るのは不公平、と思うのかもしれない。
もちろん、お隣さんと話しあいがついて、境界線上に作ることになれば、それはそれで結構なだけれど、境界線上に作らなければいけないということでは決してない。
むしろそうすべきでない。
なぜ、そのようなフェンスを境界線の上に作ろうなんて発想になる人がいるのかというと、昔は境界線上にお隣さん同士が費用を折半して作る場合が多かったことと、民法の中に、以下のような規定があることが理由と思われる。
(囲障の設置及び保存の費用)これを読むと、フェンスは境界線の上に費用折半で作るのが当たり前かのような誤解を生むのかもしれない。
第226条 前条の囲障の設置及び保存の費用は、相隣者が等しい割合で負担する。
(相隣者の一人による囲障の設置)
第227条 相隣者の一人は、第225条第2項に規定する材料より良好なものを用い、又は同項に規定する高さを増して囲障を設けることができる。ただし、これによって生ずる費用の増加額を負担しなければならない。
(囲障の設置等に関する慣習)
第228条 前3条の規定と異なる慣習があるときは、その慣習に従う。
でも、そうではない。
これは、「境界線上に作る場合のルール」を決めているだけなのであって、そもそも、お隣さん同士が話し合いの上で、「境界線上にフェンスを作りましょう」という前提になっていないときには、関係のないルール。
昔のように、隣近所の付き合いが深く、簡単に土地建物が売り買いされて、所有者が変わることを前提としていなかった頃は、仲のいい隣人同士折半でフェンスを作るのは合理的だったのかもしれない。
また、フェンスや仕切り自体のデザインにもこだわりがなくて、ただの壁が両方の敷地の中にあって向かい合ってるのも無駄なだけ、ということもあったかもしれない。
でも、土地、建物の売り買いが当然で、いつどんな人が隣人になるか分からない今の世の中では、仮に今の隣人との話がまとまったとしても、境界線上には作るべきではないと個人的には思う。
自分の家は自分の好きなデザインのフェンスや塀で囲むほうがトータルでの価値も上がると思う。
さらに、フェンスは長い年月の間に傾いたり、地震やアクシデントで壊れたりすることがある。
そのとき、話のできる隣人である保証はどこにもない。
仕事柄、土地の売り買いの場面を見てきたけれど、古い家のある土地にフェンスがあると、大抵、どちらか一方、又は双方が、自分の敷地の中に自分が立てたもの=フェンスがあるのは自分の敷地、と主張してモメる。
そうなると、地積測量図があっても、境界標があっても、公な土地の境目が分かるだけで、隣合う当事者(私人)間の所有権の境目と絶対一致するとは言えないから、答えのない迷宮入りしてしまう。
また、世代がかわってしまったお隣が土地を売るときになって、勝手にこちらが境界線上に作ったものだからどかせ、とか、売るときに新しいものにするから、費用を一部負担しろなどと一方的に要求されることもあり得る。
一時の節約やケチ心のために費用の折半目当てに厄介ごとの火種を抱え込むのはやめた方が利口だと思う。
そんな訳で、自分の土地の中(敷地内)に収まるように、自分の土地側から、お隣に入らずにフェンスを施工できる方法で作るのが今日的には良いのではないだろうかと思う。
タグ:フェンス
フェンスのデザインは?【ウッドフェンスの作り方1】
高耐久ハードウッドでウッドフェンスをDIYすることにしたのはいいけど、どんなデザインがあるのか?
ウッドフェンスをDIYするのも、ウッドデッキをDIYするのも技術的には大差ない。
どうせなら自宅の周りや、ウッドデッキの周りを自分の好きなデザインの、腐りにくいハードウッドのフェンスで囲うのも良いのではないかと思う。
自宅を新築したとき、外構は、駐車スペース2台文の土間コンクリートと、機能門柱を頼んだのと、勝手に境界部分に設置された地表に1段出たブロック以外は、全て自分でデザインしてリーベなどのネット通販で材料を購入してDIYで施工した。
フェンスのデザインは色々。
板をフラットに横方向に張るタイプや
同じ横板だけれど、凹凸をつけたタイプ
それと、縦に板を貼るタイプ。
自分は横板しか作ったことがないけれど、縦でも同じように板をフラットにするか、凹凸をつけるかのバリエーションがある。
また、目隠し要素を重視するかどうか、風の強い場所かどうかで、板の間隔や、フェンスの高さを決めることになる。
私が気に入っているのは、横板に凹凸を付けて張るタイプ。
このフェンスの良いところは、立体的なところ。
ともすると牧場のようになりそうなウッドフェンスに、すこし洗練された印象を加えられる。
また、正面から見ると横板に隙間がなく、目隠し効果が高いにもかかわらず、日差しが入ったり、風が通ったりと、機能的にもすぐれているから。
単に横板を張るよりも、手間がかかるけれど、オススメなので、このフェンスの作り方を説明することにしたい。
この作り方ができるなら、他の作り方は簡単なので参考に見てみてほしい。
ウッドフェンスをDIYするのも、ウッドデッキをDIYするのも技術的には大差ない。
どうせなら自宅の周りや、ウッドデッキの周りを自分の好きなデザインの、腐りにくいハードウッドのフェンスで囲うのも良いのではないかと思う。
自宅を新築したとき、外構は、駐車スペース2台文の土間コンクリートと、機能門柱を頼んだのと、勝手に境界部分に設置された地表に1段出たブロック以外は、全て自分でデザインしてリーベなどのネット通販で材料を購入してDIYで施工した。
フェンスのデザインは色々。
板をフラットに横方向に張るタイプや
※このフェンスの材料はウリン
同じ横板だけれど、凹凸をつけたタイプ
それと、縦に板を貼るタイプ。
自分は横板しか作ったことがないけれど、縦でも同じように板をフラットにするか、凹凸をつけるかのバリエーションがある。
また、目隠し要素を重視するかどうか、風の強い場所かどうかで、板の間隔や、フェンスの高さを決めることになる。
私が気に入っているのは、横板に凹凸を付けて張るタイプ。
このフェンスの良いところは、立体的なところ。
ともすると牧場のようになりそうなウッドフェンスに、すこし洗練された印象を加えられる。
また、正面から見ると横板に隙間がなく、目隠し効果が高いにもかかわらず、日差しが入ったり、風が通ったりと、機能的にもすぐれているから。
単に横板を張るよりも、手間がかかるけれど、オススメなので、このフェンスの作り方を説明することにしたい。
この作り方ができるなら、他の作り方は簡単なので参考に見てみてほしい。
タグ:フェンス