2015年07月02日
Story of My Life
本日は、久しぶりに
意訳シリーズをば
CMできっと聞いたことが
あると思います。
内容が難解ということでも
有名なような……
PVを参考にしながら、
かなり個人的に解釈をしながら、
訳してみました
様々なサイト様が訳して
おられますが、
それぞれのサイト様によって
結構訳した内容が
異なってるような曲です
ので(←)
思いっきり、振り切って
意訳していきました
よって注釈も盛りだくさん!苦笑
PVを参考にしているので
PVと共にお楽しみ下さいませ
Written in these walls are the stories that I can't explain
I leave my heart open but it stays right here empty for days※1
壁のなかに描かれているのは、
説明なんてできないような物語
心を閉ざしているつもりなんてないんだけれども、
ここ数日何も感じられず呆然自失の状態だよ
She told me in the morning she don't feel
the same about us in her bones※2
It seems to me that when I die these words
will be written on my stone
その朝過去が語りかけてきた、
過去に戻ったつもりになって考えを巡らしたって
実際の過去とあなたが思い描く思い出は
本質において
全く同じものじゃないのよ、と。
その言葉は僕が死んだ時に
墓石に刻むであろうほど
大きな意味を持つ言葉のようだね
And I'll be gone gone tonight
The ground beneath my feet is open wide
The way that I been holdin' on too tight
With nothing in between ※3
さて、僕はもう行くよ。
過去と決別して未來に向かうんだ。
足元が大きく開いてなくなってしまう。
でもこの道は、僕があまりに今まで
固執し過ぎた生き方だから。
それによって何も得られもしないのに。
The story of my life I take her home
I drive all night to keep her warm and time
Is frozen ※4
The story of my life I give her hope
I spend her love until she's broke inside ※5
The story of my life
僕の人生の物語。
僕はそれのためと言って一晩中
過去の中をさまようよ。
本当は僕が思い出を
暖かく美しいものとして
はっきり覚えていられるように
なんだけどね。
そうしていたら時間が
止まるんだ。
思い出には希望が満ちていたと思い込んで。
過去の持つ優しさの中にどっぷり浸かって過ごす。
そのうち過去が僕によって歪められてしまうまで。
そんな僕の人生の物語。
Written on these walls are the colours that I can't change
Leave my heart open but it stays right here in its cage
これらの壁の上の色を
変えることは出来ない。
殻に閉じ籠ってるつもりはなかったけれど
やっぱり心が殻を破れないみたいだ
I know that in morning I'll see us in the light upon the hill ※6
Although I am broken my heart is untamed still
分かってる、今こそはじめるその時だと。
夜は終わりだ、丘の上に日が昇るのを
見ながら今を生きていかなくちゃ。
そう頭では分かってるんだけれども、
心がまだ受け入れられないんだ。
And I'll be gone gone tonight
The fire beneath my feet is burning bright ※7
The way that I been holdin' on so tight
With nothing in between
さあ、僕は行かなくちゃ。
ふつふつとだけれども意欲は燃え盛っているし
明るい希望も感じているんだよ。
今までは過去に固執し過ぎたから、
何も残らなかったんじゃないか。
The story of my life I take her home
I drive all night to keep her warm and time
Is frozen
The story of my life I give her hope
I spend her love until she's broke inside
The story of my life
And I been waiting for this time to come around※8
But baby running after you is like chasing the clouds
僕はずっと、僕にとって最も
素敵な時がもう一度巡ってくるのを待っている。
でもねぇ、やっぱり過去の後ろを追うようなことは
雲を追っているのと同じようなことだね
The story of my life I take her home
I drive all night to keep her warm and time
Is frozen
The story of my life I give her hope
I spend her love until she's broke inside
The story of my life
The story of my life
The story of my life
The story of my life
※繰り返し部分は
和訳をのせていなかったりします
*..注釈...*
PVを参考にするならば、storyとは、
自分自身の過去のことだと思います
過去の中でも、楽しかった頃の思い出
まだ自分は子どもで、
毎日が楽しくてしょうがなかったような
PVを見ると、用いられている過去は
家族との思いでばかりなのですが
家族に焦点が当たっているというよりも
親に見守られ、心配することなんて
なく可愛がってもらえて
兄弟と純粋に遊んでいられた
その時そのものを
懐かしんでいるような
印象を受けました
膨大な量の写真に映っている
小さな少年達の曇りの無い目
そんな頃を、ふと思い出して
ノスタルジーになるのは
誰しもありうることだと思います
そして、そんな頃の思い出は
それが幸せであればあるほど
今と比較してしまう
今もあの頃と変わらない、と
信じたくなってしまう
だから、主人公達は再現する
写真と全く同じ場所で
全く同じポージングをとる
過去の写真の中に
入り込んでみる訳です。
自分以外は
過去の人々だから
止まっている。
過去のあの時で止まっている
でも、それを不気味に
思う訳でもなく
優しげな眼差しで主人公達は
過去の人を見つめる
過去の物を手にとって
愛おしげに眺める……
でも、果たして本当に
あの頃は、そんなにも美しかったのか
悲しいこと、辛いことだって
あったんじゃないだろうか。
今そのままを再現したからといって
本当に、それで
今の自分は幸せになれるのか
そんなことばかりしていては
全く前に進めないのではないか……
辛いこと、茫然自失になって
しまうほど辛いことだけれども
過去は過去と思って
決別して、今にもっと
向かいあっていくことが
必要なんじゃないだろうか
だって、story of my lifeは
終わった訳じゃない
まだまだこれからも
続いて行くんだから……
と、長くなりましたが、
PVそのものの解釈は
以上のような感じで
行いました。
以上をふまえて、注釈へ
参りましょう。
※1 leave my heart open
は直訳ならば、心をオープンに
したままにする。
心を開いて、様々なものを
感じ取れるように
しているつもりなのに
やっぱり心には何も
入ってこない、空っぽ
茫然自失の状態。
※2 すみません、とてつも意訳です
she don't feel the same about us in her bones
彼女は私たち(彼女と私)について
彼女の骨の髄から同じだと
思うことはない
⇒過去をおそらく美化しながら
思い出して浸っている主人公に
そのままの過去が語りかける
私自身と、あなたの思い描く思い出(あなた)
が、本当に同じだとは
思わないわ、と。
※3 過去と決別して、現在もしくは
未来と向き合う新しい生き方を
今からしよう、と思う。
だから、今まで歩いてきた
過去に固執しながらの道は
ぽっかり穴があいて、
主人公はそこからは
落っこちちゃう。
でも、そのway は nothing between
(何もない)んだから、
その道から外れることが
悪いわけでもなかろうと
※4
take her home
(思い出を家(過去)につれていく)
するために、
主人公はタイムマシンの隣の席に
思い出を乗せて、運転しながら
時空を遡っていきます。
そうやって、
過去に思いを馳せるのです。
現在の自分という目線で
過去を見ない。
現在という時空に主人公は
居たくない。
美しい思い出が生まれた
過去へいきたい。
幼少期の純粋な目で、もう一度
世界を見て見たい。
だから、過去へ行く
その世界はあの時で時間が
止まっている。それでもいい。
※5
そうしているうちに、
本物よりも美しくて都合のいい
storyが主人公の中で作られる。
主人公は過去に希望を持たせる
過去は希望を持っていたのだと
思い込みたいのであって、
過去にはloveが満ち溢れていたと
思い込みながら、そのloveの中で
時を過ごす。loveを堪能する。
実際には今の主人公が思うほどに
過去の主人公がそこまで
理想的な子ども(今の主人公目線から見て)
だったかどうかは怪しい。
世界がそれほどまでに理想的
だったのかも、怪しい
けれども、事実を主人公は捻じ曲げる。
だから、本当の過去における事実は
主人公によって壊されてしまう訳です
※6 朝は、夜との対比でしょうか。
過去に遡っていた夜は終わり、
太陽が昇る。主人公が
現在に目を向けるその時。
そう頭では分かっている
(I am broken)
のだけれども、
心が飼いならされない
(my heart is untamed)
※7 心から燃えている訳じゃない
けれども、足元で火が明るく燃えている
意欲に燃え、希望を感じさせる
表現のように思いました
朝が来て、さあ、過去よさよなら、
という時、足元からだから
心の奥底からさあやるぞーっ
という程ではないにしても
足元からふつふつと
湧いてくる、意欲や希望
※8 主人公は、this time
(これは今というよりは
今まで散々振り返ってきた
あの時、この時、といった
過去における素晴らしき時間
ではないか、と解釈しました。
this time なので無理が
あるのですが……)
がまた巡ってくる、
あの時とそのまんま
同じ時がやってくると
待ち続けている。
けれどもその不毛さにも気づく
そして、最後、過去を
全く動かさないように、と
過去の人々に
触れようとしなかった
主人公達が
その人々に触れる
人々の時間が再び
動き出す
(なんだか、ドラえもんで
そんな道具が
あったような…蛇足ですね)
今現在の家族を
抱きしめる。
新しいstory of my life
を予感させてPVは終了。
と、このような感じで
先程のような訳に
なりました。
さて、story of my lifeに関して
補足なのですが、
It's the story of my life.
で、(不運を嘆いて)
私はいつもそういう目にある
こういう運命だ
という意味のようです
しかし、この曲から
そのような悲惨なイメージを
私は受け取れなかった為
あえて全力無視を
決め込んでいます苦笑
しかし、まぁ、
過去にこだわって
前に進めない、という点では
嘆きながら
story of my life
と言っても、
違和感はないのでしょうか…
とにかく、解釈の難しい曲です
文法的にも、似たような部分で
in と on・too とso等
微妙に言葉を変えていて
こだわりがあるのかなぁ、
と思わせます
本日は長くなりましたが
最後までお付合い下さって
ありがとうございました。
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