2015年05月18日
「髪を濡らして即シャンプー」がNGな理由
髪を洗うとき、お湯で濡らして、すぐにシャンプーをつけていませんか?
誰もがやっているこのやり方、実はNGなんです。毎日“なんとなく”髪を洗い続けていると、頭皮や髪に大きな弊害をもたらすことに……。
そこで今回は、あらためて“正しい洗髪方法”をご紹介します。
■まずはお湯で3分! 今日から見直したいシャンプーの手順
髪の総合情報サイト『頭美人』運営担当の中川ゆかりさんによると、頭皮は皮脂分泌が多く、きちんと洗い流せていないと細菌や微生物が繁殖し、ニオイやかゆみ、フケの原因になるそう。また、毛穴に皮脂がつまり、抜け毛や頭皮ニキビをも引き起こしてしまいます。
髪と頭皮を傷めずに汚れをしっかり落とすには、以下の手順で洗髪するのがおすすめです。
(1)お湯の温度は38〜40度
熱すぎると必要な皮脂やうるおいまで洗い流してしまい、頭皮や髪の乾燥を招きます。また、温度が低すぎても汚れを十分に落とせません。38〜40度が最適です。
(2)“お湯のみ”で3分程度洗う
髪を濡らしてすぐにシャンプーをつけるのはNG! 実は髪表面についたヘアワックスやスプレーは、丁寧に洗えばお湯だけでも十分に落とすことができます。お湯である程度の汚れを落としておくことで、その後使用するシャンプーの量も減り、ガシガシ洗わなくてもスッキリ汚れを落とすことができます。爪を立てるのは厳禁です!
ショート〜ミディアムヘアの場合は2〜3分を目安に、ロングヘアは3〜5分を目安に指の腹を使って頭皮をマッサージするように優しく洗ってくださいね。
(3)シャンプーは“泡立てネット”でモコモコに泡立てる
シャンプー剤は刺激が強いものが多く、そのまま地肌にのせるとかぶれの原因になることも。シャンプーは必ずモコモコに泡立てて泡で洗うようにします。とはいえ、慣れていないと上手に泡立てることができなかったり、時間がかかってしまったりしますよね。
そこで、おすすめなのが泡立てネット。最近は専用の泡立てネットが100均でも販売されているので、是非使ってみてください。
(4)泡立てたシャンプーを頭にのせ、指の腹で洗う
お湯で洗ったときのように、爪を立てずに指の腹でマッサージするように洗います。「気持ちいい」と感じる力加減で、優しく頭皮を動かすように行うのがポイント。
(5)すすぎは「よし、流せた!」からあと3分!
シャンプーの泡をしっかり流し、「ぬるつきがないからもう大丈夫」と思っても、まだ頭皮に残っていることがあります。その洗い残しが蓄積され、頭皮や髪の毛の様々なトラブルを引き起こすのです。洗い流せたと思ってから、さらに3〜5分程度すすぐようにしてくださいね。
これで洗髪はOKです。このあと、トリートメントで栄養補給と保湿をし、コンディショナーで表面をコーティングすれば完璧!
抜け毛や薄毛、頭皮の乾燥やかゆみが気になる女性は特に、今日からこれらの洗髪方法を実践してくださいね。